FCWA会員自己紹介

2020.8.1

JN7PKC局


 

みなさん、こんにちは。JN7PKC池田 稔です。自己紹介をいたします。

 やはり出発は第四級アマチュア無線技士合格です。平成7年ころだったと思います。ポケットサイズの問題集を購入(いわゆる完マルではありません)し、2週間の勉強により仙台市にて受験し、一問を除いて正解、そして見事合格。当時宮城県に住んでいたため仙台市のハムショップ「協和無線」(今は無いようです)にてケンウッドのTS-570やアイコムIC-207、電源等を購入しアマチュア無線人生が始まりました。

 アパートのベランダにモービルホイップを立て、144MHzや430MHzの交信に明け暮れていました。

 IC-207をもう一台購入し、今度は車にセッティングでモービル三昧。近くの山に登りこれまたCQ三昧。週末は食料と酒を購入し夏でも冬でも車中泊にて飲んだり騒いだり!(TS-570は空中線がまだ無いためラジオを聴くだけ)

 福島に戻りまして、やっと悲願の空中線を建てることができました。特に自慢は致しませんが、わがアンテナ群をご覧ください



TS-570にもやっとアンテナを接続し、HFやら50MHzやらでCQを出すことやQSLカードを記入することに喜びを感じる日々でした。

 さて、やはりというか、とうとうというか、ついに私にもマンネリ感が襲ってきました。何をやってもツマラナイ、ただ単にマイクを持って交信することだけに飽きてきたのです。何とかしたいなぁ~、そう思案していたところ見つけたのがRTTY(ラジオテレタイプライター)でした。欧文の文字で交信するそうです。そこでいろいろ調べてみると、ある一冊の本が中心になっているのに気づきました。CQ出版社の「MMTTY実践運用マニュアル」という本です。



 ヤフーのオークションにて手に入れ首っ引きで独学‼しました。

 しかしここで問題が! そうです、インターフェイスが必要なんだそうです。さ~て困ったぞッ。なにせ私は半田ごてが大の苦手。そこで困ったときのヤフオク(ヤフーオークション)。ダメ元で検索するとナントたくさんありました。落札後機種名を伝え、追加料金を払ってコネクタを改造してもらい手に入れました。今度は接続で四苦八苦。初期設定で四苦八苦。音声モニターの方法がわからず仕方なく手持ちの短波ラジオDE1103のSSBモードでワッチ。



ソフト上のそれぞれのボタンに交信内容をメモリーさせて、イザッCQ。ありがたいことにちゃんと返信が返ってきました。ひと安心です。疲れました。さて、一通りやってみると、やはりワンパターンであることに気づきました。私の空中線ではつながる局はいつも同じ、話すことも599とQTHとハンドルだけを伝え73で終了です・・。

 確かこのころHAMショップの店長さんから、実技なしで3アマが受験できるとの情報があり、「べつにCWなんてやらないのに取ってもなぁ・・」と思いつつ受験、合格。



 また、何がきっかけだったか忘れましたが、このころ知ったのがWiRES-Ⅱです。今はデジタルのWiRES-Xですが、私はその前のアナログのWiRES-Ⅱになります。押し入れにしまってあったハンディ機VX-7を引っ張り出してきて最初につながったのが、八丈島のノードオーナーさんだったと記憶しています。つながる場所を選べますので、できるだけ長距離で変わったところ、ということで選びました。霞が関に住んでいる局長さんともつながりました。JH7UBC畠さんとも何度もつながっています。他の人からは「そんなの無線じゃねぇ」って色々言われました。そこであの、東北大震災の発生です。無線どころではなかったですね。

 そんなこんなでやっとCW。「世界中の人々と交信できます、とかなんとか」のうたい文句に魅かれ、ネットで検索、するとやはり一冊の本が度々出てきます。ネットで購入しようとしましたが絶版。今度もいつものヤフーオークションにて落札購入したその本の題名はCQ出版社の「モールス通信」です。一から始める私にとってたいへん解りやすい本でした。そしてそこに名言がありました。「電信は目ではなく耳で覚えるものだ」とのこと。練習初めの当時、意味が解りませんでした。「覚えればいいんでしょ」と思い込み、短点と長点で覚えていきました。これがつまずきの始まりです。相当昔に買ったミズホ製「ピコモールス」を引っ張り出してきてテキストを見ながら練習、練習。ヤフーオークションで購入した中古のカセットやCDで練習、練習また練習





 ところがある日、実際の音を聞いてみるとなぜか短点と長点にしか聞こえません。どれがAだ?、いまのはDか?。短点長点、ゆえにA。長点短点短点短点ゆえにBであると判明、では間に合いません。「シマッタッ!」。長点や短点を数えていては上達できない!耳で覚えるとはこのことか!それからはカセットを音を聞いて覚えることに徹することにしました。音、音、音。しかし続きません。数秒で耳が嫌だ、と言います。慣れが必要だと思い、こんどは実際の交信を音を小さくして聞き流すようにしました。テレビを見るときも、食事をするときも、本を読むときも聞き流します。安定化電源の唸る音がうるさいですが我慢です。そうすると決まったフレーズが何回も聞こえてきます。これがCQ、DE、73、TUだったわけです。こんどはヘッドホーンで聞いてみました。静かです。交信の音しか聞こえません。上達しそうな気がします。「ん?」なにか別な音が聞こえます。ヘッドホーンを外すと同居の父が私を呼んでいました。ヘッドホーンも良し悪しですね。それから私はイヤホンで聞いています。

 さて、この原稿を書いているこの時期、「福島マラソンコンテスト」が開催中です。私も参加しています。本日は早朝にマルチを稼いだのでゆっくりとこれから交信をして点数を稼ぐ予定です。また、毎週水曜日には3.5MHzでJH7UBCの畠さん中心にロールコールをやっています。私もかつてたった一度だけ参加したことがあります。何を打ったか覚えていません。しかしながら、記念にボイスメモリに録音しています。恥ずかしくて聞けません。墓場まで持っていきます(笑)。

 どちらかというと私は早朝縦ブレでの交信が好きです。なぜか全国のAコールのOMさんが縦ブレで応答してくれます。遅くても文句ひとつ言われません。また、外国の局がCQを出しているのにぶつかったりもします。いや~やっぱりCWっていいもんですね。(水野晴郎風で)

   
 CW Activity Award                         My Key