2008年巻頭言

 師走を駆け抜けよう

巻頭言 2008年12月1日 発行:福島CW愛好会


※このHamradioのWebサイトのURL(アドレス)変更のお知らせ!
   
  現在のURLは、間もなく解約されると思われますので、今後はhttp://www.bea.hi-ho.ne.jp/yooln/ へ、アクセスしてください。
  ”お気に入り”への変更をお願い致します。
  
  トップ画面は、イメージで1枚の絵となっており、編集が巧く出来ませんのでそのまま、引き継ぐ事に致しました。
  EXTRAは、齋藤さんのページでしたので、そのまま残します。
  齋藤編集長と永年二人三脚で編集して参りましたが、  これからは一人で他のページをゆっくり編集して参ります。
  
  ご意見、ご感想などございましたら、メールでお寄せ下さい。
  追悼文は、どなたでもご縁のあった方に書いて戴きたいと思っております。
  宜しくお願い致します。
  
  12月19日 JI7VBW / 堀切洋子


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●訃報                                                      
 JA7SSB齋藤醇爾編集長が、12月2日夜に心不全で他界されました。

○JA7SSB齋藤さんを偲ぶ会                
 
 日 時 : 2009年1月18日(日)午後1時〜4時
 会 場 : 花みずき(福島市荒井)
 会 費 : 1000円(昼食代)
 内 容 : SSBさんとの思い出を語りあって故人を偲ぶ。
 申込み : 1月14日(水)までに、事務局へ

○「追悼文集」の発行
 お一人おひとりに、それぞれの思い出がお有りだと思います。
齋藤さんと関わった日々の事柄や、齋藤さんから影響を受けた事など
楽しかった思い出を綴って戴ければ嬉しいです。
字数は問いませんので、ワードかメモ帳にお書きの上、メールに添付して、
事務局へお願い致します。
 年末年始で、ご多忙とは思いますが、上記「偲ぶ会」で発表できればと
思いますので、1月12日(月)までにお願い致します

※ 上記2項とも、どなたでもご参加下さい。
 皆様のご出席とご協力をお願い致します。
                                                                                                            
 残念ながら、下記の文章が遺稿となってしまいました。                                                    12月16日 JI7VBW

●今年も余すところ1ヶ月となりました。”師走”と聞いただけで、あわただしく感じるのは何故でしょう? 他の月より増える作業といえば、大掃除と年賀状書きでしょうか。確かに厄介な作業ですが、サボるわけにもいかないのも事実ですから計画的に早めに済ませたいものです。年賀状といえば、今年は例年より喪中のハガキが多く届いているのですが、FCWAメンバーのOQG松田さんやAYK佐藤さんのお父様の訃報が届きました。心よりお悔やみ申し上げます。

○"CQ WWDX Contest CW"が、1日の9時に終了しました。私も時々7メガや14メガをワッチし交信しましたが、早い速度はコールサインが一度では聞き取れないので何度も書き取れるまで聞かねばなりませんし、呼んでも呼んでも拾ってもらえなかったりして、なかなかスムーズな交信とは言えない状態でした。それでも私の場合、フォーンのコンテストではネイティヴの発音を聞き取るのが大変難しいので、CWの方がはるかに参加し易いと思っているのです。送信は599+コンテストナンバーだけですし、このような世界的なコンテストでは、日頃聞こえない局と交信できるチャンスでもありますから、コンテストが苦手な方もチャレンジされると良いと思います。

○最近は、記念局の運用が多くなされていて、送信内容も599のレポートのみでよく、一方的に綺麗なQSLカードが戴けるせいか、結構人気があるようです。今月運用される記念局の紹介は、「CQ誌12月号」181頁に掲載されています。又、国内でアクティヴにQRVされている局は、JーCluster(http://qrv.jp/)でモード、バンド別に調べられるようになっていますので、こちらを参考にしながら効率よく交信が出来るようになりました。今月はあわただしい月ではありますが、1日1局でも楽しみたいものです。

       2008年12月1日 FCWA事務局 JI7VBW/堀切洋子

 
  ●事務局長が書かれたWW CW DX Contestが29、30、1日の午前9時から48時間行われました。そろそろ来年が元気な保証は少なくなってきたので(?)今年は日曜日はフルで出ようとシャックを整理して頑張ってみました。漫然とCQ TESTを叩くのを好まない私はカントリィを中心とゾーンを中心にして参加しました、JARLのJA1AYOさんがアクティヴだったのが耳に残っています。皆がCTかZ Logで出てるのでデュープが少ないこと、送信速度は25 w.p.m 即ち125文字/分以上で叩くのですからVBWさんの言うように聞き取りは楽ではありません。SSN最小期の所為でアフリカの信号はマバラでしたが、アメリカと旧ソ連圏はアクティヴでした。14メガを中心に呼びに回りましたが、それでも130局、34ゾーン、40カントリィを物したのです!!

○月曜日は野暮用で東京に出張でしたから早々に寝たのですが、20時間シッカリ椅子に座って運用したら月曜日は尾?骨が痛くて困りました。それでもコンテスト中に「Jun! you are still young」と叩かれたり、Hay Jun, are U OK? と少なくとも10局から聞かれて日頃もっとアクティヴに出なければいけないと感じたのです。ローカルのハムとの親交も大切ですが世界に広がるハムとのお付き合いはもっと大切なのかもしれません。老人になると視野が狭くなりがちです。卓上の新しいIC-7800とIC-7700そしてコンテストLogで参加しましたが、、昔は製図版に貼ったデュープチェックを見ながらの運用だったのです。ナンとサマ変わりしたことでしょう!寒くなるとフロに入り、食事はXYLが作ってくれました。今は全てを自分でしなければなりません。大変でした Hi !

○さて師走。世の中は未曾有の経済不安定で恐慌のただなかにあります。政府の投入する金融資本の何兆ドルは何処に消えたのでしょうか? 物理的に考えると消滅する物はないので何処かにこの消えたお金はあるはずです。ドコに行ったのだろうと考えていました。結果的にはアメリカとか新興国の貧しい人達の住宅に消えたのです。或いは一瞬のお金持ちになったホリエモンさんのような人や小室さんにたかった人達の浪費に消費されたのです。それだけです。OPEC諸国の繁栄も我々が結果的に負担しました。増大する戦費(アフガン・等の中東のテロとの戦いとかも含まれます)もあるでしょう。人事ではないのです。遠く離れた日本の我々が負担するオカネに気付かねばなりません。毎日の紙面を賑わす倒産する会社も大変です。福島県の主だったスキィ場とかホテルはなべて更正会社か更生中の会社です。気息奄々の状態が一刻一刻、死に瀕しています。この中でマジメに会社を運営している方々の努力には頭が下がります。騒然とした世の中で明るいニュースを求めていますが、官庁や企業のウソつきどもバカリ----、でも失望したくありません。私はそう思いながら入手したR-380Aを撫ぜています。ガマンしながら生きる、自分の内面を見ながら新しい世界を求めて来年も生きる努力をしたいです。絶望は死に至る病--とキョルケゴールが言いました。今年は浪費を抑えて、年末はバンドにでましょう!! 73 & 88

            編集長 齋藤醇爾 12月2日


 夏が来た!Web10周年!Olympicだ!

巻頭言 2008年8月1日 発行:福島CW愛好会


 ●巻頭言 2008-8-1

○6月14日に続いて7月24日にも東北地方でM6.8の大きな地震がありました。被災地の皆様にお見舞い申し上げます。今回は比較的被害が少なくて幸いでした。どうやら現地の方達の地震対策が功を奏していたようです。大きな箪笥や棚には、L字型の金具やチェーンで固定したり、酒屋さんでは、瓶が飛び出さないように数センチの板を前面に渡しただけで大きな被害を免れたとか。この辺りでも、今でも毎日のように小さな地震が体感されています。「アッ揺れてる・・・!」という程度のものですが、気持ち的には不気味です。過去30年間で東北地方にM6以上の地震が起きたのは、今回が7回目。何と、およそ4年に1度の頻度で起きています。来月の防災の日の前に、今一度周辺をチェックしたいものです。
 
 4年に一度と言えばオリンピック。8月8日午後8時8分に、第29回夏季オリンピックの開会式が北京の国家体育場で行われる予定です。観戦マナーの問題、チベットなどの人権問題、イスラム過激派などによるテロや食品の安全性、大気汚染などへの懸念など、多くの問題を抱えたまま始まるわけですから、平穏無事に24日の閉会式を迎えられるよう祈るしかなさそうです。それにしても、食品の安全性や大気汚染の選手への悪影響を懸念して、欧米勢を中心に25カ国ほどがギリギリまで大阪で最終調整をしたり、特殊マスクを装着して練習するなど、とても”正常”とは思えない状況ではあります。
 
 このWebを立ち上げてから、今月15日で丸十年を迎えます。怠惰な私がこれまで続けられたのも、読者の皆様と編集長のお蔭様と心より感謝しております。有難うございました。編集者も歳を重ねて参りましたので、10年を機に編集業務の変更などを、ただ今考えているところですが、その辺りは日を改めて発表させて頂きます。今後とも引き続きアクセスして戴ければ幸甚です。宜しくお願い致します。

 明日からフィールドデー・コンテストが開催されます。(8月2日(土)21時から3日(日)15時まで。)JA7ZBF/7は今年もQRVしますので、CQが聞こえましたら応答をお願い致します。見学も飛び入りも大歓迎です。皆様の参加をお待ちしております。

      2008年8月1日  FCWA事務局 JI7VBW/堀切洋子


●なんとなく忙しい日々を過ごしている。でも健康はマズマズなのだろう!少し太り気味であることと浮腫みが混在していて医者を困らせているようだ。しかし酷く体がだるいのでなるべく根を詰めないように心がけている。今日は銀行に行ったり、FDのための買い物に行ったりして昼から過ごした。準備は終ったように感じているがメモを照合すると小さな工具や、フィルターなどが残っている。明日の朝は余り自分に期待できないから(朝は僕は弱いのだ!)サッキから4回もカーポートまで往復していた。去年もスパナがナイと騒ぐし、半田ごてがないという人たちが居るから僕がドラエモンのポケットから出す始末だ。

○今日、福田内閣の改造が部分的に発表されているが福田さんの心境は僕に似ているかも知れない。テブラで閣僚入りをする方々が多いのだろう。この後は彼は北京入りだ。3日前に北京から帰国した社員に聞くとスモッグで視界は300mくらいというのだ。何もないはずはない。さぞかし中国政府はハラハラしてるだろう。背伸びしながら素人のニワカ仕立ての人たちが行うオリンピックは大変だろう。

○しかしとにかくやるっきゃないのだ。一人でこのQTHでするアマチュア無線と比較すると、多人数を率いる会社とか組織とかはハラハラするのだ。今夜は早寝をして体力を付けておきたいと願っている。1年に一回というが今年はスケットOpに畏友が駆けつけてくれるのが心強い。

○さて8月はなにかと忙しい。この後は目白押しに予定が組んである。Homepageもその一つだ。とにかく健康だ。生きていてしなければならないことが未だ多すぎるのだ。お盆には京都にもいってお墓参りを済ませたいし恐ろしくなる。Hi!

     2008年8月1日。編集長 齋藤醇爾/JA7SSB Junji Saito


 援助とは物を与えることか

 巻頭言 2008年6月1日 発行:福島CW愛好会

●巻頭言 2008-6-1

○先月はミャンマーでの大型サイクロンや中国四川省での大地震が発生し、詳細は未だ分からない状況ではありますが、それぞれに10万人余りの死者が出たのではないかと推測しております。私のように人生の折り返し地点をとっくに過ぎた者なら多少は諦め(?)もつきますが、子ども達が犠牲になっているのを聞くと、本当に心が痛みます(亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りします。)阪神淡路大震災の時でおよそ6500名の方が亡くなったのですから、今回の地震の規模が如何に大きかったかが分かります。4年前のスマトラ沖地震、3年前の中南米ハリケーン、昨年の新潟県中越沖地震など、自然災害は次々と発生しています。これらの自然災害は未然に防ぐことが出来ないだけに、その対策には頭が痛くなります。地球規模であらゆる災害が今後も次々と生じるはずですから、私達はせいぜい悔いの無い生き方をするしかなさそうです。災害や事件が起きる事で、闇に隠れていた部分が明るみに出て来る昨今です。その人の生き様が死相に表れるそうですから、覚悟して生きていきましょう。大袈裟な言い方かも知れませんが、人間の行為がこの地球上の全ての生物の命運を左右するということを自覚して、日々行動したいものです。
 
○今日から後部座席のシートベルトの着用が義務化されました。未だ問題点が多々あるため周知期間も含めて、当面は高速道路で違反するとドライバーが1点減点されるそうです。(一般道は暫くの間”注意”程度だそうです。)特に、バス、タクシー、幼稚園バスなど、シートベルトをすることに慣れさせるには、少々時間が掛かりそうです。1985年に運転席でのシートベルト着用が義務化された時のように、最初は違和感があっても慣れてくれば着用しない方が不自然に感じて来るものです。自分の命は自分で守るのが当たり前ですから、積極的にどの座席に座ってもベルトを着用しましょう。

○今日6月1日は、電波が広く国民に利用できるようになったことを記念して定められた電波の日です。電波利用保護旬間は、平成20年6月1日(日)から6月10日(火)まで。JARLでは、第2回「デジタルQSOパーティー」を6月7日から15日までの間、開催するそうです。夏本番を前に、指の体操でもして滑らかなキーイングが出来るように楽しみながらQSOをしましょうか。

      2008年6月1日  FCWA事務局 JI7VBW/堀切洋子


●調べて見ると「電波の日」は電波法の昭和25年6月1日制定を記念したものだと云うのだ。それから58年が経過した。無線局の数は携帯電話の所為もあるけれども軽く100、000倍を越えるのだ。しかし肝心の管轄する総務省の使用する管理利用する「電波使用料」が不明朗なところに使われているというのだ。最近の官公庁の締まりの無いことは情けない。防衛省は言うに及ばず、社会保険庁のデタラメぶり、お役人がドンナものかが判る。それはアマチュア無線を取り仕切る各種団体でもいえることのように感じる。電波の公平な利用などは空文に過ぎない。一方の使用者の方にもこの電磁波が貴重なものだという感覚がない。無教養が幅をきかせる社会とは今を云うのかもしれない。アマチュア無線の本道は何か?を論じることは少ない。携帯電話もそうだろう。最近になると携帯電話を使用する若者が犯罪に巻き込まれるからナンらかの規制が必要だ!などという見当違いな論議まででる始末だ。未成年者には低機能の形態を持たせよう等というモットモらしい議論が始まった。反面あたかもメーカーに媚びるようなアナログTVの廃止、デジタル放送化などである。

○電波が資源の一つだという考え方が出来ない人が多すぎる。携帯電話のためにニョキニョキと立つ中継塔もそうだろう。やがて加入者の伸びが少なくなると携帯電話会社の倒産が始まるだろう。かと思うと「中継塔が立ってから電磁波に感じて眠れなくなった、とか頭痛がする」という偽科学論で中継塔が撤去されるという騒ぎまで起こる!アフリカ人でも云わないことをいう日本人が居ることが情けない。

○これは電磁波の一種を使用するコンピュータ通信のインターネットも同じだ。くだらない詐欺スレスレのJunkメールの氾濫で本来の目的外の通信が90%を超え始めたのだ。小・中・高校生を夢中にさせるメール交換などが如何に無駄遣いで、犯罪の温床になっているかを開発者は知らない。知らないふりをしているのかもしれない。はてはメル友で逢ったこともない人たち同士がバカバカしいメールを交換して楽しむというメル友擬似恋愛等々だ。振り込め詐欺にも利用されている。

○こうしたことに警鐘を鳴らす「電波の日」でなければ成らないはずだがそんな運動は聞いたこともない。相変わらずお役所は「不法電波を出すのは止めましょう!」てな役に立たないポスターを印刷して電波使用料を消費している。

●もっと本質に迫ろう。雑音を減らそうとか、不要な電磁波に類する無駄な電波を出すのを止めようとか、こうした道具の内容を勉強するための各種勉強会を開催すべきだろう。

●中国とミヤンマーの大衆には気の毒な天災事故だったが、これに対して人道支援からテントや毛布や医薬品を送ろう等という援助活動が始まった!多くはこの援助にはツギのビジネス展開の足がかりにしたいという清盛の鎧が透けて見えるのだ。受ける側も生意気なことを言う。やれ人道支援に限るとか、日本の飛行機などは飛んできたら撃ち落すとか等々だ。乞食にだだでモノをやるから乞食が更正できないのだ。本当に困った人に届く援助はおそらく10%もないだろう。それよりも自国の経済不安定に対処する基本を考えるのが政治家と違うのか! あなた方は日本人に選出された議員なのだ。それが国益につながり日本人の社会を安定さすのか?を自問自答して欲しいと思うのだ。世に賢人が居ないと思うのは私だけなのか?

      2008年6月1日。編集長 齋藤醇爾/JA7SSB Junji Saito


 経済状況は最悪?

 巻頭言 2008年5月1日 発行:福島CW愛好会

●巻頭言 2008-5-1

○1日からガソリンが値上がりするというので、30日に私も給油をしに行きました。(もっとも私はレディースディの水曜日に給油する事にしていますので、普段と変わりなかったのですが。)平日にもかかわらず、6レーンあるのに、どの列も3台待ちの状態が続いていました。昭和48年のオイルショックの時以来の混雑振りとか。創業して初めて、タンクのガソリンが底を付き早々に閉店したというガソリンスタンドも現れたほど、市中は混乱しています。国民が置いてけぼりの国会の様相に、今更ながら辟易しています。

○4月28〜29日は、例年どおりALL JAコンテストが行われました。最近、なかなかQRV出来ませんでしたので、久しぶりに7メガで応答してみました。1時間で22局。相変わらず同調するのが下手なので相手の周波数に合わせるのに時間が掛かり、又思うように指が動かなくて・・・。何事でもそうですが、毎日少しずつでもやらないと、耳も指も勘も鈍るのは確かなようです。丁度1年前に記念局を運用しましたが、その時はピーク時1時間で50局出来たのですから、CQを出す側か呼ぶ側かで大きな違いはあるにしても、波に乗っている時との差は大きいようです。夏に向け今から準備すれば何とか間に合うでしょうか? 今月は13年振りに両親が来てしばらく滞在する予定ですので本当は無線どころではないのですが、隙をみて電波を出したいと思っています。

○今年は、我が家のヤマ藤が早くも満開を迎えようとしています。暖かい日が続いていますので、アッと言う間に散りそうです。幸いノダ藤も1本あって、こちらは咲く時期が遅いので比較的長く楽しめます。しかし、今年の連休は部屋の模様替えに追われて、残念ながら藤の下にテーブルや椅子を出してお茶を飲む余裕も無さそうです。

○今月からFCWAの会員に新たに加わってくださった方をご紹介します。ただし、遠方で行事に毎回参加出来ませんので、準会員として登録させて戴きました。JA4EVH 三木さん、倉敷市在住です。トンツーの好きな方が仲間に加わって頂けるのは、実に心強いことです。今年の秋には福島へ来られる予定ですので、その時に詳しくご紹介しますので宜しくお願い致します。

○6月7〜8日、杉内outdoor部長が、交流会の企画を立ててくださいました。総会以降、今年度最初の行事です。どなたでも参加出来ますので、一度遊びにお出掛け下さい。お待ちしております。(「FCWA→お知らせ」から申し込んで下さい。)

      2008年5月1日  FCWA事務局 JI7VBW/堀切洋子


●私も駆け込みでガソリンスタンドに行ってみた!なんと行列だ。スタンド前の国道が停滞している。政治家の政争の場に庶民を巻き込んだ責任は重い。しかし選択したのは庶民の浮動票というしろものだ。お陰で反動で5月のガソリン代は逆に高値になる。平均通算すると損をしたのは選挙で民主党を選択したことに端を発している。コトほどに多数決位いい加減なものはないのだ。タレント議員などは間違っても選んではいけないのだ。今の選挙は著名な広告会社がバックについて勝つための宣伝方法を政党に指導している。スローガンからマニュフェストまでだ。選挙前の政党の出版物の大半はゴーストラィターが書いたものだ。こうした選挙屋さんがいて新聞の論調まで操るのだ。アメリカの予備選などはその代表的なものだ。寄付金という名のオカネの高額なのには呆れる。どっちにしろ見せ掛けの言論の自由とか、人権尊重とかは、アメリカから中国まで大差はない!情けないが庶民という多人数には勝てないのだ。ここに民意の低い場合は一党独裁が必要だという論拠もわからないではない。

○早く政治を安定化するには衆議院を解散することしかないだろう。そして参議院の次の選挙が終るまで日本の不安定さは継続することになる。アメリカもそうだ。次の大統領が決まってももしマケィンさんが大統領になったらブッシュさんと変わりはないから中近東の不安定は終息しないだろう。そうこうしていると北京オリンピックが終り、中国経済の崩壊が始まる。サブプラィムの真相が見えないままに経済不安定が中国から起こったら世界経済は一気に冷え込むだろう。2009年は未曾有の混乱期に入るだろう。

○こんなに不安なままに大衆は生きることを余儀なくされるのだ。自給自足の時期は其処まで来ている。皆が必死で生き残りをかけて誠実に成らなければならない。生活状態を長い経済の冬に合せる準備が必要だろう。全てが値上がり基調の中で給与は減る覚悟が居る。

○趣味の世界も厳しいだろう。甲羅に合せたシャックに整備すべきだろう。観光とかサーヴィス業なんてお話にならない打撃を受けるはずだ。こうして生活に必要なビジネスだけが生き残るだろう。人の国のこと等構っていられないのだ。おそらく景気は急速に悪くなるという予想確率を目前にして身辺整理を心がけよう。

      2008年5月1日。編集長 齋藤醇爾/JA7SSB Junji Saito


 春が来た、里に来た!

 巻頭言 2008年4月1日 発行:福島CW愛好会

●巻頭言 2008-4-1

東京などでは桜が既に満開だそうで、昨日は上野公園の桜の画像がテレビで流れていました。福島県いわき市小名浜では、平年より9日早く3月末に開花宣言が出ました。ここ福島市では一週間後に咲くであろうと予測されていますので、FCWAの総会の頃にやっと咲きそうです。日本列島は南北に長いお蔭で、1月下旬沖縄で開花が始まり、5月上旬北海道までおよそ4ヶ月にわたって桜を楽しむことが出来ます。これまでに私の心に残っている桜は数多ありますですが、中でも「弘前公園の桜(青森県)」「船岡城址公園の桜(宮城県)」日本三大桜の一つ「三春の滝桜(福島県)」や「吉野山の千本桜(奈良県)」「造幣局通り抜けの桜(大阪)」などが、何年経っても色褪せずに甦ってきます。きっと、日本中に素敵な桜の名所が沢山あるに違いありませんから、機会があればアチコチ見て回りたいものです。

○サブプライム、原油高、バイオ燃料、人口増加などの問題の影響から、本日より値上げラッシュで、電気代、ガス代、しょうゆ、牛乳、食油、小麦粉、缶ビールなどの生活必需品の値段が上がります。給料が殆ど上がらないのに物価だけはドンドン上がっていきますから、趣味に費やせる余裕が失せていかないかと心配です。私自身、後2年間だけはユッタリと暮らしたいと考えておりますので、手足の動く今のうちに好きな事を楽しもうと思っています。
 桜の季節は、新たな出会いの季節でもあります。今月は1週間ほど旅に出て、以前から行ってみたいと思っていた所を巡って来ようと思っています。どんな出会いが待ち受けているのか、今からとても楽しみです。
 又、4月は新年度ということで、新しい環境に身を置く方も多いことでしょう。新しい事への期待や不安など多々あると思いますが、先ずは身も心も周りに順応させることから始めて、仕事や生活のペースを掴んで戴きたいと思います。我が家でも家族が一人減って、寂しくなりました。子離れするのもナカナカ大変です。

○今年は私もCWに限らずSSBにも出てみようかと考えているところです。「一人でも多くの方と交信を!」というのが、私の今年度の目標です。皆様は如何でしょう? 日毎に季節がよくなりますので、心機一転、今出来る事から始めましょぅ。
 4月6日の総会でお会いするのを楽しみにしております。新たに入会をご希望の方も、どうぞ『お知らせ』のページから申し込んで下さい。(当日飛び入りでも歓迎いたします。)

      2008年4月1日  FCWA事務局 JI7VBW/堀切洋子


●桜の開花予想が地方紙に掲載されだした昨日、なんと未だ蕾の固い桜の上に雪が積もったのだ。たった1cmほどだったけれども気温は下がる、当然寒いから衣装も着替えざるを得ない。前日夜に写友が山寺を(山形市)撮ろうと突然訪ねてきたのでR8にバリオ・ヘクトールをつけて三脚を担いで彼の車に同乗して出かけた。感激したのだ。海外の風景は珍しさも手伝うからアチコチと回ったけれども、歳を加えて意外と日本の美しさに惹かれるようになった。山寺で芭蕉の記念館で素晴らしい掛軸に出会い感激したのは拾い物だった。芭蕉が哲学者だったのを知悉したのははじめての事だ。大意は「明日があると言い続けて居るうちに日は漫然と過ぎてしまい、歳を重ねていつの間にか先生と呼ばれるようになったけれども恥ずかしいことにさほどに進歩はない、そして今日がある!」というのだ。それは私も感じる。先日もある雑誌の原稿を書いていて、はしょった理解で飛び飛びに不連続な勉強をしたのを後悔していたところだった。忙しいという言葉は時として有難いように思うけれども、近道をしたことがないとは言わない。効率のいい勉強の仕方で大学に入り、あたかも自分が優れた人間のように思った時代があった。しかし勉強というのは連続の概念の上にあってこそ実践に繋がるのだ。その学問の空白を埋めていくのが最後の仕上げかもしれない。

○さて2月23-24日の「春一番」で壊れたアンテナの修理は次から次へと故障を発見して未だに回らない5エレメントの八木アンテナと格闘中だ。あとはローテーターの修理上がりを待ちかねているところだ。

○春は素晴らしい! あと数週間で自宅の庭のソメイヨシノが咲き出すだろう。そして月末には自慢の八重桜が満開になるはずだ。庭にはタンポポが咲く。卓上に並ぶ銘機たちと毎朝、毎晩語り合えるのも楽になるだろう。愛車のタィアを何時「ノーマルタィア」に交換しようか?と考えている。期待できることのある人生を生きれること位幸せなことはない。

○4月1日は昔は「エープリィル・フール」という他愛のない嘘をついて人を騙すのが流行ったものだ。しかし最近は思いもつかない真実が多すぎて、嘘の方が本物臭いためか余り言われなくなって久しい!!この度のガソリン代の20円以上の値下げなどはこの類の雄たるものだ。インチキ、ゴマカシがここまで横行すると信じるものが無くなってしまう。しかしどうやらアメリカの低所得者向けのサブプラィム問題などは解決不能の状況で金融業がバタバタ倒産、整理に入り、金融不安は今年の最大課題だろう。まだまだバブル崩壊の後遺症は残り、企業は生き残りをかけて嘘をつくだろう。小出しに発表される決算予想は赤字が増えるばかりだ。「みんなで渡れば怖くない!」の名句は、皆で行く道を選ぶな!と言い換えるのが正しい。それにつけても、フランク・シナトラの歌った「My Way」が耳に甦る。

2008年4月1日。編集長 齋藤醇爾/JA7SSB Junji Saito


 厳しさのあとの期待!

 巻頭言 2008年3月1日 発行:福島CW愛好会

● 先月より、3.5メガで毎週水曜日21時から『CW練習会』が始まりました。(コンディションが上がれば、7メガに移行します。)JA1OQG/7局がキー局となり、RSTレポートの交換をして終了。その後に、交信したい人は相手局を呼んで、キー局の指示の元、通常の交信をするという流れです。HF帯では、空のコンディションが大きく影響しますので厳しい面もありますが、実践という点では良い経験になるのではないでしょうか。どなたでも多くの方に参加して戴きたいと思います。
 
○先月19日に海上自衛隊のイージス艦あたごが漁船清徳丸に衝突し、10日経った今も漁船の吉清さん親子の消息が分かっていません。イージス艦は、強力な静止型レーダーで敵の航空機やミサイルを300km以上も離れたところから迎撃でき、対艦対空ミサイルは100q以上の射程があります。潜水艦対策も万全であることから、無敵と言われています。このような優れた艦船が何故事故を起こしたのか。それは、人為的なミスに違いありません。衝突12分前に清徳丸の灯火を視認しながらレーダー担当らへの伝達を怠った見張り隊員らが、第3管区海上保安本部の事情聴取に「相手がよけると思った」という趣旨の供述をしていることが分かったそうです。第3管本部は、この見張り隊員をはじめ、責任者だった当直士官やレーダー担当らも清徳丸を含む漁船団の接近を認識しながら危険と判断せず、衝突1分前まで自動操舵による直進を続けていた可能性があるとみて、さらに詳しく事情を聴いたようですが、これらから見える事は、あたご乗組員の”おごり”です。それと、防衛省の発表が二転三転していること・・・これでは、吉清さん父子が可愛そうです。事実だけを述べるべきで、小手先の誤魔化しや情報操作はすべきではありません。早晩、真実が明らかになる時が来るのですから。

○このところTVを賑わしているのが、三浦一美さん銃撃事件です。日本で2003年に無罪が確定した容疑者に、事件から27年の時を経て再びロス市警によって光が当てられました。これも、あの世から一美さんが訴えているような気がしてなりません。
 毎年、年末にその年の世相を表す言葉を、清水寺の管主が大書する漢字一文字が、昨年は「偽」という言葉でありました。北海道のミートホープの偽牛肉や白い恋人、老舗の船場吉兆の贋作料理、伊勢の「赤福」の賞味期限捏造など、色々な事が露呈しましたが、これらは何年も前から行われ、ようやく昨年”発覚”したに過ぎません。守屋前事務次官の装備品調達をめぐる汚職事件、元1級建築士姉歯秀次耐震強度偽装事件なども同様に、永年気付かれなかっただけで、やっと人の目に触れたに過ぎません。
 今の時代は、あらゆる事が”明白になる時代”と言えるのではないでしょうか。恐らく、もっと色々な事が明らかにされていくに違いありません。現代の混沌とした世の中では、傲慢にならず”如何に誠実に生きるか”が問われているのかも知れません。

     2008年3月1日  FCWA事務局 JI7VBW/堀切洋子


●事務局長の堀切サンがお書きになったように、HF帯で地上波と電離層反射の入り混じる80mバンドのQSOはVHFでのFMのQSOに永年親しんだ方にとっては全く別物に感じる筈です。フェーディングのあるQSOだけでさえ驚くのに更には混信が同程度に入るのです。これがHF帯のQSOを一段と楽しくしていることを知っていただきたいと私は思っていました。其処へ持ってきてFMで練習した未だ不十分な受信能力で挑戦するNetのQSOは重荷でしょう。こうしてアマチュア無線遊びの枠を広げなければ貴方は早晩、免許を更新する事無く閉局することになるでしょう。Netに参加する局のS9と、S3-4の局の違いも現実に聞き比べながら意思の疎通をするのが如何に困難かも体験できます。そしてアンテナの指向性も含めて何故沢山のアンテナを張らなければならないのかも理解するでしょう。聞える局とQSOすることから、人には聞えて自分には聞えない局があることに対して{何故?」という疑問がわくのです。それがアンテナなのか? 自分のRIGなのか?自分の受信能力なのか?も判断できるようになります。私のアマチュア無線はHF帯から始まったので逆にVHFのFM波の交信は面白く感じませんでした!まるで携帯電話でお話をするようなものだからです。

○さて2月23-24日と深夜から正午までの12時間くらい長く辛い時間はアリマセンでした。新聞でも書かれていたので被害の大きいのには多くの方が気付いていられるでしょう。風速30m/sを越える吹雪の音は恐ろしく感じました。深夜に轟々という音が聞えるだけで戸外は全く見えません。家の周辺の枯れ木の枝が壁にあたるドンドンという音に怯えて我が家の愛猫は震え上がりボクの寝室の前でうずくまっています。流石に可哀想になって部屋に入れやり一緒に朝まで過ごしました。やっと薄明かりが見えた0700JSTに窓越しに時々吹雪く合間に鉄塔が微かに建っているのを見たときはホッとしましたが、詳細はわかりません。風速計が41mで停まったままなのは壊れたからでしょう。今更どうなるわけでなし、正に運を天に任せてCoffeeを沸かして飲み、寝ることにしたのです。さて1130JSTにやっと風が収まり始めてアンテナを見たら、2mの3段コリニァがない!HF帯のビームは回らない。WARCバンドのデユオバンドの3エレは方向が狂っている。もう散々の被害だ。(29日現在の調べでは損害価格即ち出費は最低で15万円+くらい)ガッカリしている所だが人生の最後の時期に今更アマチュア無線をやめられる筈はない。その最中にIC-7700が届いたのだ。少し元気が出たが、29日は運転免許の更新に一日中を取られて疲労困憊して今まで17時から8時間寝ていたのだ。重いIC-7700をやっとディスクの上に置いたままで配線もしていない。

○そして3月になった初日は0115JSTに起床してこの巻頭言を書いている。残存寿命を考えるとIC-7700+IC-7800が最後のRIGだろう。そして今正に始まるサィクル24も私にとっては最後のサィクルだろう。寝ている暇はない。そして月末の桜の開花もある。忙しい3月だ。新聞をみても明るい話題はない。だらしのない国家公務員とか地方公務員とか、企業体の運営とかが紙面を賑ぎわしている。謝罪といっても頭をヒタスラ下げるだけの中身のないものだ。その写真を見ても同じ姿勢で顔が違うだけ。私はEXTRAの中で論評を繰り返した過去1年だったが無駄な気がしている。こんなときに欲しいのは、我が事を忘れて熱中する人と一緒に居たいと思うだけだ。素晴らしい才人に出会いたい。誠実な人と過ごしたい。本物と出会いたいとシミジミと思う。賢人探しの旅にでようか?

       2008年3月1日。編集長 齋藤醇爾/JA7SSB Junji Saito


 始まりと終わりと感謝!

 巻頭言 2008年2月1日 発行:福島CW愛好会

●先月末、大阪国際女子マラソンをテレビで断片時に観ました。福士さんが、何度も転びながら途中棄権をしないで最後まで走りきってゴールした姿は、涙なしでは見られませんでした。脱水症状で足がフラフラになり、それでも前に向かう姿は、あまりに痛々しかった。箱根駅伝でも今年は3名もの選手がそうなって、すごいドラマになりましたが、そういう方は屈辱をバネにして翌年素晴らしい走りを見せてくれるようです。福士さんの強い精神力と闘志を称えると共に、次期に期待したいです。それにしても最初に飛ばし過ぎるとツケが後から回ってきます。ペース配分が如何に難しいか、改めて思わされました。

○人生も又しばしばマラソンに例えられますが、人生とマラソンが決定的に違う点は、本人にゴール地点が見えているか否かでしょう。マラソンは42.195Kmと走る距離が決まっていますが、人生は己の最終地点が何処なのか何時なのかが見えていません。目標を定めにくいのは確かですが、だからこそ今を一生懸命生きるしかないのでしょう。人は使命を持って生まれているそうです。人に感謝され、己の使命を全うして悔いなく散りたいものです。今日どれだけの人から「有難う」と言われ、自分も言ったか・・・その繰り返しかも知れません。

○生まれたら時から死ぬ日まで全力疾走する人も居るかも知れませんが、大抵はアップダウンしながら死にたどり着きます。人生の折り返し地点をとっくに過ぎた者としては、そろそろお迎えの準備をせねばなりません。徐々に,大切な事だけに的を絞っていく必要がありそうです。遣り残した事はないか自己の半生を省みて、したいことが残っていれば今出来るうちにしておきましょう。年齢相応に自分の体力に合わせたライフスタイルに縮小させて行くことも、大切な事だと思うこの頃です。

○2月6日で、1996年6月から継続されてきた2メーターでのCW練習会に幕を下ろす事になりました。11年7ヶ月もの長期にわたって、モールス符号の練習会を引き受けて下さった本Webの編集長でもある齋藤さんに、心から感謝申し上げます。週に3回の練習会は、曜日や時間が常に頭にあって気の休まる事がなく、継続する事が如何に大変であったかは、サポーターの私が一番よく知るところであります。このプログラムを聞いて、4級から3級へ、3級から2級へ・・・とステップアップされた方が何人も居られ、充分に皆様のお役に立ち得たことを、何よりも嬉しく思います。本当に永い間、有難うございました。来月喜寿を迎える齋藤さんには、時間を気にせずユッタリとご自分の交信を楽しんで戴きたいと思います。

2月3日(FCWA16周年です!)に、CW講習会と半田付け教室が開催されます。若干名ゆとりがございますので、当日の飛び入り参加もお受け致します。詳細は、「お知らせ」をご覧下さい。


    2008年2月1日  FCWA事務局 JI7VBW/堀切洋子


●事務局長の堀切サンがお書きになったように、最近は水、金曜日の21時からQRVしていた「CW練習会」に幕を下ろすことを決心するまで実に一年もかかりました。ものごとを辞めるのは辛いものです。しかし自分で幕を引くというのは、気持ちのいいモノデス。人に辞めなさいと肩叩きを受けたり、役に立たないから辞めてね!といわれる位辛いものはないからです。最大の理由は自分が喜寿を間もなく迎えるこの頃になって疲労が激しくなったこと、もっとアマチュア無線をしようと思うと積極的に時間を持ちたいと考えたからです。くしくも今年は私のとってアマチュア無線をはじめてから満50年の記念すべき年にも当たるのです。JA3CKIで開局したのは昭和の32年でした。それから連続して免許を書き換えながらJA7SSBになり福島に来てからさえ41年が経過しました。そして私は未だに働いているのです。ソチラに影響が及んでは本職に申し訳が立ちません。長い間お世話になりました。そして最後までバックアップをしてくださったJI7VBWとJM7TGVさんのお二人に心からなる感謝をします。

○さて2月は季節の中でももっとも寒い気候です。幸い今年も雪の少ない年のようで雪掻きなどの力仕事から開放されているのは助かります。そして今月が多分サィクル24の始まりでもあります。これからSSNとSFIは日を追って数値が上がり、HF帯でDXが聞え始めます。新しいことが巡りきます。サィクル16にこの世に生を受け、サイクル17でラジオをしり、つくりはじめ、黒点を利用する受信がはじまって8回目のサィクルを経験できるのはありがたい事です。これがおそらく人生最後のサィクル経験になるでしょう。そう思うともっと宇宙の神秘に迫りたいと思うのです。

○この頃になって私は感謝することを多く知りました。日本のみならず外国に行っても真の友人が居ること、健康で持病を持たなかったこと、未だ私を必要にしてくれる方々がいらっしゃる事です。自動車も運転できること、父よりも、祖父よりも長生きできたこと、(未だに母の年齢には及びません)そして元気なXYLと娘に囲まれていることです。家に居ては良い書物と、RIG、測定器に囲まれていること、良い会社にも人生の晩年になって出会えました。骨までしゃぶりつくす場所をもっていることです。桜もあと2ヶ月で開花します。この期待が心を膨らませます。春が待たれる2月の寒気を引き締まる覚えで過ごします。皆さんのご健康と、更なるご勉強を願う者です。世の中は最悪の経済状態であり、政治状況で揺れ動いています。その中で貴方は何をして上げれるかを考えましょう。そして価値のある行動しなければなりません。頑張りましょう。73/161

     2008年2月1日。編集長 齋藤醇爾/JA7SSB Junji Saito


 明けましておめでとう

●明けましてオメデトウございます。堀切さんがかかれた様にこのWebが10年を迎えました。二人で編集するようになって5年です。継続することは大変ですが、意地で継続するだけでなく内容がそれに伴って少しでも向上しているか?と自問自答しているところです。地上の天気予報がよく当たるように我々の宇宙概況から予想するものもデータが豊富になり的中確率が向上しています。そして2007年末か、2008年1月が黒点のサィクル23と24の切り替え頃とするNASAの予想も当たりのようです! 年末に現れたFJ/OH2AMのバーテルミィ島で1カントリィ増えたDXCCも、サイクル23のボトムにも関わらず世界中の強豪がパィルを絶やしませんでした。しかしコールサィンを聞いていると、若返りが感じられます。

○ひるがえってFCWAも若返ったでしょうか?必死で運用するメンバーの先輩に混じって、新人のコールサィンが所々で聞えるのは心強いです。中には脱落していく人も居ますがこれは無理な背伸びが祟ったのかもしれません。趣味の世界ですから大げさに騒ぐほどのこともないでしょうが、一事が万事で、趣味くらいを継続できないようでは、仕事も満足に出来ないとも言い換えることが出来ます。

○来年こそと毎年希望に満ちた言葉を並べてきましたが、今年は未曾有の困難な年になることが予想されます。政治は迷走し、経済は規模を縮小する年になり、何が本物かが問われる年になります。口先だけの改革を越えて本物の改革を進めねばなりません。そのためには趣味といえども目的意識を明確にして、己の器量を一層磨かねばなりません。量から質への転換が必要になります。そのためには基本の学習が求められます。そして人の和です。アメリカの強大な武力をモッテしても、アフガンもイラクもテロが減ったとは思えないのです。アジア諸国も決して平穏ではありません。その中で日本が比較的に安定しているにも拘らず、経済状況は好転していません。庶民の生活は苦しさをましそうです。団塊世代の退職が始まると、全てが縮小に入りだします。一方で若者の無気力さを助長する競争のない学生生活が始まりそうです。

○アマチュア無線も大きなウネリの中で近年迷走してきました。これに終止符を打ち本来のアマチュア無線とは何か?を語り合い、何をすべきかを真剣に討議し目標を設定する必要があります。FCWAも電信だけの上達を目的としていてはいけないのではないか?ということです。今年のプログラムは新人を養成し、新しいハムの進むべき道を模索することから始めなければならないでしょう。改善とか改革は必ず痛みを伴うことを忘れてはなりません。

○FCWAの実戦道場のJA7ZBFは去年のフイールドディで、5年連続のCW部門、マルチバンド、マルチオペ部門で5度目の優勝をすることが出来ました。苦しさに耐えてくれた新人諸君に感謝の言葉もありません。この成果は誰にでも当分は出来ることではないでしょう。ローカルのコンテストでない場で自分たちのレベルを確かめられたことが大切なのです。そして1月6日にはFCWAとしてははじめての公開賀詞交換会を行うことになりました。皆がテーマを探して誰彼なく話し合う場を設定しました。一人でも多くの友人とご一緒に参加してください。XYL連れでも、友人を連れてでも結構です。お待ち申し上げます。そうぞ今年もヨロシク  73

場所:福島市入江町 国道4号線「日赤病院ヨコ」のコーヒーレストラン「みどり豆」で午後3時から、会費は無料。

     2008年1月1日。編集長 齋藤醇爾/JA7SSB Junji Saito


 巻頭言 2008年1月1日 発行:福島CW愛好会

あけましておめでとうございます。

●新年を迎え、新しい目標を掲げて気持ちを新たにされていることでしょう。私も昨年実行できなかった事を、今年こそは!と、自分に言い聞かせているところです。周りの変化に対応しながら出来る事をコツコツと積み上げていきましょう。今年こそ達成感を味わいたいものです。
 
○このFCWAのサイトを立ち上げて、今年の8月で丁度10年となります。当初は3人で編集会議を重ねながら作り上げて来たのですが、途中で渡辺さんのお仕事が忙しくなり、残念ながら離脱した形となり、現在は2名で毎月更新を続けております。齋藤さんの『DX NEWS』の「QRV/QSL/DX Reports」と「Propagation」が日刊となり、『FCWA』は、会の機関紙としての役割を果たして参りました。私は怠惰な性格ですので、つい更新をサボりがちなのですが、編集長の熱心さに後押しされながら何とか継続して来れました。「ここの原稿を修正して欲しい」などと要望があれば頑張れますので、皆様から積極的にご意見や投稿をして頂ければ幸いです。本年もどうぞ宜しくお願い致します。
 
○昨年は、JA7ZBFのクラブ局が5年連続で、CWマルチ部門で優勝を果たしました。メンバー各局が力をあわせて取り組んだ結果ですから、誇らしく思います。私自身は、自分のテント張りとリグの設置だけで力果ててしまい、肝心のコンテストの時間には疲れが出て眠くなり思うように得点を伸ばせなかったのが心残りでしたが、メンバーの活躍のお蔭で、無事優勝できました。アンテナの設営や応答してくださった皆様、本当にご協力有難うございました。
 
○私は昨年はぎっくり腰になったり結膜下出血になったりと、健康面で不安な一年でした。生身の身体ですので、この先どんな事が生じるか分かりませんが、現状を何とか維持して過ごしたいと思っております。皆様もどうぞ体調管理に気を付けて健やかな一年をお過ごし下さいますように。
 
○6日(日)に、賀詞(QSL)交換会を行います。皆様のご出席を心よりお待ちしております。詳細は、上フレームの「お知らせ FCWA」をご覧下さい。

     2008年1月1日  FCWA事務局 JI7VBW/堀切洋子