FCWA会員自己紹介

2021.4.1

JN7KRH局


 

 リタイアに伴い、居を定めた郡山市で固定局を開局し、早速、FCWAに加えていただきました。その数年後には、実家の喜多方を常置場所とした移動局も開局しました。



 本拠地の郡山では完璧なアパマンハムで、ベランダに立てた5mの釣り竿アンテナとATU(AH-4)で運用しています。ただし、3.5メガでは流石に苦しいので、ベース部にいい加減なローディングコイルを入れて同調させています。また、マンションの規約上、ベランダにBSアンテナを超えるものを設置するとお叱りを受けそうなので、なるべく目立たぬよう、アンテナを立てるのは、原則、夜間のみ、止むを得ず日中運用する時は、サッと立てパッと撤収することを旨としています。コソコソ運用のお陰か、今のところは事なきを得ています。なお、実家の喜多方でも、ワイヤーアンテナとATUで済ましています。



 初めて免許をとったのは、中学のとき、電話級アマチュア無線技士でした。子供の頃から、工作や機械いじりが大好きで、「模型とラジオ」という雑誌の記事に目を輝かせたものです。その延長線で、友達との無線ごっこが始まり、親に泣きついてようやく買ってもらったリグ(トリオ TRH-1)で開局しました。喜び勇んでオンエアーしたものの、水晶は7メガの1個しかなくAMでは出る隙間がありません。その上、大人に混じって交信するのにも気後れして、結局、友達以外とはほとんど交信せず、自然消滅になりました。当時使ったアンテナは、見様見真似で作った怪しげなもの で、よく隣のおじさんから、「またテレビから声が聞こえていたぞ。」などと苦情を言われました。あの頃はほとんど受け流していましたが、今思えば、ご近所の方々には大変、申し訳のないことをしたものです。+



 その後、数十年ごとに、無線に対する関心が湧き上がり、あちこちで開局しては局免を流すことを繰り返してきました。今のコールサインは、その復活制度を知らずにいただいた7エリア2つ目のコールサインです。
 郡山では、ハイバンドで、かすかに聞こえるDX局を狙うのを楽しみにしていましたが、所詮、5mの釣り竿アンテナ、10年でようやくDXCC123です。コンディションの低下とともにアンテナの上げ下ろしが億劫になり、HFはFCWAの交信会に参加する程度となりました。代わりに2m和文がメインとなりましたが、いつまでたっても納得できる技量には至らず研鑽あるのみです。
 どうぞよろしくお願いします。

                        JN7KRH 上野秀映