2011年巻頭言


福島の風景



福島市から見た吾妻山の雪うさぎ 11/16撮影

電子ブロックで遊ぶ


2011年12月1日 発行:福島CW愛好会


 今月の福島の風景は、お決まりの吾妻山の雪うさぎです。
この画像は11月16日に撮影したものですが現在、雪うさぎは見えなくなってしまいました。

 冬のシーズン到来といえば、スキー・スノーボードなどですが、福島県は3月11日の地震の影響で放射能が県内を汚染し、放射線量が少ない会津地方でも観光産業に影響が出ています。12月からは東北地方の高速道路が平日無料・土日はETC限定で無料になります。スキー場などでは毎日ゲレンデで放射線量を測定し発表しているところもありますので、HPなどでチェックして是非遊びにきて欲しいものです。

 ショップ学研では大人の科学マガジンVol.32「電子ブロックmini」を発売しました。昔〜昔に遊んだ記憶があります。おもな電子部品は、トランジスタ、ダイオード、LED、抵抗、コンデンサ、高周波コイル。本体にはICアンプ、スピーカー、アンテナコイルが用意されており、付属品として特製のクリスタルイヤホン&マイクカバー、リード線2本がつきます。このブロックを使用して、ラジオ、アンプなど全部で50の回路を組むことができます。組み合わせを変えることで、モールス信号も発生することができます。
値段は3990円とちょっと高めですが、昔を思い出していろいろ組み合わせて遊んでみてはどうでしょうか?

 いよいよ今年も12月を残すのみとなりました。今年は東日本大震災が起こり、まさに苦難の年でした。まだまだその影響が残っていますが、この困難を乗り越えなければなりません。2012年は皆さんにとって良い年になりますように。

                        事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


編集メモ 2011-12-1


 このところ、太陽の黒点数は100を超える日が続いています。どうやらサイクル24が本格的に立ち上がってきたようです。一時は、サイクル24はないのではないか、氷河期がくるのではないか、などとささやかれたのですが、一安心ですね。

 黒点数の増加とともにハイバンドの伝搬が好調です。先日のCQWWコンテストCWでも28MでDXがガンガン入感していました。今までは12月になれば、ローバンド(1.8M,3.5M,7M)の季節だったのですが、今シーズンはハイバンドも楽しめそうです。

 さて、12月2日(金)は、我がFCWAが主催する第3回FCWA CWQSOパーティーが12:00から24:00まで行われます。昨年までは、ローバンド中心の交信が多かったのですが、今年はハイバンドでの交信もできそうですね。DXとの交信もOKです。ただし、コンテストナンバーはRST+Nameですので、海外局との交信ではオペレータネームをお忘れなく。

 多くの局がCWでの交信を楽しまれることを期待しています。

            de JH7UBC 畠 惠治(FCWA CWQSOパーティー・マネージャー)


編集メモ 2011-12-1


 先月15日にブータン国王夫妻が国賓として来日され、滞在中の6日間、日本国民を幸せな気分に満たされ帰国された。ブータンは貧しいながらも、幸福度の調査では常に世界の上位にいるとか。人口は東京練馬区と同じくらいで70万人足らずで、その8割が農家だそうだ。TVの映像を見ても明治初期の頃の日本を想像してしまうが、教育費と医療費が無料ということには驚かされた。上に立つ人の人格、品格が、その集団の質を決めてしまうとしたら、多くのブータン国民が幸せだと感じられるのは、国王がいかに素晴らしい方であるかということだろう。慈悲深く、気遣いができ、優しい・・・・そんな国王にホッコリさせられた。笑顔の素敵な国王夫妻を見習いたいと、改めて思った。笑顔をま配ることを、仏教では願施という。誰にでも今直ぐ出来る布施の一つだ。多忙さが増す師走にこそ、笑顔を絶やさず過ごしたいものである。

 20日のCW勉強会で、CTESTWINを学んだ。インターフェースの設定の仕方も各局に教えて戴き動作するようになったので、明日のFCWA CW QSOパーティで、早速使ってみようと思っている。果たして上手く出来るかどうか、そして、どなたと交信できるか・・・・とても楽しみだ。顔は見えずとも、笑顔で無線機の前に座っている私を想像して戴けたら嬉しい。どうぞ、ログの提出をお忘れなく。

                     編集局員 JI7VBW/堀切洋子


福島の風景



福島市中心部でも「いちょう」の紅葉が始まりました

パソコンとコンテスト

2011年11月1日 発行:福島CW愛好会


 ●NECのデスクトップ型パソコンが、我が家のリビングにやって来たのは15、6年前のこと。OSはWindows95
でした。それ以来OSは、バージョンアップしながらWindowsを使い続けていますので、一度もアップルのパソコンに触れたことがありません。アップル社の製品で私が持っているものは、iPodだけです。(それも机の引き出しに2年間眠らせたままでしたので、これから使ってみようと思っているところです。)
 ○そんな私ですが、10月5日にスティーブ・ジョブズの訃報を聞いた時は、本当に驚きました。彼が、パソコンを一般家庭でも使えるようにしてくれた偉大な功労者だということを知っていたからです。新聞の社会面に、『Steve Jobs』という伝記本が講談社から発売になるという記事を見つけて、彼の事を知りたいと思い、早速『T』を購入しました。(『U』は、本屋さんから連絡が入り次第ということになっています。)この本は、当初は11月21日に”世界同時発売”ということになっていたそうですが、彼の突然の死で1ヶ月近く前倒しになったそうで、翻訳者の方もかなり苦労されたようです。
 ○『T』には、彼が生まれてから「トイ・ストーリー」を世に出すところまでが書かれています。(私はかつて「トイ・ストーリー」のDVDを娘と観たことがあるものの、ジョブズが産みの親だとは知りませんでした。)この本を読んで色々な思いがありましたが私の読後感は端折ることとしまして、アップルのことを何一つ知らなかった私でも、色々な製品の発売経緯など分かり易く書かれていて、流れがよく分かりました。間もなく(残念なことに東京より遅いのです!)発売されるであろう『U』には、iPodやiPadなどの事が書かれているようですから、手元に届くのが待ち遠しいです。ちなみにiPadやiPhoneで電子書籍を読むというのが今風なのですが、残念ながら私は未だ時流に乗れないでおります。
 
●今月20日に、コンテストログ(CTESTWIN)の勉強会が、福島県青少年会館で開催されます。これまでZlogを使用されていた方も、新しいソフトに切り替えた方が多いと思います。インターフェースは、ネットから注文出来るようですので、私もこの際、新しいソフトに変えようと思っております。会員以外の方からも、既にこの勉強会にお申込みがあったと、渡邉事務局長から伺いました。パソコンは、今やアマチュア無線には不可欠なものとなっています。(Jobs氏に感謝!)未だコンテストに出るのを躊躇している方も、この勉強会を機にコンテストにQRVしましょう。

 ●12月2日には、第3回FCWA CW QSOパーティが開催されます。『JARL NEWS 秋号 P.114』をご覧になった方から、「JA7SSB局とは、昔交信した事があります。CQ誌などでも齋藤さんの記事をよく拝見していました。今年のQSOパーティに参加しますので宜しく。」との嬉しいお電話を戴きました。昔からアマチュア無線をされている方にはJA7SSBというコールサインはよく知られているようで、改めて齋藤OMの大きさを感じました。今年は金曜日の開催となりますが、特にFCWA会員の皆様は、交信してログを畠マネージャーに提出して戴きたいと思います。日頃会員同士で交信する機会があまりありませんので、皆様と繋がる事を私も楽しみにしております。 

                       編集局員 JI7VBW/堀切洋子


編集メモ 2011-11-1


 今日の福島の風景は,いちょうの紅葉です。福島市中心部でも紅葉が始まって来ました。
あづま総合公園のいちょう並木は有名です。先週末はライトアップやミニコンサートも行われました。

 11月20日はパソコンを使ったCW勉強会が行われます。以前はパソコンを使った勉強会が数回行われていましたが,現在はソフトや使い方も随分違って来ていて,少し勉強を怠ると浦島太郎状態になってしまいます。
実際の交信でパソコンを使っていなくても,「なるほど」と思うところがあります。時代に取り残されないように,是非ご参加ください。

 テレビ報道を見ていたら,福島県では放射線測定器が一家に一台は必需品であると言われていました。確かにこれから除染を進めていく中で,身近に測定器があれば便利でしょう。
昨日,福島駅ビル内にある「まつもときよし」で「エステー製」の線量計が9,800円で売られていて,夕方5時時点で残り1個でした。すぐに売り切れたでしょう。
測定誤差の実験も放送されていて,外国産と国内産と比べて,外国産は誤差が大きいようです。原因は「校正」をしていないから。国内産はちゃんと校正をしているようです。

 今月号のエレキジャックは,アマチュア無線特集です。モールス発生機作成や50Wリニアアンプ作成まで,内容が充実しています。線量計のキットも広告で出ていました。簡易校正が可能だそうです。
モールス発生機製作講習会,来年度で計画したいものです。

                      事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


編集メモ 2011-11-1


 10月30日に行われたA1クラブのLet’s A1コンテストに初めて参加してみました。このコンテストのユニークさは、縦振れ電鍵などの単一接点のキーでCWを送信することです。最近は、はじめからエレキーで電信を打つ人が増えていますので、縦振れ電鍵を打てない人も多いと思いますが、縦振れ電鍵は電信の原点ですね。

 私は、愛用のハイモンドHK-808を使って参加しました。6時間にわたるコンテスト中、縦振れ電鍵を打ち続けることは、けっこう大変です。スタート直後は、肩と腕に力が入り、ぎこちない打ち方でしたが、だんだん力が抜けてスムーズに打てるようになりました。

 このところ、CWのコンテストには、CTESTWINを使って符号を自動送信し、応答があればキーボードからコールサインとコンテストナンバーをパソコンに入力し、レポートを送信するというスタイルでしたので、このコンテストが終わったときには、久しぶりに電信をやったという、心地よい疲れで満たされました。

 さて、我がFCWA主催の第3回FCWA CWQSOパーティーを12月2日(金)12:00〜24;00に開催します。このQSOパーティーで再び各局とお会いできることを楽しみしております。

 また、今月の20日(日)に、FCWAでは「CTESTWINを利用したコンテスト参加」というCW勉強会も開催します。パソコンを利用すれば、CWコンテストも気軽に参加できますし、ログの提出もいたって簡単です。この機会にぜひ勉強してみませんか。

                       de JH7UBC 畠 惠治


福島の風景



秋の花の定番?彼岸花

大発見??


2011年10月1日 発行:福島CW愛好会


 9月23日、おもしろいニュースが飛び込んできました。光よりも速い物質が見つ かったというのです。
 スイスのCERNから発射されたニュートリノがイタリアの研究所に、光より速く 60ナノ秒速く届いたというのです。 20世紀最大の科学者アインシュタインの確立した相対性理論(特殊相対性理論)に よれば、物質は光より速く進むことはできないはずなのですが、実験結果はこれと矛 盾するのです。

 日本のマスコミは、物理学の基礎がくつがえる、とか、タイムマシンができそう、 などとちょっとうかれた報道が多かったような気がします。しかし、科学者たちは冷 静に受け止めているようです。このことが事実としてとらえられるまでには、追試、 理論的な検証など長い時間がかかると思います。

 思い出してみれば、素粒子のクォーク理論で最後に残ったトップクォークが見つか るまで、かなりの時間がかかりました。もう少し時間をかけ、しっかりとした研究が 必要になると思います。

 今回のニュースで感じることは、科学の進歩は時には急速に、時にはゆっくりと進 み、少しずつ自然界の真理に迫っていくということです。これで完成かなと思うと、 けっしてそんなことはなく、新たな理論を必要とします。そして、実験と理論がらせ んのようにからみつきながら進んでいく。私たちアマチュア無線家が利用している電 波の発見も理論が先で実験が後でした。

 ともあれ、物理を少しかじった者ととして、今回のニュースを注目して見守ってい きたいと思います。
 
                            de JH7UBC 畠


編集メモ 2011-10-1


 今年は、東日本大震災の津波をはじめとして、先月の台風12号と15号が国内に大きな災害をもたらし、水の威力を改めて思い知らされることになりました。被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。水害は、個人の力では未然に防ぎようも無く、国策として堤防を築くなど早く施行して欲しいものです。

 いよいよ私の好きな芸術の秋が巡って参りました。過日は、東京上野の西洋美術館で『大英博物館古代ギリシャ展』を観て来ました。東北の片田舎に住んでおりますと、なかなか本物を鑑賞するチャンスがありませんが、積極的に機会を捉えて見に行こうと思っております。

 無線も、毎週のようにコンテストが開催されているようです。お声掛けだけでも参加できるよう心掛けたいと思っているこの頃です。気候も良いことですし、少しアクティビティを高めましょう。

                       編集局員 JI7VBW/堀切洋子


編集メモ 2011-10-1


 今月の福島の風景は,彼岸花です。9月を代表する花でしょう。
 東日本大震災で起きた福島市街の住宅団地の地滑りによる家屋の倒壊現場も,半年が過ぎた現在でも復旧があまり進んでいない状況です。それでも,花々は綺麗に咲いています。また,季節外れの桜が咲いた話題をよくテレビで放送しています。花々は放射能の影響はないのでしょうか?

 その影響のせいかどうか判りませんが,今年は植物の生長が早い・病気にならないなどいろいろと影響が出ています。植物はセシウムをカルシウム?と間違って吸い上げて,成長に違いがでているのでは?という話も出ています。実際のところどうなのでしょう。我が家のレンギョウは成長が早く枝は伸びてきて困っています・・・

 ついに私も放射線量計を購入しました。安物ですので誤差が心配になり職場近くの市役所で計測し発表している場所で,数値を確認してきました。ほぼ同じ数値でしたので,この安物でも家庭用では十分でしょう。ちなみに,裏磐梯の松田さんの庭で0.18マイクロシーベルト,私の部屋の中と同じ数値です。全然違いますね。

 今日3日になり,福島医大から被爆した放射線の量を調べるため調査票が送られてきました。3月11日から7月11日まで,詳しく記入しなければなりません。書類を読んで頭が痛くなってきました。東電の賠償請求書類は,この数倍もあるのでしょう。返送しなくてもいいそうですが,ゆっくり時間を遡り,記入したいと考えています。

                   事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 


福島の風景


セシウムを吸い取るヒマワリと秋の空  自宅で撮影

残暑お見舞い申し上げます


2011年9月1日 発行:福島CW愛好会


 今月の風景は,ひまわりの花と秋の青空です。
ひまわりは根から放射性物質であるセシウムを吸い上げると言われています。ここ福島では,庭にひまわりを植えている家,空き地,畑が多く目に留まります。
ひまわりの種を無料で配っているNPO法人や野菜販売店などもありました。
除染計画が進まない中,各個人で対処するしかなさそうです。
総理大臣が変わったので,震災対策を急いで欲しいものです。

 小・中・高校では校庭の土の表土の入れ替えがほぼ終わったようです。
小・中学校は今日から2学期が始まりました。県内・県外避難する数は1万人弱になります。
おかげで今年は教員採用試験がなくなり,親戚の子は県内での試験を受けられませんでした。
影響は色々なところに出始めています。

3日は井戸端ミーティングがあります。台風の影響を受けそうですが皆さんお集まりください。
また,10月1・2日に芋煮会を計画しました。
HPに掲載し,メーリングリストでも連絡しますので是非ご参加ください。
放射線量の少ない裏磐梯で楽しみましょう。

福島県内の観光有料道路も「無料」となっていますので,この際ドライブや標高の高い所からの移動運用でもどうぞ!

                       事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


編集メモ 2011-9-1


 退職して1ヶ月が経ちました。予想通り無線三昧とはいかない生活が続いています。
最初の一週間は、単身赴任先から持ち帰った荷物とシャックの整理。次の週は、親戚に不幸があり、東京へ。そして先週は孫の顔を見に再び東京へ。といった具合でした。

 そんな中でも8月11日から20日の期間は、第41回全福島マラソンQSOに参加しました。今回は144MHz帯で参加し、毎晩ローカル局や関東方面の局との交信を楽しみました。しかし、毎晩シャックに行く私を見て、妻は「またー」と冷たい顔。「今、コンテストをやっているから、1時間だけ」と何と参加しましたが、生活と趣味のバランスをとるというのは、なかなか難しいということを改めて感じています。

 こんな毎日ですが、毎週水曜日21時から3.5MHzで行っているFCWAのHF交信会には、なるべく参加したいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

                        de JH7UBC 畠 惠治


編集メモ 2011-9-1


 今日は、防災の日。最近は地震に加え、竜巻や風水害も多く発生しています。先月末には、ハリケーン(アイリーン)がアメリカの東海岸に上陸し、およそ約230万人に避難命令が出されました。6年前のカトリーナの時に1836人の死者を出した事を踏まえて、今回は政府の対応が早く、死者は100分の1以下でした。早めの対策が功を奏したようです。私たちも、いざという時に備えて、お水や食料、懐中電灯、電池、ラジオ、ゴミ袋など必要なものを、再点検しておきたいものです。 

 早いもので東日本大地震が起きてから半年が経とうとしています。相変わらず今も余震が続いていますので、少しも気が抜けません。今年から坪庭程度の家庭菜園を開始しようとしていた矢先に原発事故が生じ、青々と繁っていた野菜も已む無く廃棄処分しました。最近、線量計を借りて庭を測定しましたが、前回よりも線量が高くなっているのにはガッカリしました。側溝は、2μSv/hから3μSv/hに上がっていまして、子どもが暮らせる環境ではありません。一刻も早く町ぐるみで除染が為されて、元気な子ども達がふくしまに戻って来れるよう願っています。
 
                      編集局員 JI7VBW/堀切洋子


福島の風景


節電に役立つ緑のカーテンとゴーヤの実  自宅で撮影

豪雨お見舞い申し上げます


2011年8月1日 発行:福島CW愛好会


 7月末、新潟県三条市とその周辺、福島県只見町とその周辺を記録的な豪雨が襲いました。1時間に降る雨量が、観測史上最高を更新したそうで、両県で一時およそ40万人に避難指示や勧告が出たそうです。これまでとは違う規模にただ驚くばかりです。被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

 最近はゲリラ豪雨や竜巻など自然現象による災害が多くなりました。31日未明には震度5の余震が福島沖で発生し、携帯電話の緊急地震速報が六日ぶりに鳴りました。原発事故の収束の見込みが見えない中での大きめの余震は、物的被害は無くとも精神的ストレスとなります。そんな中、私たちに出来る事は、日頃から”いつでも避難できる体制”を整えておくことくらいでしょうか。

 昨日は全国より3ヶ月遅れの市議選の投票日で、近くの小学校へ行って来ました。校庭で、うず高く積まれた土の山に青いビニールシートが被せられている姿と、プール二つ分位の広さでブルドーザーが埋もれるほど深く掘られた巨大な穴が、異様に広がっている光景を目の当たりにしました。学校のグラウンドの除染作業としてテレビでは時々観ていましたが、実際に現場を目撃して、事態の深刻さを改めて思い知らされました。国の宝である子ども達が伸び伸びと暮らせない日常は、決して許されるものではありません。国政でも一日も早く真のリーダーに登場して戴き、東日本大震災の復興復旧に向けて大きく舵を切って戴きたいと思います。そして私達も今、省エネなど出来ることを地道にやっていきましょう。

 6月から、1,6,7,8エリアのYL局だけで定期的に週に2回、和文による交信会を行っています。しかし聞こえない日も多く、なかなか全員のシグナルをキャッチすることが出来ません。特に1エリアと7エリアはスキップして、今までのところ普通に交信できずとても残念です。1年過ぎてみないと電波の飛び具合が分かりませんので、諦めないで気長に愉しみたいと思っています。

 来月には、上記の6エリアの方とアイボールの計画を立てています。袖振り合うも多生の縁。ご縁を戴いた方との関係を大切にして、残りの人生を有意義に過ごそうと思います。

                          編集局員 JI7VBW/堀切洋子


編集メモ 2011-8-1


 今月の福島の風景は,いま流行の緑のカーテンです。
わが家でも昨年から取り入れようとしていましたが,今一歩踏み出せずにいました。しかし,節電対策のために今年は悠長なことは言っていられません。6月に苗と這わせるネットも購入し,なんとか設置しました。

 ゴーヤはこれまで4本収穫できましたが,いずれもゴーヤチャンプルと天ぷらに化け食卓を飾りました。
自分で育てて収穫し,食べるのはなんかホッとし嬉しいものです。
腐葉土からセシウムが測定されたという報道がありますが,わが家で購入した培養土は大丈夫だったのでしょうか?心配になります。ゴーヤを沢山収穫したら,お裾分けしようと思っていたのですが,遠慮されそうですね。
自宅だけで食べるのでは,毎日ゴーヤ料理となりそうです。

 豪雨となり,先月の福島の風景の写真で只見川のそばの集落の状況が心配です。
何事もないといいのですが・・・

 8月となり電波伝搬もよいようです。
今週末は,フィールドディコンテストがあります。是非,少しの間でも移動運用しハムライフを楽しみましょう。

                      事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


編集メモ 2011-8-1

 3月末に定年退職の予定だったのですが、震災で退職が延期になり、ようやく7月末日で、退職しました。皆様には大変お世話になり、ありがとうございました。

 「退職後はどうされますか?」
 「仕事はしません。悠々自適です」
 「いいですね。それでは無線三昧ですね」
 「ええ、でもそんなふうになるかどうか・・・」

 何人かと、こんな会話をしました。
 ここ10年間の私のライフスタイルは、仕事しながら趣味を楽しむというスタイルを心がけました。仕事のストレスを趣味で解消するといったらよいのでしょうか。

 従来の日本人の姿は、定年までは仕事一筋で、退職したら旅行や趣味を楽しむというものでした。しかし、間もなく定年65歳の時代になると、退職したとたんに体力、気力が衰え、せっかくとっておいた楽しみを十分に味わえないうちに死んでしまうということになりかねません。

 仕事と趣味のバランスをとって、在職中から生活や趣味をエンジョイする、そんなライフスタイルが、これからの主流になると思います。生活のほんとうの豊かさは、そんなところにあるのではないでしょうか。 

                       de JH7UBC 畠 惠治


福島の風景


福島県大沼郡金山町から只見川を望む

ほんとうの豊かさとは

2011年7月1日 発行:福島CW愛好会


 ほんとうの豊かさとは

 私は、現在会津地方に住んでいますが、実は福島市の飯坂温泉の生まれです。子どもの頃、夏の楽しみと言えば、摺上川での魚とりとプールでの水泳でした。

 山形県境を源流とする摺上川は、茂庭、穴原を通って飯坂温泉の真ん中を流れ、瀬上で阿武隈川に合流します。昭和30年代、摺上川は水量も豊富できれいな水が流れ、アユ、ハヤ、オイカワ、カジカなどがたくさん見られました。7月1日のアユの解禁日は、十綱橋の付近には釣竿が林立したものです。 

 小学生だった私は、夏休みとなると毎日、川に出かけて小魚を捕り、西根プールに行って水泳を楽しむのが日課でした。摺上川から取水した西根堰上堰の水を利用する西根プールの水は冷たく、日本でも暑いことで有名な福島の夏ですが、川面を吹く涼しい風とプールのおかげで、元気に過ごすことができたように思います。

 今でも絶大な人気を誇る宮崎駿のアニメ「となりのトトロ」の中に出てくる日本の原風景が日本のすべての地域にあった時代です。

 先日、職場の近くの田んぼを観察してみると、カエルもゲンゴロウもヤゴもドジョウも何にもいません。雑草一本も生えていません。きれいな田んぼです。でも、これは異常なことではないのかな。昔の田んぼにはたくさんの生物が生息していて、一つの生態系を作っていました。人間はその生態系の中で生活していたのです。

 福島第1原発事故の後、福島市や郡山市では被曝を心配し、子ども達は外で遊ぶことができず、夏なのに長袖を着てマスクをかけています。

 物質的な豊かさを求め、合理主義的な発想によって全てを進めてきた結果、私たちはほんとうに大切なものをたくさん失ってきたように思えてなりません。

 震災、原発の事故をきっかけに、ほんとうの豊かさとは何か、私たちはこれからどのような社会を目指すのか、もう一度考えてみることが必要なのではないでしょうか。

                             de JH7UBC 畠 惠治


編集メモ 2011-7-1


 暑さのピークをこれから迎えるにあたって、節電が大きな課題となっている。国民一人ひとりの知恵と努力で、原子力エネルギーに頼らなくても、計画的停電をしなくても、何とか暮らしていける状態に出来たらと思う。

 私が子どもの頃は今ほど暑くなかったのかも知れないが、皆が扇風機、団扇、かき氷で暮らしていた。よしず、すだれ、朝顔やヘチマなどの緑のカーテン、打ち水・・・・昔の人の知恵をフル活用すれば、乗り切れるように思える。心が豊かだった昭和の頃を、もう一度見直そう。

 我が家でも今、グリーンカーテンとして朝顔、瓢箪、ゴーヤが、少しずつ育っている。今年は、初めてゴーヤの苗を買ってみた。放射線を撒き散らした原発事故さえ無ければ、庭に植えた枝豆やジャガイモと共に、食卓に上るはずだった。

 暑がりの私だが、昨年は扇風機だけで酷暑を乗り切った。扇風機を回しても生温い風で、汗が噴出す感覚は随分久しぶりに体感したが、特に辛いとも思わなかった。人というものは、大概、気持ち次第で何とでも環境に合わせられる。動物や植物だって、文句も言わずに自然に逆らわないで生きている。無理をして熱中症に罹ってしまっては元も子もないけれど、水分補給をマメにしていれば(体温調整の難しい高齢者や幼子は別として)エアコンと扇風機を上手に組み合わせれば充分だと思う。

 有り難いことに日本には四季がある。暑い夏をホンの少し我慢すれば、涼しい秋が必ずやって来る。そう思えば、暑い夏もそれなりに愉しめるのかも・・・・? 今年は、久しぶりに浴衣に袖を通してみよう。

                        編集局員 JI7VBW/堀切洋子


編集メモ 2011-7-1


 今月の福島の風景は会津の金山町の風景です。東北電力の水力発電所が写っています。いつも近場の風景なので,今月は頑張って遠出してみました。

 私が参加している山の会では,毎年わらび採りに出かけていますが,私は久しぶりに出かけました。
ここの山では,太く長いりっぱな「わらび」を採ることができます。今回参加の強者は6Kg強も採ったそうですが,私は1Kg弱しか採れませんでした。その少ないわらびも数日後には全部胃袋に入ってしまいました。
登山道がきつく,年々足がついていかなくなり来年も行けるか心配です。しかし,放射線の心配も忘れて楽しい一日でした。

 放射線といえば,ホットスポットが話題となっています。私の住んでいる地域では自治会で線量計を購入し,数カ所の公園を測定しましたが,1.5〜1.8マイクロシーベルトの数値が計測されました。福島市が公表している数値よりも少し低い数値です。福島市全体の詳しい数値は福島市のHPからpdfファイルで見ることができますので,興味のある方はご覧ください。テレビなどで公表している数値よりかなり高いところが多いです。線量計もそのうちに借りることができそうです。さて,わが家の庭の数値はいくらあるのでしょう?

 CQ誌7月号のローカルトピックスに昨年の芋煮会の写真が,6月号には昨年6月のCW勉強会の写真が掲載されています。もう,ご覧になったでしょうか。
7月は「暑気払い」を予定しています。今年の夏も暑そうですから,たくさん飲んで食べて体力をつけましょう!

                       事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


福島の風景


朝8時10分頃,福島大学付属小学校前交差点から信夫山方面を望む

FCWA新会長御挨拶


2011年6月1日 発行:福島CW愛好会


就任挨拶 
 
 第三代,会長を拝命この一年間宜しくお願い致します。
この三ヶ月弱,未曾有の危機,明日の生活すら読めない大変な時期,このような,問題山積みの毎日ですが,会員皆様の協力を得て進みたいと思って居ります。

 先日の総会では,会員皆様の意見等大変参考に成り,又,役割に関して,建設的に協力を頂き非常に嬉しく思いました。
これらの意見等に賛同し,依り良い方向に進みたいと思って居りますので,会員皆様の,協力を再度お願いして,挨拶と致します。

                           JH7NTW 加藤義博


編集メモ 2011-6-1


 今月の福島の風景は,雨の日になると「超」渋滞する道路です。
このような渋滞はどこでも見ることができますが,福島市では特に今年は「超」がつきます。
なぜだか判りますか?・・・・・・答えは,放射線です。
撮影した場所付近は,小学校2つ,高校2つがあります。
親やじいじ・ばあばが子供・孫の送迎で車を使用するために渋滞が発生します。
今まで「バカ親達」と思っていましたが,放射線が混じった雨に濡れないためですから,今年そう言ったのでは少し可哀相でしょうか。

 原発の事故はドンドン想定外になってきています。
福島県民全員が検査対象になりました。子供の年間許容放射線量も大幅に下がりました。
避難地域も広がっています。昨年,芋煮会を行った飯舘村も今日から制限地域になり,私の住んでいる所はいつ制限地域になるかと心配になってきます。

 さて,5月29日にFCWA総会を開催し,新しい顔ぶれでスタートを切りました。
今年の活動計画で,皆さんの決を採る場面があります。
その時はご協力をお願いいたします。

                        事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


編集メモ 2011-6-1


旬の50MHz(6m)バンドを楽しもう

 夏至を挟んだ5月から8月はEスポシーズンですね。Eスポの発生については、キングソロモンの法則、つまり日本列島を寒冷前線が縦断し、雲が立ちこめたときにEスポが発生しやすいという説が有名ですが、私の経験では暑い日(蒸し暑い日)に発生しやすいような気がします。現在では、NICTの宇宙天気情報センターWebサイトのイオノグラムを見れば、Eスポの発生をいち早く確認することが出来ます。 

 Eスポが発生すると日頃静かな50MHzバンドは一変し、たいへんにぎやかになります。8エリアから6エリアまでの国内の様々な地域の電波が、Eスポ層の移動とともに聞こえてきます。また、近隣諸国、韓国、中国、香港、フィリピンなどの電波も強力に飛び込んできます。まさにマジックバンドです。 

 私はアマチュア無線を始めたころから50MHzバンドのファンです。Eスポが出始めると心がウキウキします。アナログ放送1チャンネルのNHKの画面が乱れ始めると、そわそわしてリグの灯を入れたくなったものです。 

 50MHzの運用には、他のバンドに見られない特徴がいくつかあります。普通のバンドは電信を運用する周波数帯と電話等が運用する周波数帯がきっちり分かれているのですが、50Mではそれがはっきり分かれていません。今まで、SSBで運用していた局がモードを変えて、同じ周波数でCWを運用することが多いからです。ですから、50.100MHz〜50.300MHzをワッチすると、SSB局とCW局が混在しています。ただし、50.110MHzは、DXウインドで、海外交信をする局がCQを出したり、ワッチしていますので、国内向けには、その前後の周波数は使わない習慣になっています。 

 Eスポ層は不安定ですので、交信は手短に行うことになります。こんなとき、コールサインが確認しやすく、トトトトト・ツート・ツート(5NN)でレポート交換ができる電信は大いに有効なのです。電信ができることは、大きなアドバンテージになります。 

 今が旬の50MHzを楽しんでみませんか?

                        de JH7UBC 畠 惠治


編集メモ 2011-6-1


 4月上旬に予定されていたFCWA総会が5月29日にようやく開催され、久々に各局とお会いできてホッとしました。3月11日の東日本大震災以来、どことなく歯車が狂ってしまった感が払拭できず、落ち着かない日々を過ごしております。最近になって、ご近所でも家の改築や解体工事が始まり、この家も全壊だったんだ・・・・と、分かるようになりました。(見た目には、半壊か全壊かなどは分かりません。)余震の規模も震度1〜3くらいと段々小さくなって来たものの、福島市の場合は原発事故による放射線量が気掛かりです。当局は後出ししないで、正しい情報を迅速に公表して欲しいものです。
 
 サイクル24による太陽活動は、今年も低調のようで黒点数もあまり期待できないようです。6月といえば、Eスポの季節が始まるというイメージがありますので、これからハムライフを愉しまないと、折角のアンテナが可哀そう・・・。何かと大変ですが、定期的に電波を出すように努力しようと、総会で各局の顔を見て思いました。今年度も楽しく学び、そして楽しく遊びましょう。宜しくお願い致します。

                        編集局員 JI7VBW/堀切洋子


福島の風景



三春の滝桜の孫桜   福島地方裁判所敷地内で撮影

活動再開!


2011年5月1日 発行:福島CW愛好会


活動開始!

 東日本大震災から50日が経った今も、ここ福島市でさえ地震のつめ跡は、あちこちに残ったままです。ウチのご近所でも全壊や半壊のお宅があり、既に引っ越して行かれた方もあり、屋根瓦の修復には、永ければ5年待ちの状態という話も聞いています。多くの家屋が被災して、物も人夫も足りていないのが現状のようです。
 1年以内に又、大きな余震や誘発地震が起きる可能性が高いとの事で、余震やたまに鳴る携帯電話の緊急地震速報の音に怯えながら過ごしていますが、更に深刻なのが原発事故の問題です。福島市内の一部の公園や学校の校庭では、一時間を越えて遊ばないようにとの指示が出ています。福島原発から60kmほど、しかも盆地であるがゆえに放射線量値が高く、子供たちが暮らすには決して安全とは言えないのが辛いところです。一刻も早く原発事故が収束するよう、ひたすら祈るばかりです。

 大地震の翌日からストップしていた福島県田村市の大鷹鳥谷山の標準電波の送信所が、4月21日に40日ぶりに再開しました。電波時計が少しずつ遅れておりましたので、気にしておりました。東京電力の福島原発で水素爆発が起き、原発から20km圏内に避難が指示されたため、17km地点にある送信所の職員が退避したことで、こんな結果になったようです。今回、無人稼動が可能なように装置を設定したそうですが、原発事故が、こんなところにも影響していたとは驚きでした。

 ”フツーの暮らし”をしていますと、その状態が”当たり前”となっていて、如何に周りの多くの人や物に支えられて、自分の暮らしが成り立っているかという事に気付きにくいようです。関東エリアの方々も、福島原子力発電所が被災して初めて、電力の供給場所について知った方も多いのではないでしょうか。工業製品にしても農作物にしても、結局のところ、国内に留まらず世界中に影響し合っているという事も実感しました。
 文明国であるはずの日本で、50日経っても未だ、ライフラインが切れている場所があると聞きます。避難生活を送られている方のことを思うと、心が痛みます。1週間断水しただけでも大変でしたので、そのご苦労がよく分かります。よりスピーディーに復旧して戴きたいものです。

 5月2日は、八十八夜だそうです。立春から数えて88日目にあたり、農作業の目安になる日とか。春から夏へ・・・吾妻小富士の”種まきウサギ” の雪渓もくっきり見えて、いつの間にか葉桜に変わっていました。過ぎし日には戻れないのですから、前を見つめて着実に歩を進めるしかありません。多くの困難が立ちはだかっていますが、平和に心穏やかに暮らせる日が一日も早く訪れますように、私も自分に出来る事をコツコツと努力しようと思います。

 第一級・第二級アマチュア無線技士の国家試験から電気通信術の実技試験(音響受信)が廃止【平成23年10月1日施行予定】と、4月13日付けで総務省が発表したそうです。平成23年12月期の第一級・第二級アマチュア無線技士国家試験から、電気通信術の実技試験(音響受信)はついに廃止となるそうで、実際に電信で交信したいと思わない限り、モールス符号の練習は為されにくい、ということになりそうです。
特に災害時において、小電力で交信できるCWは大変有効な通信手段ですから、アマチュア無線を始める方全員が、最初にCWを習得してくださればどんなにか良いでしょうに。

 大震災の影響で4月開催予定のFCWAの総会が延期され、今月29日に開催されることになりました。久々に皆様とお会いして、今年度の活動を計画したいと思います。皆様のご出席をお待ちしております。今月から、ひと月前倒ししてクールビズが始まるそうです。私たちも軽装になって、溌剌と活動しましょう。
 
                       編集局員 JI7VBW/堀切洋子


編集メモ 2011-5-1


 今月の福島の風景は,福島地方裁判所敷地内にある,あの有名な「三春の滝桜」の孫にあたる桜の木です。
現在,福島地方裁判所・簡易裁判所・家庭裁判所は新合同庁舎の建設中で,この桜の木のある敷地は国に返還するそうです。基本的に返還するには更地にして返還するそうなのですが,この桜の木があるために伐採しないように地域住民から要望があると国に説明しているそうです。うーん,どうなるのでしょうか?

 さて,あの大地震から間もなく2ヶ月になります。今回の地震は想定されていた宮城沖地震ではなく,まったく別の震源地だそうです。ということは,あと3年以内に99.9%の確率で宮城沖地震のM7クラスの地震が起こるということです。対策は十分でしょうか?
 それと関連しますが,今回の地震から3ヶ月以内にM7クラスの余震も起こると想定されています。てことは,M7クラスの地震が起こる回数は2回?
3ヶ月以内に余震が起こる残り日数は,あと1ヶ月ですね。皆さん,対策を急ぎましょう・・・
 地震関連の情報を新聞,テレビで見ますが相変わらず風評被害が多いです。
個人経営の店などで起こるのはその人間の小ささとして諦めもつきますが,埼玉の自治体の避難所で差別的に行われたのには,あきれたというかスクーリングを行いたければうまい方法がなかったのか,少し考えが足りなかったなぁと思いました。

 アマチュア無線のHPですから,少しはその話題を。
CQ誌5月号にAPRSの特集付録がついていました。ハンディ機についているGPS等は山登りする関係上興味があり,購入意欲はあったのですが今回の特集を見てますます購入意欲が出てきました。
そこで,問題です。VX−8Gor8DかTH−D72のどちらにするかです。いろいろ調べましたが,ますます選択が難しくなりました。カタログとにらめっこの毎日です。でもこの時間も楽しい時間です。
一緒にモービル機も買い換えを検討中でこちらは,350Aにほぼ決まりました。
これについては,皆さんといろいろお話をしたいと考えています。

 さて,今月はFCWAの総会が予定されています。
只今,総会の議題や活動意見等を募集していますので,事務局までメールでお知らせ下さい。
総会には是非とも出席をお願い致します。

                          事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


編集メモ 2011-5-1


 私が単身赴任している南会津にも遅い春が訪れました。まだあちこちに少し雪が残っているのですが、福寿草が咲き、水仙が咲きました。連休には桜が咲くと思います。春が遅いので、花という花が一斉に咲き誇ります。

 今年の冬は雪が多く、いつまでも寒い日が続きました。そして震災もあり、今年ほど春が待ち遠しかったことはありません。でも、春の来ない冬はありません。確かに春は訪れました。

 東日本大震災から間もなく2ヶ月を迎えようとしています。今、気持ちが冬のように厳しい人たちがたくさんいらっしゃると思いますが、先に希望の光を見て進んでいけば、きっと希望の春がやってきますよ。頑張りましょう。

                          de JH7UBC 畠 惠治


福島の風景



福寿草の花   自宅で撮影

我々は必ず立ち直る。頑張ろう日本、頑張ろう福島!


2011年4月1日 発行:福島CW愛好会


がんばろう日本、がんばろう福島

 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と東北と関東を襲った津波でこれまでにない被害を受け、多くの方が亡くなりました。お見舞いを申し上げ心からのご冥福をお祈りします。また、今回の震災と原発の事故によって多くの方が避難生活を送られています。私たちが住む福島県では特に原発の事故が様々な面で生活に深刻な影響を与えています。市町村が丸ごと県内外に避難するケースも多くなりました。

 戦後、私たち日本人が遭遇した最大の災害です。私たちは過去に様々な災害を受けても必ず立ち直ってきました。今回の東北関東大震災でも復興できると信じていますし、復興させなければなりません。それにしても、今最も関心を寄せるべきは原発事故をいかに収束させるかということだと思います。

 絶対に安全だと言っていた原発の事故は、絶対ということがありえないということを改めて我々に認識させました。チェルノブイリ原発やスリーマイル島原発の事故がどちらかとういうと人為的な事故であるのに対して、今回の事故は自然災害による事故と言えますが、今後の日本、世界のエネルギー政策に大きな影響力を与えることになるでしょう。

 今回の事故では、当事者の東京電力や監督者の国が強く批判させています。当然のことだと思います。しかし、批判だけでは今回の事故を収束させることはできません。現場で事故処理にあたっている東京電力の社員そして関連会社の方々、消防・自衛隊・警察の方々は、放射線の脅威におびえながらも勇敢に戦っています。彼らに敬意を表するとともに声援を送らなければならないのではないでしょうか。

 今まで、この原子力発電所の電力の恩恵を受けてきた特に関東圏の人々、そして全国民が風評やデマに惑わされることなく放射線や放射線による人体への影響について正しく理解し、不必要に不安に陥ることなく冷静に判断し適切な行動をとっていただきたいと切に願っています。

 我々は必ず立ち直ることができます。頑張ろう日本、頑張ろう福島

                          de JH7UBC 畠 惠治


編集メモ 2011-4-1


今出来ることを・・・
 
 先月11日に、東北&関東地方の太平洋沿岸にM9の大地震と大津波が発生しました。それと同時に、福島原子力発電所の施設が破壊され、未だに危機的状況が続いています。2週間経ってようやく東北道で一般車両が通れるようになり、宅急便など流通機能も徐々に回復しつつありますが、JR東北新幹線が全線開通するのには早くても後1ヶ月はかかる見込みです。福島市内では、地震から1週間余りで電気、水道、電話などのライフラインがほぼ繋がりましたが、ガソリンや食料は品薄状態が続いています。大きな余震も続いていますし、福島原発の放射線漏れの事など不安材料が多くて、落ち着いて無線を楽しめる状況ではありません。

 我が家では東南西の三方の大谷石の塀が倒れ、月末に業者さんがやっと撤去してくれましたが、津波に襲われた町は今もなお瓦礫の山です。不自由な生活を強いられている被災地の方々や、亡くなられた方はさぞ無念であったろうとことを思うと、涙無しではTVの画像が見られません。あまりの凄惨さに言葉が無いというのが正直な気持ちです。

 今は東京電力の危機管理の無さに、毎日イライラさせられています。迅速な対応が必要なのは、脳梗塞やサッカーだけではありません。色々な分野の頭脳を結集して、最悪の状態からいち早く脱出することを切に願っています。それにしても事故現場で危険を承知で不眠不休で作業されている方々とそのご家族には本当に頭が下がります。

 日本は今、世界中から注目されています。国内外からの支援の輪が広がっていて世界はひとつと思える場面を沢山見聞きし、本当に有り難いと思いました。ただ受け入れ体制が整っていないために被災地に物資が届かないという現状もあるのは残念です。あまりに多くの困難がありますが、一歩一歩復旧に向けて自分達が立ち上がらなければなりません。私の周りでは、自宅にあるストック品(毛布、タオル、シャンプーなど)を寄付したりして”こころ”を表していると聞いて嬉しく思いました。私も僅かですがお小遣いを義捐金に回し、お見舞いの気持ちを表しました。また、今まで以上に節電に努めるなど自分に出来る事は何かあるはずです。皆が”お互い様”という気持ちを寄せ集めれば、大きな力になると信じています。一日も早く”普通の生活”に戻れますように。(日本テレビでは、クレジットカードでも募金が出来るWebサイト http://cr.ntv.co.jp/24htv/charity/ を立ち上げています。わざわざ金融機関に行く必要がなく、パソコンからでも携帯電話からでもOKで、1口500円からお手軽に寄付できます。今後も継続的な浄財を・・・・。)

                      編集局員 JI7VBW/堀切洋子

     

編集メモ 2011-4-1


 今月の福島の風景はガソリン不足で撮影に出かけることができなかったので,予定を変更して自宅の庭に咲いている福寿草の花です。ちょうど震災があった3月10日前後から咲き出して,今がちょうど見頃となっています。
 
 昨年10月の編集メモで地震の備えをしようと書きましたが,まさにその時がやってきてしまいました。幸いなことに福島市は水道が断水したのみで,電気・ガス(一部地域を除く)は被害を受けませんでした。水道もちょうど1週間で市内の90%が復旧し,食べ物もなんとか手に入るようになったところです。ライフラインの3つ(電気,ガス,水道)が止まったら,もっと凄いことになっていたことでしょう!

 職場で見た地震直後のテレビ放送中継画像の津波の映像は,映画のシーンが現実の映像になりました。津波に飲み込まれる走行中の車や畑,家など想像をはるかに超えていました。そして追い打ちをかけているのは,原子力発電所の事故です。以前に原発の仕事をしていた関係上,福島第1,第2は担当していませんが,現在問題となっているところはよく知っているところです。

 福島市の通勤風景は,マスクをし,帽子等を被り,フードのついたコートを着て,なるべく放射能の影響を受けないような服装をしているのが目立ちます。よく理解せずにマスコミに踊らされている神経質な人が多いようです。実際に私の職場のある部屋では,まだ3月で寒いというのに暖房のエアコンを切っているありさまです。

 新聞報道で目に留まるのが,風評被害です。食べ物だけではなく人的被害です。福島県から来ただけなのに,新潟の温泉宿での宿泊拒否や郡山に行くのにタクシーに乗車しようとしたら拒否された,いわきに灯油を運ぶのに放射線が怖いから運転手が郡山から出発したくない,高齢者を施設に入れようとしたら,いわきからの避難者でスクリーニングを受けていないから入所を断られたとか,あげくのはては,東京都内の若い女性の会話で,福島の人はゼッケンをつけて欲しいよね!被爆者には近づきたくないよね,等という会話があったそうである。

 放射線の実際の状況を良く確認せず,マスコミに踊らされて誤った自己解釈をしている人が多いことに,いらだちを感じています。

 そうかと思えば,何もできないからと言って福島県で出荷制限がかかっていない農産物を買い求め応援しようとする人もいます。まさに前者の人達とは違い情報を正しく理解している証拠でしょう。その情報も信用できない状態にあるということには,困るところもあります。まずは自分自身で情報を整理し,正しく行動しましょう。近い将来には自分達に関係する,関東・中部地帯の大地震も想定されているのですから・・・

                     事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


福島の風景



白梅の花   福島県立福島高校で撮影

3月は別れの月,いいえ新しい門出の月です!


2011年3月1日 発行:福島CW愛好会


 今日から3月です。1日の今日は県立高校の卒業式ですね。私も数十年前を思い出します。

 今月の風景は,その県立福島高校の敷地周りにたくさん植えてある「梅」の花です。県内有数の進学校で校章にも梅の花が入っており,文化祭の名称は「梅花祭」です。私の母校ではありません・・・

 FCWAの平成22年度行事も2月のCW勉強会で終了しました。ただ今4月の総会に向けて資料の準備の真っ最中です。

 福島CW愛好会は4月からの平成23年度で20年目に入り,平成24年2月で満20周年になります。人間にたとえると,成人式ですね。記念行事を企画していますが,良い企画があれば事務局 渡邉 jl7gud@jarl.com までお知らせください。

                     事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


編集メモ 2011-3-1


不思議な体験

 数年前、私は会津若松市の集合住宅からロングワイヤーとATUHFCWを楽しんでいました。ある晩のこと、3.5MHzでCQを出していると妙な混信を受けました。セミブレークインで運用していましたので、送信の合間の短い受信状態のときに信号が受信されました。
 「誰かわざと妨害しているのかな?」と思い、送信を止めると、やがて混信がなくなります。2,3度同じことがあり、不愉快な気分になりました。

 しばらく待って、短くCQを出し、スタンバイして耳を澄ませると「DE JH7UBC」と聞こえます。「え!」悪いいたずらか。もう一度送信してスタンバイするとやはり自分のコールサインが聞こえます。「なんだこれは!」

 電波は秒速30万Kmですから地球を一回りするのに約0.13秒かかります。もし、自分の電波が地球を一回りして聞こえたのなら、その程度の遅れですが、この時は数秒遅れて自分の電波が聞こえました。不思議なことがあるものです。 

 Webで調べると、JA7AO松本OMのホームページに「超遅延エコー」といいう記事があり、ローバンドで数秒から数十時間遅れて自分の電波を聞いたとの報告がけっこうあります。この現象なのでしょうか。なぜこのような現象が起こるのか、まだよくわからないようです。自然界にはまだ解明されない現象がまだたくさんあるようです。あなたは、このような体験はありませんか。

                        de JH7UBC 畠 惠治


編集メモ 2011-3-1


 弥生、お雛様の月・・・・我が家もお雛様を飾りました。7段飾りで場所を取るため飾るスペースが無くて、永い間、屋根裏のロフトに収納したままになっていました。23年ぶりに箱から姿を現した雛人形は、幸いなことに、どれも綺麗なままでホッとしました。飾る部屋も出来ましたので、これからは面倒がらずに毎年飾ることにしましょう。

 3月3日のお雛様と言えば、「雛コンテスト」。YLさん達が大勢出てきて、この日ばかりはお空が賑やかになります。一昨年から私は参加させて戴いていますが、今年は娘が帰省するため電波を出す時間は少なくなりますが、少しの時間でも参加しようと思っています。YL局と交信しますと得点が10点です(OMは1点)ので、YL局にサービスをお願いします。そしてコンテストでお声がけした時は、ログの提出をお忘れなく。

 YLさんと言えば、北海道の雪が融けたら、有志で定期的に交信しましょうという話が持ち上がっています。奥様たちの井戸端会議風になるかも?知れませんが、少しでも華やかになればと思っています。

 3月はお別れの多い月ですが、前向きに元気を出して・・・・。やがて桜の花だよりが聞かれる日が来るのですから。

                      編集局員 JI7VBW/堀切洋子


福島の風景



マンサクの花   福島市花見山公園で撮影

2011年はどんな年?


2011年2月1日 発行:福島CW愛好会


 今年の冬は暖冬だったらいいのに・・・という願望とは裏腹に、1月中旬頃から全国的に結構な積雪に見舞われました。今世紀最大のラニーニャ現象が、世界中に影響を与えているわけですが、有り難いことに福島市内では平年どおりの積雪量のようです。皆様のところは如何でしょうか。雪掻きで腰を痛めたとのお話も耳にしますが、どうぞお大事に。

 1月26日に霧島連山の新燃岳が189年振りに本格的に噴火して麓の市町村では大変な被害が生じていますし、国内だけではなくオーストラリアやブラジル等で大洪水が発生したように、現在、地球規模で未曾有の天変地変が生じています。これから先も益々色々な天災が降りかかって来ますので、夫々が災害に備えておく必要がありそうです。とは言え、天災に人はなす術を持ち合わせていないようです。
 
 昨日読み終えた本『絶対音感−ABSOLUTE PITCH』最相葉月著(小学館)に、興味深い一節を見つけましたので、断片的ですがご紹介します。

<複数の人間が複数の単語を同時に発声した音声を聴かせて、何人が発声しているかを当てさせるという実験を行った。それによると、二人までは正確にわかるが、それ以上だとほとんどわからない。・・・・聴覚の特性からみれば、どんな素晴らしい指揮者でも、ある瞬間は二つの音しかわかりません。でも、音楽は一瞬のものではなく、ある程度の長さを持つものです。・・・・「本日は晴天なり」という音声があったとする。そのうちの一文字をとり、「ほんじつはXいてんなり」としたときに、そのXの部分に咳払いや、ドアをバタンと閉める音、ザッという雑音などを入れると、「本日は晴天なり」と、スムーズに聴こえる。・・・・なめらかにつながって聴こえる。・・・・情報の冗長性をうまく利用して安定した処理を行うのが知覚系の基本原理だった。・・・・人間の知覚本来の冗長性ゆえに、指揮者もオーケストラの音すべてを同時に聴く必要はなく、ポイントポイントで聴いていればいい。>

 確かに、指揮者に限らず私たちも多くの音の中から自分に必要な音だけを聴き取って生活していますが、特に電信で交信している場合は、それを強く感じます。何文字か聞き取れなくてもそれなりにフォローしながら交信を続ける事が出来る人間の能力は素晴らしいです。
<このカクテルパーティ現象というのは、実はコンピューターで真似しようとしてもなかなかできない大変むずかしい問題なのです。>
と書かれているように、人間の聴覚は素晴らしく、私たちが、CW QSOこの能力を生かさないのはもったいないです。
 年末に風邪を引いて以降、およそひと月ほど無線に出る元気が無かったのですが、過日ようやく定例の3.5メガの交信会に出ることが出来ました。コンディションが悪くて聞きにくい状況ではありましたが、耳を澄ましながら符号を聞き取ろうとする事が、楽しく感じられました。やはりCW QSOは楽しいと実感。お空のコンディションもイマイチですが、これから体調をみながらQSOを楽しみたいと思います。

 サッカーアジア杯、苦しみながらもついに4回目の優勝を勝ち取りました。どの試合もハラハラドキドキでしたが、チーム一丸となって目標を達成したザックJAPANに拍手を送ります。韓国戦でのPK戦で、最初にシュートを決めたのが今回MVPに選ばれた本田圭佑選手。ザッケローニ監督に信頼され自信を持って蹴ったとのこと。監督の采配も的中して良かったですし、控え選手も含めて選手一人ひとりが自分の仕事をきっちりこなし、一つの目標に向かって全力で戦う姿は本当に素晴らしかったです。どんな組織でも、お互いにコミュニケーションを取って信頼できる関係になってこそ、その組織は生きてくるのだと思います。

 FCWAは、1年後の2月2日で満20周年を迎えます。開設以来、およそ80名の方が色々な事情で入退会をされて来ました。辞められた方の中には、私がたった1度しかお会いした事の無い方も10名ほど居られました。交流も無いまま退会されたのは残念でした。今後は、もう少しmeetingの回数を増やして、お互いの理解が深められたらと思います。この春早稲田大学から日本ハムに入団した斎藤佑樹投手ではありませんが、持っているのは仲間だと言えたらいいのですが。

 CW勉強会が、6日に開催されます。今年度の行事は、これで一先ず終了です。皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

 インフルエンザ、現在は子どもが中心となって感染が拡大しているそうです。ピークは今週と言われています。帰宅直後の手洗いをどうぞお忘れなく。くれぐれも気を付けて過ごしましょう。

                       編集局員 JI7VBW/堀切洋子


編集メモ 2011-2-1


 今月の福島の風景は,花見山のマンサクの花です。
日曜日に撮影予定でしたが,出かけてみると車に着いている温度計で外気温がマイナス1度を指していて,寒がりの私は撮影を断念してしまいました。

 この画像は数年前に撮影したものですが,今年はつい先日つぼみが割れて咲き出したそうです。花というより「タンザク」?のような感じですよね。今年は雪が多くて花の開花状況も昨年等とはだいぶ違っています。2月になると,白梅,紅梅と次々と花も咲き出しますので,風が無く天気が良い日にはお散歩気分で出かけてみるのもいいかも知れません。でも,長靴は必需品ですし,ストック(つえ)もあれば鬼に金棒です。防寒対策は忘れずにお出かけください。

 しかし,花見山の今年のXディはいつでしょうね?
昨年は17・18日頃でしたが,ソメイヨシノとモクレンの開花時期がずれて写真的にはもの足りませんでした。今年は例年になく寒さが厳しい年ですから,一気に暖かくなれば花の競演が楽しめると思います。4月16・17日はオール東北コンテストも予定されていますから,お花見をしながら移動運用でコンテストに参加するのも楽しそうですね。

 2月6日はCW勉強会があります。今回は郡山,山形と遠方からの参加申し込みがありました。この所,雪による交通障害が多発しています。十分に余裕を持って移動するようお願いいたします。

 また4月の総会の日程も決まりました。総会に向けて案内を送りますので,しばらくお待ちください。

                         事務局 JL7GUD 渡邉 正徳


編集メモ 2011-2-1


HF帯交信会

 FCWAでは毎週水曜日の午後9時から3.520MHz付近で、CW交信会を行っています。キー局は、JA1OQG/7松田さんで、FCWAのメンバーを中心にレポート交換と連絡を和文で行っています。 

 この交信会は、2008213日(水)から始まりましたので、丸3年が経過することになります。今までのログは、このホームページの「HF帯交信会」をクリックしていただくと見ることができます。

 交信会の目的は、CW交信術の訓練、FCWAメンバーの交流、和文交信の練習などあげられますが、雪深い南会津町に単身赴任している私にとっては、交信会で各局と交信することは週1度の楽しみなのです。各局の電波を聞きながら、「みんな元気でやってるね、私も元気ですよ」、そんな思いを込めて参加させていただいています。無線ができるということは、心も体も健康で幸せなことなのですね。

 FCWAのメンバーはもちろん、FCWAのメンバー以外でもキー局のOKがあれば、参加できますので、気軽に参加していただきたいと思います。 では、HF帯交信会でお会いしましょう。

                        de JH7UBC 畠 惠治


福島の風景



咲き始めたロウバイの花   福島市花見山公園で撮影

2011年はCW年


2011年1月1日 発行:福島CW愛好会


 2011年1月号のCQ誌が手元にあります。CQ誌は、このところCWについての記事を掲載することが多いように感じます。新年号からはA1クラブのJE1TRV谷口さん(FCWAの準会員でもあります)の「Atsuさんのモールス通信ステップアップ」の連載も始まりました。  

 CQ誌は今年の年間テーマを「楽しもうモールス通信」としたとのことです。言ってみれば2011年は「CW年」ということになります。また、「CW Activity Award」と「Dot & Dash Award」の2つのアワードを発行し、CWの普及を促進します。このようなことによってCW愛好家が増えることは我々CWファンにとって歓迎すべきことであります。 

 しかし、CWをやりたいと思っても、その修得は容易ではなく、あきらめてしまう人が多いのも事実です。CW愛好家を増やすには「先の人は後の人を 後の人は先の人に」の言葉のように、現在CWを楽しんでいる人々がビギナーやこれからCWをやろうとする人を導き、指導しCWの面白さや楽しさを教えていかなければなりません。特に若い人たちの育成に力を注ぐ必要があります。私もそのことを心がけて、今年もCWを楽しんで行きたいと思います。各局、お空でCWモードでお会いしましょう。

                        de JH7UBC 畠 惠治


編集メモ 2011-1-1

初春のお慶びを申し上げます

 一年の計は元旦にあり。皆様は今年、どのようなことを計画されているでしょうか。
 昨年私は、色々な事が重なり多忙な一年でしたが、徐々に忙しさも解消しつつあります。年度末までにすっきり片付けて、新年度からは自分のやりたかった事を一つひとつ実現させていきたいと考えております。アンテナも新調しましたので、定例の3.5メガの交信以外でも電波を出してハムライフを楽しもうと思います。

 2月6日は、CW勉強会です。K0ENケンさんが、英語でのQSOの指導をして下さいます。私は英語が大の苦手ですが、何事も勉強・・・・楽しみたいと思っております。一緒に学習しましょう。メンバー以外の参加申し込みも受け付けていますので、ご希望の方はJL7GUD事務局長へメールをどうぞ。
 今年はうさぎ年。ピョンピョンと元気よく飛躍したいものです。本年も、よく学びよく遊びましょう! どうぞ宜しくお願い致します。

                      編集局員 JI7VBW/堀切洋子


編集メモ 2011-1-1


本年もよろしくお願い致します。

 ついに2011年が始まりました。今年はどんな年になるか、期待と不安でいっぱいです。まずは、2日から3日までのニューイヤーパーティに参加し、シールを集めることからです。とりあえず12年分は集めて、ただいま2周目です。初めの頃から集めている局は何周目なのでしょうか?

 2日からと言わずに、1日からはCQ誌企画のドットダッシュアワード、CWアワードも始まります。ドットダッシュアワードはすべてのモードが対象ですが(SSBやFMでもOKです)、クラスSはCWモードのみです。CWが苦手な局もクラスAまではできそうです。また、両方で楽しむのもいいでしょう!やはり目指すのは、クラスSですよね?

 というわけで、2月に開催されるCW勉強会に参加して、CWモードの苦手意識をなくしませんか?CWの勉強だけではなく、いろいろな話をして聞いて参考にしてください。KENさんの屋上アンテナ設置計画に話も弾むことでしょう。参加を希望する方は、「お知らせ」を読んで、私までメールをお願いします。

 今年も、福島CW愛好会をよろしくお願い致します。

                      事務局 JL7GUD 渡邉 正徳