2012年巻頭言
福島の風景 |
福島市市街地でも積雪
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今年を振り返り思うこと |
2012年12月1日 発行:福島CW愛好会 今年もあと1ヶ月となりました。今年はFCWAの創立20周年記念行事を行い,事務局としては大仕事が終わったという気持ちでいっぱいです。これも皆さんのご協力の賜物と思っております。 毎年度,CW勉強会,芋煮会など行事を開催していますが,なかなか満足と感じるところはありません。まだまだだなぁといつも思います。ひとつ来年度も皆さんのご協力をお願いいたします。 さて,今月は衆議院の選挙があります。国民は公務員(この場合は議員)を選べる権利がありますので,棄権などしないように,投票してください。とは言っても,選挙前に新たに新党が沢山出てきました。各党首の話を少し聞いたところでは,なるほどと思いますが以前に政権を投げ出した人,近い内にといいながら政権を引っぱってきた人など多種多様です。これからの日本のリーダーとしてどの政党を選べばいいのか大変難しいところです。 そんな事ばかりで色々と進まず,福島では除染や補償も進まず取り残されていく感じがします。 来年3月は震災から丸2年になります。少しずつですが復旧・復興していって欲しいと思います。 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
編集メモ 2012-12-1 年賀状を書く季節になりました。喪中の葉書が何通か既に届き、思わぬ訃報に驚いたり、心を痛めたりしています。 FCWAのメンバーでも、今年はJM7TGV八木さんがサイレントキーされました。毎週水曜日に八木さんのCWが聞かれなくなり、さみしい限りです。でも、新しいメンバーもたくさん加わり、また事務局JL7GUD渡邉さんのご尽力のお陰でFCWAは今年も順調に活動することができました。渡邉さん、皆さんありがとうございました。 FCWAは、電信を愛好するという一点で構成されているグループですが、私のハムライフには今や欠かせないものになっています。長い人生の中では、家庭や仕事の都合、そして体調などにより、無線ができないことも多くあります。アマチュア無線ができるといいうことは、実はほんとうに幸せなことなのですね。グループの一員としての活動もまたしかりです。 日本、世界の動きがあわただしくなってきましたが、日本、世界の平和と安定が保たれ、来年もアマチュア無線を楽しむことができるようにと祈りながら、新たな年を迎えたいと思います。 皆さんもよい年をお迎えください。 de JH7UBC 畠 惠治 |
編集メモ 2012-12-1 早いもので月めくりのカレンダーも残り1枚となりました。 実家に帰省したり孫達の世話等で忙しさにかまけているうちに無線から遠のいて50日余りが過ぎてしまいました。家事が2倍に増え孫守りも加わって、毎日が目の回る忙しさですから『FCWA QSO PARTY』に参加するのは難しいかな・・・と思いつつ嫁に話したところ、「頑張って下さい。」と励まされましたので、幾分交信の時間が取れそうです。 早速無線用パソコンをシャックに運び込んでCTESTWINを開いたものの、CQ HINAと出るので大慌て。どこから設定するのかさえ忘れていて、あちこちいじって設定箇所を見つけて CQ FQPに直しました。当然ながら練習する暇もありませんので、ゆっくり応答してくださる方と交信を楽しみたいと思います。折角ですので、時間の許す限り頑張りましょう。 渡邉事務局長をはじめとしてFCWAの皆様、今年も大変お世話になりました。思うように行事に参加できませんでしたが、来年はもう少し時間的余裕が持てたらと期待しています。今年も残り1ヶ月ですが、皆様も体調管理に気を付けて風邪など召しませぬように・・・。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
福島の風景 |
磐梯レークラインの紅葉
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コンテストを楽しみませんか。 |
2012年11月1日 発行:福島CW愛好会 この辺りも街路樹が赤や黄色に紅葉し始めましたが、スカイライン周辺では今が見頃とか。TVに映し出された錦の山は、何と美しいことか・・・。11月15日まで県内の有料道路は無料だそうですから、お時間のある方は訪れてみては如何でしょうか。 先月私は、九州の実家に里帰りをしたり孫が生まれたりと多忙な毎日で、無線機の前に落ち着いて座る時間がありませんでした。今年一杯は嫁と孫が我が家に滞在することになっていますので、家事に専念せざるを得なくなりました。 人生には、色々なステージがあります。仕事、親の介護、家族の世話など、忙しくて趣味を楽しむ余裕がない時期もありますが、諦めさえしなければ、いつか出来る時が来ると私は思っています。人生は常に変化し、自分も変わっていくのですから。 今月18日に、福島県青少年会館で「CTESTWINを使うためのインターフェイ ス製作講習会」が開催されます。コンテストでは、今やパソコンは必需品ですので、ソフトを動かすためのインターフェースは無くてはなりません。未だコンテストに参加したことがない方も是非この機会にインターフェースを製作し、コンテストログの使い方を学んで、色々なコンテストに参加して戴きたいと思います。CWのコンテストは、声を出さなくて済む分、フォーンより体力的に楽ですので、シルバー向き?かも知れません。Hi ! 11月24〜25日は、CQ WW DX Contest CWが、そして12月1日は、第4回FCWA CW QSOパーティが開催されます。私はFCWAの会員の一人として、12月1日には、たとえ1局でも交信してログを提出したいと思っております。皆様もご多忙とは思いますが、少しでも楽しんで頂ければと思います。 これから日毎に寒くなって参ります。どうぞ体調管理に気を付けて風邪などお召しになりませぬように。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
編集メモ 2012-11-1 ウインドウズ8が発売になりました。いまだXPを使っている人間には「未知」のOSです。それでは・・・ということでアップゲレード版を予約していました。発売日に届いているのですが,肝心のPCを新しくしていません。 新しく自作するので,CPU,マザーボード,メモリ,SSDなど購入製品の見当だけはつけています。あとは,お金だけです。早く12月のボーナスの時期がこないか待ち遠しいところです。 新調したPCなら,HPの編集にもたつくことは無いはず・・・と考えています。今のPCはどうするの?という声には,ワイヤーズ2用にするとか,欲しい人には23インチの液晶もつけて差し上げようか等,考え中です。ソフトの入れ替えも大変です。考えていると気分が重くなってきました。 ストレスを解消して楽しみましょう!! 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
編集メモ 2012-11-1 10月28日(日)午後2時から8時まで、A1クラブのLet’s A1コンテストに参加しました。このコンテストは、縦振電鍵または単一接点のキーを使って交信するコンテストです。時間いっぱい楽しませていただきました。 CWコンテストといえば、最近はCTESTWINやZLOGなどのコンテスト用ソフトを使い、CQや応答の場合、CWを自動送出するスタイルが一般化しています。ですから、ヘッドフォンでCWを聞き、コンピュータのキーボードを操作し無音で交信を行いますので、知らない人が見たら、この人は何をしているのかなと思うに違いありません。 これに比べると、Les’s A1コンテストでは、縦振電鍵の音がカチカチとシャックに響き、電信を打っているとうい実感があります。また、6時間も縦振電鍵を打ち続けるとかなり疲れますが、その疲労感が電信をやったという充実感につながっています。 12月1日には我がFCWA主催のCWQSOパーティーが開催されます。私はロギングには、CTESTWINを使いますが、CQと応答には縦振電鍵を使ってのんびりCWを楽しむのも良いかな、などと考えているところです。 de JH7UBC 畠 惠治 |
福島の風景 |
会津若松市の鶴ケ城
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キング・オブ・ホビー |
2012年10月1日 発行:福島CW愛好会 最近、衛星通信を再び始めました。30年以上前にも一度AO−7のAモード (アップリンク145MHz帯、ダウンリンク29MHz帯)を使って衛星通信に チャレンジしたことがあります。そのときに作った29MHz帯のプリアンプの基板 が今も手元に残っています。AO−7は今も利用可能な驚異的な超寿命衛星です。す ごいですね。 そのときは、リンクテストで自分の声が衛星を経由して戻ってくることを確認しま したが、交信にはいたりませんでした。今回は、アンテナやリグの性能が良くなりA O−27(FM衛星)とFO−29(リニア衛星ふじ)で簡単に交信することができ ました。 これらの衛星のダウンリンクを聞いているとCWのトーンが刻々と変化します。こ れはドップラー効果によるもので、衛星が近づいてくるとき遠ざかるときに大きいと きは約±10KHzも周波数シフトします。低軌道衛星では衛星の位置(方位、高度、距 離)も刻々と変化します。衛星通信を行ってみると人工衛星が地球の周りを周回して いることを実感できます。そして、我々の世界が物理の法則によって成り立っている ことを体験的に知ることができます。 我々の趣味、アマチュア無線は考えてみれば科学技術を最大に利用した趣味です ね。これからも新しい科学技術を取り入れながら進化していくと思います。交信技術 を磨いていくとともに新たな科学技術に挑戦し技術的な向上を図っていくからこそ 「キング・オブ・ホビー」なのだと思います。 de JH7UBC 畠 惠治 |
編集メモ 2012-10-1 暑い夏がようやく終わって快適な季節が巡って来た。シャックに座って落ち着いて電波を出せる環境になって来たので、少しでもQRVしよう。 さて3日前に、私の好きな城島健司捕手が、今シーズンでの引退を表明した。怪我でキャッチャーが出来なくなったからとのこと。このところ試合に出ていなかったので心配していただけに、とても残念に思う。これまで彼が所属しているチームを応援してきたので、来シーズンからどのチームをひいきにしたらいいのやら・・・。マリナーズやWBCでの彼の活躍が思い出される。本当にお疲れさまでした。 TVでのスポーツ観戦ばかりしないで”スポーツの秋”としたいところだが、動くのはヤッパリ苦手。でも運動不足は、認知症の原因の一つにもなるとか。年々物忘れがひどくなって来ているのは、毎日500〜1000歩しか歩かないせいなのかも?? 携帯電話に「歩数計」が付いているのは有り難い。せめて今日から”1日2000歩”を目標に奮起しよう。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
編集メモ 2012-10-1 ようやく暑かった夏も終わり秋らしくなってきました。先週はもう冬間近?と勘違いするほど寒い1週間でしたが,体調など崩されなかったでしょうか? 福島の風景でもあるように,いよいよ観光シーズン到来です。撮影日でも会社の慰安旅行のバスが数多く停まっていました。これでもお客さんが少ないのでしょうか? 週末は多くても平日はそれほどでもないのかな?と考えてしまいます。 皆さん,お出かけください。 今年の芋煮会は昨年の時期では寒かったので早めに設定しましたが,異常気象のせいか逆に暑かったですね。 でも,おかげ様で楽しいひとときを過ごすことができました。 芋煮会もなんとか無事に終えることが出来ました。お手伝いありがとうございました。 今年の行事予定も今月の井戸端会議,11月のCW勉強会のあと2つです。 井戸端会議の内容はまだ決まっていませんが,CW勉強会は「お知らせ」に掲載してあります。 これから季節も良くなり,無線機の前に座ることができるでしょうから,楽しみましょう! 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
福島の風景 |
プルーンの木の畑が・・・ 松川町で撮影
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オリンピックはメダルラッシュ |
2012年9月1日 発行:福島CW愛好会 7月末から始まったオリンピックもようやく終わりました。現在はパラリンピックが行われていますが,放送の取り上げ方は雲泥の差です。話題にかけるからなのでしょうが,ちょっと差がありすぎだなぁーと思います。 さて,皆さんはどの競技に夢中になり応援しましたか? 男女サッカー,水泳のリレー競技,卓球女子団体,女子レスリング,女子柔道などいろいろありました。 メダル争いは最後までドキドキものです。一番いい色のメダルでなくても,皆さんメダルを胸に輝いていました。 今日は防災の日です。新たに南海トラフの地震を想定した被害の予想も出ています。 津波の高さが32mでは,どこに逃げればいいのでしょうか?また,避難場所までの時間も考えなくてはなりません。 福島でもこの所頻繁に地震が起きています。あの教訓を活かして備えは十分にしましょう。 今月は,裏磐梯で芋煮会が開催されます。昨年は寒かったですが,今年は暑いくらいでしょうか? 9月になり高気圧が太平洋沖に移動するみたいですので,大丈夫かなと思っています。 変わりに,台風が日本列島に来やすくなるので台風直撃も事務局としては心配のタネです。 良いお天気になりますように!申し込みも忘れずにお願いします。 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
編集メモ 2012-9-1 風評 7月末、東京世田谷に住む息子家族に会いに行ってスーパーマーケットを訪れたときのことです。野菜売り場や米売り場には福島県産の農作物を一つとして見つけることが出来ませんでした。また、8月に山形県米沢市のスーパーマーケットに行ったときも同様に福島県産の農作物を見つけることが出来ませんでした。 季節的には、中通り南部のキュウリや北部の桃が最盛期のころです。福島県の農作物は、放射能検査をして国の基準をクリアした安全な物しか市場に出ていないのですが、これが現状です。「福島」=「放射能」=「危険」というイメージが人々の中に浸透しているのでしょうか。 私たち福島県民は、今回の原発事故で大きな被害を受け、避難を余儀なくされている人々も多数います。また小さな子供を持つ親さんたちは、いい知れない不安にさいなまれています。しかし、私たちはこの福島の地で毎日何事もなく通常の生活を送っています。放射線の空間線量も一部地域を除き、他県とあまり変わりません。 「風評」とは、何となく不安という人間の持つ自己防衛本能からくるものだと思いますが、科学的な測定や根拠に基づいて冷静に判断し、安全な福島県産の農作物を食べてほしいと思います。それが福島復興に繋がるのではないでしょうか。 総理大臣が言われているように「福島の再生なくして日本の再生なし」です。応援をお願いします。 de JH7UBC 畠 惠治 |
編集メモ 2012-9-1 ロンドンオリンピックでは、沢山の感動を戴きました。一人ひとりの選手に、家族やスタッフの支えがあり物語があることを改めて思いました。そしてパラリンピックが始まり、又感動の日々が暫く続くことでしょう。健常者と同じ土俵でプレーしても遜色の無いくらいの選手も沢山いらっしゃいますが、血の滲むような努力を重ねて来られたのだと思います。ロンドン大会では伸び伸びと試合を楽しんで戴きたいと思っています。 さて無線のコンテストは、私の場合は楽しむ事にポイントを置いています。皆さんと同じ時間を共有しながら短い”間”で、一瞬心を通わせられたら素敵だと思います。9月になったとは言え暑い日が続いていますが、もう直ぐ涼しくなるはずです。無線機の前に落ち着いて座れるようになりますので、聞こえましたら応答してください。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
福島の風景 |
SLふくしま復興号 松川町で撮影
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オリンピック |
2012年8月1日 発行:福島CW愛好会 ロンドンオリンピックが始まり、連日熱戦が繰り広げられ、熱帯夜にもかかわらず深夜の応援にも熱が入ります。 予想以上に力を発揮してメダルを取る人、有望視されていながら取れない人、悲喜こもごもです。”心技体”と言われますが、一流であればあるほど”心”の部分が大きいように思えます。謙虚であることが、スポーツに限らずどのような場面でも大切なのかも知れません。 ロンドンとの時差は”8時間”(夏時間のため)あり、日本でのTV観戦は昼夜を問いませんから、当分睡眠不足が続きそうです。4年に1度のスポーツの祭典ですから寝不足は我慢して、トップアスリート達の活躍に期待して声援を送りたいと思います。 TV観戦をしているうちに『オリンピック憲章』のことを思い出しました。 参考(http://www.joc.or.jp/olympism/charter/pdf/olympiccharter2011.pdf) オリンピック憲章は、「国際オリンピック委員会(IOC)によって採択されたオリンピズムの根本原則、規則、付属細則を成文化したものです。憲章はオリンピック・ムーブメントの組織、活動、運用の基準であり、かつオリンピック競技大会の開催の条件を定めるものです。」 その中の『オリンピズムの根本原則』の第2項には、「オリンピズムの目標は、スポーツを人類の調和のとれた発達に役立てることにあり、その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある。」と、書かれてあります。 悲しいことに、世界のどこかで今も紛争、戦争が続いています。お互いにコミュニケーションが取れれば、もう少しマシな世界になるはず、少なくとも相互理解は出来るはずです。スポーツマンは運動を通して、ハムは無線を通して、世界中の人と意志を通じ合わせることで世界平和に寄与できるではないか・・・。そう思うとアクティビティを高めねばと、改めて思っている昨今です。 今までは英語が苦手だからという理由で外国との交信には消極的でしたが、アマチュア・コードに、「アマチュアは国際的であること」という項目もあるくらいですから、これからは少し外国にも目を向けようと思います。 8月は、国内では4〜5日のフィールドデーコンテスト、11〜20日の福島マラソンQSOなど、国外では5日のNorth American QSO Party CW、11日のWAEDC ヨーロッパDXコンテストCWなど、交信の機会は沢山あります。殻に閉じこもらないで、海外との交信も楽しみたいと思います。 全国的に猛暑が続いて、熱中症で搬送される方が増えています。水分補給をマメにして夏を乗り越えましょう。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
編集メモ 2012-8-1 先週末にFCWAの暑気払いを行いました。参加人数は少なかったですが,大いに飲み食べて 時間の過ぎるのが早いと感じました。楽しい時間は早く過ぎてしまうものですね。 オリンピックが始まり,日本選手の活躍が報道されていますが,あの大舞台で本来の力を出し切れない人もいるようです。 期待以上だった人,期待外れだった人,成績によって報道の対応が違ってきます。 「参加することに意義がある」ということを思い出しましょう。 でもテレビはオリンピック放送ばかりでつまらないです。日本選手の出番だけ見たいと思うのは私だけでしょうか。 今年は,昨年の大震災から立ち直り,復興元年と言われていますが,まだまだ復興にはほど遠い感じがします。 まず,除染がなかなか始まりません。除染物質の中間貯蔵場所が確保されていないためです。 さてさて,どうなるのでしょうか。 学校の夏休みが始まり,福島県の汚染地帯から逃れるように子供達は県外に遊びに出かけています。 NPOとかいろいろな企業などが旅費無料とかで,参加を受け付けています。知り合いの子供も昨年・今年と出かけました。いつになったら地元で過ごせるのでしょうか? 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
編集メモ 2012-8-1 7月4日のSERNのヒッグス粒子発見のニュースは、TOPクォーク発見以来の科学界のビッグニュースです。ただ、ニュートリノが光りより速いというニュースが測定間違いだったように、発見された粒子がヒッグス粒子に間違いないと確定するには、少し時間がかかると思います。 さて、多くの報道が伝えるようにこの粒子は、物質に質量を与える働きをし、宇宙がビッグバンで出来たときにこの粒子の働きで様々物質が形成されたと考えられています。話はロマンティックですが、理屈は難しそうですね。多くの人たちは、「ふーん、そうなの。で、それが何の役に立つの?」と思ったのではないでしょうか。 今から100年以上前の1888年に電磁波の存在がヘルツによって確認されたとき、その当時の人々はどんなことを思ったのでしょう。今日のような電磁波(電波)の活躍する世界を考えた人は多くなかったのではないでしょうか。 物理学者の好奇心のために莫大な経費を費やしているという皮肉も聞こえますが、この発見から私たちが知らなかった世界が発展するかも知れませんよ。 de JH7UBC 畠 惠治 |
福島の風景 |
梅雨の定番の花 紫陽花 松川町土合舘公園で撮影
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習うより慣れろ |
2012年7月1日 発行:福島CW愛好会 7月1日(日)にFCWA主催の初心者向けCW勉強会が開催されます。その講師を私JH7UBC畠とJH7LUF金澤さんが担当します。 私は2000年からCW運用を始めましたので、CW歴は今年で12年になります。思い出せば、そのころ私もCW初心者で、汗と恥をいっぱいかきながらCW交信をしました。どんなふうに交信をしたらよいのか、他の局の交信をワッチをして交信内容をノートに書き取りました。分からないところは、FCWAのメンバーに無線やメールで質問し、少しずつスムーズな交信ができるようになりました。 私が初心者のころJI7VBW局に、「どうしたらCWが上達するでしょうか?」と質問したところ、「『ならうより慣れろ』ですよ。たくさん交信して慣れることが一番の上達法です。」との助言をいただきました。 最初の一年は、縦振電鍵だけを使い、ほとんどラバースタンプQSOを行いました。最初は、モールス信号が、符号として聞こえましたが、やがてワード単位でとらえることができるようになり、しばらくするとラバースタンプQSOであれば、次に何を打ってくるか予想できるようになりました。暗記受信できるようになり、書き取るのは、コールサインとName、QTHくらいになり、スムーズに交信ができるようになりました。まさに「習うより慣れろ」です。 CWを習得するのには、やはり毎日の練習と交信を行い、常に向上心をもって取り組む姿勢が大切なのだと思います。そして一歩先に行っている人が、後から来る人をうまく導いてあげることが必要なのだと思います。 de JH7UBC 畠 惠治 |
編集メモ 2012-7-1 YLの交信会で久々に交信しました。皆さんがロールコールに慣れてスムーズでしたし、全員のシグナルが聞こえることは滅多にない事ですので、今回は何とか聞こえ楽しく交信出来ました。伝搬状態が常に変わるところがHF帯の面白さでもあるのですが、交信相手のシグナルが一人でも聞こえないのは楽しさが半減してしまいますから、今回は聞こえて嬉しい限りでした。 畠さんの巻頭言を拝見して昔を思い返せば、CWを始めた頃は交信すればするほど耳も慣れて上達しているのが自覚できましたので、楽しさも倍増していました。現在の私は、せいぜい週に一度のFCWAの交信会でひと言和文で電鍵を叩くだけですので、昔に比べて大幅に受信能力が落ちており、正直なところ人さまと交信できる状態ではありません。私は精神的、肉体的に”ゆとり”が無いと、落ち着いて無線機の前に座れないタイプですので、今月下旬までは多忙につき無線を楽しむ余裕がありませんが、その後はアクティビティを高めたいと思っております。CWを上達するには、囲碁将棋などと同じで、自分より上手な方にお相手して頂くのが近道なのかも知れません。皆さま、宜しくお願い致します。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
編集メモ 2012-7-1 7月になり,今年ももう半分が過ぎました。時間が経つのが早いですねー! CQ誌7月号に,ヤエスが開催した東北ハムフェスタ2012 in 仙台の記事がありました。 残念ながら(?)私は写真に写っていませんでしたが,何となく雰囲気は味わえたでしょうか? 来年も,開催して欲しいと思いました。 来場記念として,ワイヤーズ開局セットが東北の協賛店で安く買えるチラシが貰えました。 早速問い合わせをしましたが,インターネットで売り出しているセットとそれほど値段は変わりませんでした。 手間を考えれば,NETで,その後を考えれば地域の無線屋さんで購入するのどちらかです。 結局,優先順位が変わりオートアンテナチュナーCGー3000やヘイルのヘッドセットの補修部品を購入しました。 ベランダアンテナを構築するのに,アルミパイプ,同軸ケーブル,ワイヤケーブル,GPを揃えました。 あとは,アルミパイプの加工と補強備品を揃えるだけです。 なんとか,今夏中に完成したいです。 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
福島の風景 |
金環日食 5月21日 8時5分ごろ撮影
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災害時におけるアマチュア無線の活用について |
2 012年6月1日 発行:福島CW愛好会 ヤエスが開催した東北ハムフェスタ2012 in 仙台にJN7PKCさんと行ってきました。 ワイヤーズ・APRSに興味があったからですが、表題の講演が聞きたかったのもあります。 講演は午前・午後と2回あり、午前は、「東日本大震災とアマチュア無線」というテ−マで、NPO法人の理事長が実際に役に立った事例を説明し、 午後は、JARL岩手県支部長の「沿岸被災地支援の初動と今」というテーマで、災害時におけるアマチュア無線の活用をどうするかという内容でした。 JARL岩手県支部長がテレビ局関係者ということもあり、阪神淡路大震災や東日本大震災におけるアマチュア無線の取材の話がありました。 実際に阪神淡路大震災の時の放送に取り上げようとして取材に行った。 アマチュア無線局が電源を貸してくれと言ってきたので、災害復旧・連絡に使うと思い貸したが、何もせずただ無線機の前で交信ばかりしていると文句があり取材対象にならなかった話。 JARL本部が無線機を貸し出したが、使い方が判らないため使い物にならなかった話。 東日本大震災で医療所における連絡網として、アマチュア免許をもっている医師が提案したら、鼻で笑われた話。 自治体でアマチュア無線のクラブ局を開設し、災害訓練で効果を上げても、現実には自分の仕事に追われて、無線の活用ができないが、神奈川からの応援隊では無線班として派遣があり、自治体での見直しも必要ではないかなどの話 災害時における連絡網として活用したいからと消防団から地元クラブ局に連絡があり、内容を確認したところ会員の氏名、住所などを教えて欲しいなどがあり、結果として断った話などでした。 話を聞いていてアマチュア無線関係者に求められているものは 1.自治体や関係者に対する、アマチュア無線の理解と有効性の説明 2.必要なときに応援を確保できる体制作り 3.停電時の電源バックアップ体制 などです。 1の説明が一番大変で時間も掛かりそうです。 さて、私達は何ができるでしょうか? いろいろと話し合って行きたいです。 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
編集メモ 2012-6-1 最近、psk31による海外交信を楽しんでいます。 バンドは、主に21MHzで、21.070付近をワッチするとたくさんの局が見えます。わずか1KHzの間に数局がひしめいています。pskのチューニングは微妙ですが、チューニングがとれるとテレタイプのように文字が表示されます。 午前中は北米、中米、南米方面、夕方はヨーロッパ方面がよく見えます。競争相手が少ないせいか、見えた局をコールすると必ず応答があります。各局の出力は、20Wから50W程度で、当局も50Wで送信しています。 CWは、小さな出力で遠くの局と交信できることが、メリットですが、pskも同等のメリットがあります。この2ヶ月ほどで約30カントリーと交信することができました。 交信は、QRZ.COMのMyLogbookに掲載しています。交信相手の局もほとんどQRZ.COMに登録していますので、オペレータの顔やQTHを検索して楽しんでいます。これはアマチュア無線のもう一つの楽しみ方ですね。 de JH7UBC 畠 惠治 |
編集メモ 2012-6-1 先だって『無線局免許状』の更新手続きをしました。5年前にも電子申請をしたのですが、具体的にどのようにしたかスッカリ忘れてしまって気が重くて先延ばしにしていたのですが、期日の1ヶ月前までに申請しないと余計に面倒になりますので、やっと重い腰を上げました。 IDやパスワードをどこにメモしたかさえ忘れておりましたが、Webサイトに書かれているとおりに作業を進めて、無事に受理され、後は郵便で免許状が届くのを待つだけです。免許申請料は、銀行のATMからスムーズに1950円を納めることが出来、本当に便利な世の中になったものだと改めて思いました。 10年前までは、ハムショップで申請用紙を購入し、一々手書きしてポストに投函して・・・という作業を頑張って?やっていたのですが、電子申請のお蔭で時間もお金も少しで済むようになり、本当に有り難いことです。とてもシンプルで分かり易く、メカに弱い私でさえ紙の申請よりはるかに楽でした。未だの方は、どうぞお試しください。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
福島の風景 |
日中線跡地の紅しだれ桜 4月28日撮影 |
福島CW愛好会20年を迎えて |
2012年5月1日 発行:福島CW愛好会 ゴールデンウイーク前半はお天気に恵まれ、アンテナのメンテをしたりALL JAコンテストに参加された方も多かったのではないでしょうか。私はと言えば、子ども達が家族連れで帰省してテンヤワンヤの毎日でしたが、台風一過やっと今日、静かな日常に戻りました。しかし連休後半も野暮用が続きますので、ハムライフを楽しむといった状況には程遠いのが実情です。 我が家のヤマフジはいつも5月上旬頃に花を咲かせますが、今年は未だ蕾です。毎年藤見会を楽しみにしてくださっている方も多いのですが、今年はタイミングが合わないかも知れません。 10日前にFCWA20周年記念の祝賀会が開催されましたが、福島市内の桜がまるで私達を祝福してくれているかのように満開でした。いつまでも寒い日が続いた東北にも、ようやく色とりどりの草花が花開いて春が一気に押し寄せてきたようです。低線量とはいえ放射能汚染といういまいましい現実の中で、半ば諦めの境地で中間貯蔵施設が出来るのを心待ちにしているという少しブルーな気持ちのこの頃ですので、色鮮やかに咲いてくれる春の花々がささやかな喜びとなっています。 20年という歳月は過ぎてみればアッと言う間でしたが、人生の4分の1を占めるわけですから長かったような気もします。渡邉事務局長をはじめ各局お一人おひとりのご協力があればこその20年です。本当に有り難うございます。一人では決して得られなかったことと言えば、私の場合はコンテスト参加、デジタル通信などですが、愛好会を通して先輩諸氏より教えて戴いた事で、無線の幅が広がりました。周りの多くのYLさん達が無線を止めていった中で、これまで続けて来られた原動力ともなっています。『福島CW愛好会』という学びの場が与えられている事に感謝し、今後もハムライフを細々と続けたいと思っておりますので、今年度もどうぞ宜しくお願い致します。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
編集メモ 2012-5-1 今月の福島の風景は喜多方市の日中線路跡地に植えられた「紅しだれ桜」です。 この桜並木が3Kmも続きます。いやぁ、凄いものです。私は片道2Km、往復4Kmぐらいを歩きバテバテになりました。 会津の鶴ケ城の桜がこの連休中に満開となると聞いて、28日に早速出かけてきました。いつも、庭の花々でごまかしているので、頑張って遠出してきましたよ。さて、放射能の影響で観光客が減っていると報道されているので、まぁ空いているだろうと思ったのが始まりです。私の期待を裏切り(?)、お城周辺は大渋滞!!! 駐車場はどこも満車です。諦めて、喜多方でラーメンでも食べて帰ろうとブラブラしていて見つけたところが、今回の風景です。なんというラッキーなことでしょうか。 今年は桜の開花が遅れたために連休と重なり観光地は大勢の人で賑わうでしょう。福島県の観光地は放射能汚染の影響で観光客が減っていますが、その他の観光地はだいぶ戻ってきてはいるのでしょうか? さて、東日本大震災の災害を踏まえて活断層のプレートや地震の想定最大震度を見直すようになりました。東北地方ではやっと春の季節ですが、夏は今年も電力不足が心配されています。関西では、原発の再稼働を模索しているようですが、福島の事故を教訓にして欲しいものです。地域の雇用・経済も大切ですが、ひとたび事故が起きると自分の町に一生帰れなくなります。健康不安も一生つきまといます。子供が小さく避難生活をすると家族が離ればなれになり、気持ちのすれ違いから離婚も増えていると聞いています。現実に体験している、福島県民の声をよーく聞いて考えて欲しいと思います。 今年も、4ケ月が終わり1年の3分の一が過ぎました。早いものです。無事に20周年祝賀会も終わり、事務局としてはホッとしているところです。FCWAの行事はまだまだ続きますので、参加・ご協力をお願いいたします。 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
編集メモ 2012-5-1 先日のFCWA総会において、第4回FCWA CQWSOパーティーの要項が決定しました。これまで、JA7SSB齋藤さんの命日である12月2日に開催してきたのですが、今回は、12月2日が日曜日にあたり、他のコンテストと日程が重複しますので、1日早めて、12月1日(土)に開催することになりました。 開催内容は、ほぼ前回と同じなのですが、今回からQRP部門(出力5W以下)を新設し、一般部門(出力局免範囲)とQRP部門の2部門になりました。CWの醍醐味は、小さな出力でも遠方と交信できることです。5W以下の出力で、どれだけ多くの局と交信できるか楽しみですね。 要項は、FCWA CWQSOパーティーのページに掲載してあります。今年も多くの局のご参加をお待ちしております。 FCWA CWQSOパーティー マネージャー JH7UBC 畠 惠治 |
私のひと言 2012-5-1 『 アマチュア無線との付き合いを振り返り 』 私の子供の頃を振り返ると、ゲルマニュ−ムラジオ、5球スーパ、高周波1段中間周波数2段と受信機を組み立て、音が出た時の感動は50年以上も前の昔に成りました。(間違った配線では、ウンともスンでも無く、部品を壊すことも。) 学校の帰りにジャンク屋で送信管UY807を買い、変調部と送信部を別々のシャ−シにパンチで穴を開け何カ月もかけて自作し、ロ-カル局との初交信の歓びは、経験者のみに与えられた特権でした。 ( 当時は、『ラジオ福島』が出力100Wで放送していた。自宅に電話もない時代。現在の福島市ローカル各局は10局程度だった。 ANTも杉の木に竹竿を縛り付けたダイポ−ル、マッチングは30Wの電球とネオンランプを使い理論的に納得しながら、CPUのマシ−ンサイクルを理解するようなもの。) 高校生の頃、アマチュア無線技士の資格にCWの試験をなぜ必要か? プロの通信士なら理解できたが!( 最近になって廃止され、あまりにも遅すぎると痛感する。CWに関心のある必要な人だけ勉強すれば良いのでは? 英語の会話には英語の勉強を・・・!と思っていた。) 私は、格調高く真面目に(??HiHi)アマチュア無線局を移動する無線局と移動しない無線局を同じコ−ルサインで2局の免許を受けているが、この無線局を統一して50W以下の無線機は移動して運用出来る装置(機器)単位の法律に変更し簡素化出来ないものかと常に思う。 ( 再免許の手続きが1回で済み経済的にも省力化出来るし合理的ではないか?) CWは、ハ−ド的にはデジタル通信であるがハ−ト的には、感情の起伏や思いやりも伝わるアナログな通信であり、面白い魅力の一つと思います。 FCWAメンバ−の択一した技術や豊富な知識を惜しみなく伝授戴ける環境は心強いものです。 これからも意欲と体力の続く限り、新鮮な感動を求めて会員相互に英知を結集し楽しいハムライフをエンジョイしたいものです。 2012年5月 JA7BPJ 梅津 正美 |
福島の風景 |
今年はまだまだ雪が多い吾妻山 携帯のカメラで撮影 |
物作り日本の復興を |
2012年4月1日 発行:福島CW愛好会 震災から1年が過ぎ、新しい年度が始まりました。平成24年度は、ほんとうの意味での復興の年度にしたいものです。 復興のためには、日本経済の元気が必要で、日本経済のエンジンである工業とりわけ自動車と電気が活性化する必要があります。ところが、このところ両方とも元気がありません。円高に加え韓国のメーカーやアップルの勢いの前に厳しい経営を強いられています。韓国のメーカーには価格の面で、アップルにはアイディアで負けているのです。 戦後、日本の発展を担ってきたのは、初めは繊維や造船・製鉄、その後自動車、機械、電気製品などでmade in Japan は安さの象徴から品質の象徴へと世界が認めるようになったのです。この工業の発展を担ってきたのが、今や退職の時期になった団塊の世代だったのではないでしょうか。この世代は、アマチュア無線の最も盛んだった頃の担い手でもありました。物作りが最も輝いた時代、SONYやHONDAやCANONが世界のブランドにのし上がっていった時代です。 この停滞した状況を打開し、世界を牽引するような日本発の新しい製品を開発するには、発想の豊かな、技術力を持った人材の育成が必要だと思います。つまり、第2のビル・ゲイツや第2のスティーブ・ジョブズを日本が生み出せるかということです。 日本人の物作りやプログラムの開発能力は、今着実に弱体化しつつあると行っても過言ではありません。コンピュータでもアプリケーションを使う能力は上がっていますが、アプリケーションを作り出すプログラマーは外国人に頼らざるを得ない状況になってきています。 今、もう一度物作り日本の復興のために、青少年に物を作る楽しさ、プログラミングの楽しさを教える必要があると最近痛切に感じているところです。 de JH7UBC 畠 惠治 |
編集メモ 2012-4-1 鳥インフルエンザが流行った頃から近くの川に白鳥が20〜30羽ほど飛来するようになったのですが、未だ留まっています。今年は例年より寒いということが分かっているようで、動物の本能というものは素晴らしいと思います。人間は科学の発達と共に動物的感覚を失っていきつつあるのですが、せめて第六感だけでも研ぎ澄まされ地震予知能力でも身につけば・・・などと願わずにはいられません。それというのもあの日から1年以上経った今も、余震で揺れるたびにドキドキしているからです。福島原発では、使用済み燃料がプールに入ったままですから、地震でプールにヒビが入って水が漏れ出したら、それこそ大変なことに成ります。これだけの事故を起こしておきながら、ドイツのように「脱原発」を宣言しないことが、私には理解できません。 さて、いよいよ新年度。新しい環境に身を置く方も多いと思います。我が家では夏まで色々と続きますので、落ち着いてハムライフを楽しめるのは3ヶ月あまり先のことになりそうです。先月は孫の入院で仙台まで行ったり来たりして自分の体力が無いことを改めて実感しましたが、それでも何とか動き回れる事が幸せだと思っております。 FCWA総会と20周年祝賀会が21日に開催されます。ゆっくりと楽しい時間を過ごしましょう。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
編集メモ 2012-4-1 今月の福島の風景は,福島市内から見える「吾妻山」です。いつもなら名物の「雪うさぎ」が見えるのですが,今年は3月末でも数センチの雪が降っていたせいか「雪うさぎ」の形が見えません。 雪うさぎが見え出すと,やっと春が来たなぁと思うのは私だけでしょうか? さて,あの東日本大震災から1年が過ぎ,プレートの歪みが残っているところにしわ寄せがきているからでしょうが,最近また地震が頻発して岩手沖・千葉沖に発生するようになりました。 東京都の直下地震に対する最大震度や範囲が広がり,被害が想定していたよりも大きくなることが予想されています。「想定外」を想定せず,考えられる最大の事を考えないと被害は拡大するばかりです。 昨年は帰宅困難者も数多くいて,地震に対する様々な準備を怠らない事でしょう。 今月はFCWAの総会と20周年祝賀会が開催されます。まだまだ予定が立たないと思いますが,なるべく早く出欠の連絡をお願いします。最終確認日は11日です。お忘れなく!!! 総会では,長く会員であった方に表彰状が贈られます。基準は10年単位ですが,ここ数年忘れていたためにかなりの人数の方にお渡しすることになります。 私は,会員になって何年?という方は事務局までご連絡ください。なお,会費を納めていませんとその年はカウントされません。あしからず・・・ さあ,祝賀会はどんな催しになるのでしょうか?ただの宴会?いやいや何かしたいですね。委員会でも立ち上げて作戦を練りましょう! こんなのどう?あれはどう?など,皆さんのご意見・ご参加をお待ちしています。 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
私のひと言 2012-4-1 20周年、おめでとうございます。 20年前と言うと、私はまだ現役で仕事をしていました。1993年、夏の或る日の夜、144で初めてVBWさんとお会いしました。その頃の144のCWバンドは夜な夜な宮城、福島、山形などの局が出ており、結構楽しめたものでした。 その後VBWさんとは144CWで何度かお会いでき、また、SSBさん等とも何度かお会いできました。 その頃からFCWAの行事へのお誘いを受けてましたが仕事の関係で中々参加することができませんでしたが、1999年、目出度く退職。その年の夏ごろだったと思いますが、二本松の芋煮会?に参加させていただきました。それ以来13年もの長い間FCWAにお世話になっております。 FCWAに入会する時は、第二の人生10年ぐらい楽しみたいと思って入会したのですが、あまりにも居心地がいいもので、ついつい長居をしてしまいました。 最近では年のせいかアマ無線に対する熱意もあまりなく、ローカルの友人達とは何時ANTを撤収するか、とか、RIGの処分はどうするか、などなど、そのような話ばかりするようになりました。HI 年も年ですからそれはそれでいいのですが、、このすばらしいFCWAとの出会いを今後とも大切にして行くつもりです。最後にFCWAの益々の発展をお祈りしております。 JA7MJ 千葉 誠 |
福島の風景 |
南天の実 自宅で撮影 |
福島CW愛好会20年を迎えて |
2012年3月1日 発行:福島CW愛好会 今月の福島の風景は、我が家の庭にある南天の実と雪のコラボレーションです。 南天は「難を転ずる」と云われるそうですが,放射線の難をなんとかしてもらいたいものです。 3月といえば,あの東日本大震災から早いもので1年が経とうとしています。あの日のことは昨日のように思い出されます。今年の11日は日曜日で,いろいろな追悼行事が催される予定です。是非皆さんも「あの日」を思い出して,災害に備え十分な準備を怠りなくしましよう。 福島県は原発事故により,広範囲の避難者を出し日本全国中に散らばっています。被災者の方々は,まだ生活を再建できずにいます。いろいろな救いの手を差しのべて欲しいと思います。 福島市でも線量が高い地区の一般家庭の除染が始まりました。しかし,除染で出た土などは中間保管施設が決まってないので,自宅で保管だそうです。少ない線量でも集めると高くなりますから,注意が必要です。 除染作業は大変ですが,早急に他の地区もなんとかしてもらいたいものです。 福島CW愛好会もこの2月から21年目に入りました。 昨年の災害により,ますます無線の活用が叫ばれています。 アマチュア無線の活性のため,皆さんのご協力をお願いいたします。 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
編集メモ 2012-3-1 先日、狭帯域ディジタル通信モードであるPSK31とRTTYで初めて交信することができました。7.029MHz付近でよく聞こえるピューまたは、ピロピロと聞こえる変調で、文字による交信です。 いずれも、パソコンとリグをつないで行います。相手局からの信号は、パソコン上に表示され、こちらからは、キーボードからまたは記憶させたメッセージを送ります。マイクも電鍵も使わない通信で、まさに無線回線を使ったチャットです。 CWも無線通信が始まった頃には、ハイテクだったのですが、今やローテクになってしまいました。しかし、CWのコンテストをも見ますと、パソコンからCQを自動送出し、応答もパソコンまかせ、ログもロギングソフトを使いログの提出は、Eメールで行うなど、先端の技術を使っています。 モールス符号で交信するCWというクラシックスタイルの交信を愛好する我々ですが、「アマチュアは先進的であること」というアマチュアコードを忘れずに様々なことにチャレンジしていきたいものです。 de JH7UBC 畠 惠治 |
編集メモ 2012-3-1 JM7TGV八木さんが心不全で急逝されて半月が過ぎました。最期をご家族に看取られ幸せな人生だったように思えます。もっと長生きされると勝手に思い込んでおりましたので、未だに信じられません。18日の偲ぶ会で、さよならが言えるといいなと思っております。 11日、東日本大震災が起きて丁度1年となります。ご近所では、つい最近屋根瓦が直った家、半壊で家を建て直し1ヶ月前に引っ越してきたお宅、10日前にようやく取り壊された全壊だった事務所・・・・。目に見える部分は少しずつ復旧しつつありますが、見えない部分の放射能汚染は収まる気配がありません。除染作業も遅々として進まず、政府が不思議な終息宣言をしたものの、原発現場ではトラブルが続いています。政治、経済、金融・・・と、世界中で不安なことだらけですが、せめて明るい明日を夢見て日々笑顔で過ごしたいものです。 3日は、JLRS恒例の雛コンテスト。(詳細は、http://www.jarl.com/jlrs/contest/33con.html)全国のYL局がQRVされますので、少しの時間でも楽しみましょう。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
編集メモ 2012-3-1 FCWAとの出会いについて 20年前の私は、東京から裏磐梯に移り、ペンションのオヤジとして頑張っていた頃でした。ある日、どういう訳か、電信が聴きたくなり、物置に仕舞い込んでいた真空管式のHFトランシーバーを引っ張り出し、ビニール線の簡単なアンテナで7メガの電信を聴いているうちに、高校生の頃に7メガの無線電話で遊んでいたことや、更に電電公社銚子無線電報局、南極昭和基地越冬中での対内地との通信、大型原油タンカー乗船中の頃の無線電信を思い出しました。 正直な気持ち、「もう電鍵を握ることは無いだろう」と思っていた電信通信の世界に別な形で引き戻された様になりました。 その後、FCWAの講習会にお邪魔したのが入会のきっかけでした。 当時の事務局の堀切さんに「講習会を見学させて下さい…」の様な電話をしたと思います。 あれから何年過ぎたでしょうか?(そんな気持ちでいっぱいです) 今日まで、会を支えてこられた会員の皆様方とともに、お慶び申し上げます。 そして、今後のますますの発展を祈念いたします。 de JA1OQG/7 松田純夫 |
福島の風景 |
サザンカの花 自宅で撮影 |
福島CW愛好会20年を迎えて |
2012年2月1日 発行:福島CW愛好会 福島市内の公民館の一室を借りて福島CW愛好会が産声をあげたのは、20年前の2月2日でした。先輩である郡山CW愛好会の浦山さん、板垣さん、近内さんをゲストとして総勢25名ほどの方を、手作りのお菓子を準備してお迎えしたことが、懐かしく思い出されます。当時は大学生も3名居られて、皆さん若かったな・・・・と、当時の写真をしみじみと眺めております。Hi ! この20年の間、メンバーも大きく入れ替わりましたが、よく学びよく遊ばせて戴けたことが、今更ながら有り難く思います。当時144MHzで賑やかに交信していたYL局の大部分が今では廃局していますから、私も愛好会に所属していなければ、そのうちの一人であったかも知れません。工学音痴の私がハムライフを継続して来られましたのも、皆様のお蔭です。本当に有難うございました。これからもメンバーとの親睦を深めつつ、新しい出会いも楽しみながら、もう少しアマチュア無線を続けたいと思いますので、よろしくお願い致します。 今年は雪も多く冬らしいお天気が続いているだけに、暖かな春の訪れが待ち遠しいこの頃です。とりわけ4月21日の総会は、”FCWA創立20周年記念”ということで、日頃ご無沙汰している皆様ともお会いできるのではないかと、今から楽しみにしております。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
編集メモ 2012-2-1 今月の福島の風景は、我が家の庭にあるサザンカの花です。 花見山へ撮影に行く予定でしたが,雪が多くて寒がりの私は諦めました。 この寒さの中、早く咲き出したようですが花も寒くてビックリしていることでしょう。 今月2月2日で福島CW愛好会が発足してから満20年になります。当時かどうかわかりませんが昔の写真が出てきました。顔を拝見すると私を初め皆さん「とても」若いです。残念ながら日付が見えずらくなっていて判別不能です。ただ、参加人数はとても多くて、昔はこんなにも参加者がいたんだなぁーと関心しました。 当時はアマチュア無線がピークの時代だったのでしょうか? 最近のCQ誌の内容も、カムバックハムの特集やキッズの特集も多くなってきました。参考になる情報を多くし、活性化していくためでしょう。 折しも昨年の東日本大震災の影響からか、アマチュア無線の活用が再び見直されてきました。 災害対策のためではなく、本当の復活を望みます。 満20周年記念グッズの計画が定まりました。 近々案内メールをお送りしますので、早めに返答をお願いいたします。 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |
編集メモ 2012-2-1 12月2日に開催した第3回FCWA CWQSOパーティーの結果を1月7日に本ホームページに発表しました。 今回のログ提出局は、63局と今までで最も多くなりました。参加をいただいた各局ありがとうございました。 各バンドで「CQ FQP」が聞こえ、FCWA CWQSOパーティーの知名度が少しずつ上がってきたことを実感しました。 今年も12月に第4回FQPを実施したいと考えていますが、今年は12月2日が日曜日になり、他の団体主催のCWコンテストと重複します。 さて、どうしたものかと今、思案しています。4月のFCWA総会までには、原案を作って、クラブで検討したいと思っています。 今年もどうぞよろしくお願いします。 de JH7UBC 畠 惠治@FQPマネージャー |
福島の風景 |
福島市花見山のロウバイ |
新年を迎えて |
2012年1月1日 発行:福島CW愛好会 新しい年、2012年を迎えました。いつもの年なら、「謹賀新年」「あけましておめでとうございます」などと年賀状にお祝いの言葉を書くのですが、今年は「がんばろう日本、がんばろう東北、がんばっぺ福島」と書いた年賀状を送りました。 今年は震災からの本格的な復興の年になると思いますが、我が福島県は震災に加え、原発事故の影響で復興には長い時間がかかると思っています。皆さんの絶大な応援と支援をお願いいたします。 今回の震災における通信インフラの混乱は、アマチュア無線が非常通信を初めとして通信分野でまだまだ力を発揮できることを教えてくれました。これを教訓として、私たちアマチュアがいかに社会に貢献できるかをもう一度考え、非常時に備え、通信技術を向上させる訓練することが必要であると考えます。それぞれが、できることから始めようではありませんか。 さて、無線の世界では、なかなか始まらないとヤキモキしたサイクル24がようやく立ち上がりました。ハイバンドが賑やかになりそうです。DX交信ではCWが大活躍しそうです。11年に一度のこの機会を大いに楽しみたいものです。では、充実したハムライフを。 de JH7UBC 畠 惠治 |
編集メモ 2012-1-1 初春のお慶びを申し上げます 昨年は、東日本大震災が引き金となって、ここ福島市にも放射能汚染という甚大な被害がもたらされましたが、全国のハム仲間からも暖かい励ましの言葉を戴き、改めて”無線仲間の絆”が感じられ嬉しかったです。本当に有難うございました。野田総理の「東京電力福島第1原発事故は”収束”されました。」との空々しい発言は、現実とはあまりにかけ離れた感じですが、今後の”除染作業”をとおして、一歩ずつ復旧されていくものと思いたいです。子ども達が安心して暮らせる日々が一日も早く訪れますよう願っております。そして全国の皆様には、2011年3月11日を、1995年1月17日と共に忘れないで戴きたいと思っております。 今年は自然界もさることながら、政界、経済界、金融界等でも大きな変革が予感されます。大龍が暴れまくりそうな年ですから、人間は惑わされないよう冷静に判断し行動したいものです。中東や朝鮮半島に穏やかな日々が訪れますように。被災地がいち早く復旧、復興しますように。世界中のあらゆる事が、少しでも良い方向に向かいますように。 『CQ誌1月号』P.170に、FCWAの勉強会の写真が掲載されています。懐かしいケンさんのお顔を拝見して、今回の原発事故が無ければ、彼のお仕事が忙しくならなかったのに・・・・と、残念でなりません。色々な事がありますが、今年も一歩ずつ前進しましょう。 編集局員 JI7VBW/堀切洋子 |
編集メモ 2012-1-1 明けましておめでとうございます。 今月の福島の風景は花見山のロウバイの花です。花見山は福島市でも放射線量が高い渡利地区にあります。その地区の中でも線量は高く平均2.5マイクロシーベルトあります。福島市中心部で1マイクロですから,約2.5倍です。桜の開花時期は朝6時から夕方6時まで撮影で滞在しているのですが,この高数値では滞在時間を短くしなければなりません。いかに高年齢者は影響が少ないといえども避けたいものです。昨年は撮影に出かけませんでしたが,今年は時間を短くしてでも出かけたいと思います。 さて,昨年は東日本大震災が3月に起こり,いろいろな面で大変な一年だったと思います。 特に福島県は放射能に汚染され,今なお帰宅さえできない人達がいます。徐染で出る廃棄物の仮保管場所も決まっていません。これから徐染が進んでいくにしたがい大きな問題になることでしょう。大きな地震がくることはわかっていたはずなのに備えは十分ではありませんでした。職場でも食料・毛布などを備蓄し始めました。 年末の大掃除で昔のCQ誌を片付け,保存したい記事を切り取っています。大災害に備えて,アマチュア無線のいろいろな活用法が載っていました。しかし,電気が止まった場所でうまく活用できたのでしょうか?ソーラーパネルを使った活用があります。わが家でも,災害に強く,役に立てるように整備していきたいと思います。 切り取った記事には,JH7LUF,JI7VBW局の記事やローカルトピックスに応募した集合写真もあり楽しく読んでいて,時間が足りませんでした。元旦のニューイヤー駅伝・箱根駅伝を見ながら09・10・11年の数年分を片づけようと思います。 今年はサイクル24による交信が期待されます。アンテナの整備や増設など準備を怠りなく進めましょう。 今年も福島CW愛好会をよろしく願い致します。 事務局 JL7GUD 渡邉 正徳 |