2017年 巻頭言・編集メモ
第9回FCWA CW QSOパーティについて |
2017年12月1日 巻頭言 明日12月2日(土)に我がFCWA主催の第9回FCWA CW QSOパーティが開催されます。早いもので、このQSOパーティも9回を迎えます。 このQSOパーティは、CWの普及活性化に貢献した、故JA7SSB齋藤氏の功績を記憶に残すために、氏の命日である12月2日に開催していました。その後、多くの局に参加していただくために12月の第1土曜日の開催になりましたが、今年は、期せずして、氏の命日での開催になりました。 できるだけ、多くの局に参加していただくために、バンドは、1.9MHz〜28MHz(10MHz,18MHz,24MHzバンドを含む)のHF帯に設定しました。更に、コンテストという名称ではなく、通常の交信でもRSTとNameさえ交換すれば得点となるように、パーティという呼称を使っています。 最近のHF帯のコンディションは、あまり良くありません。10MHzや7MHzでさえ、午後3時以降になるとローカルスキップを始めます。そこで、昨年の参加者からの要望もあり、今回からQSOパーティの開始時間を3時間早め、午前9時からの開始としました。1.9MHzや3.5MHzにQRVできない局にも十分QSOパーティを楽しんでいただけると思います。自分のペースで、好きなバンドで、好きな時間帯にCWを楽しんでください。CW解読ソフトを使うも良し、リグからの自動送信も良し、自分のスタイルでCW交信を楽しんでもらえればと考えています。 ロギングソフトは、FQPに対応しているCTESTWINがおすすめです。このソフトなら簡単なインターフェースでCQの自動送信もでき、終われば提出用のログも簡単に作成できます。どうぞ、気軽な気持ちで、FQPに参加していただき、各局がこれを機会にCW交信を楽しむ時間が増えれば幸いです。では、CW QSOパーティでお会いできることを楽しみにしております。 FCWA CW QSOパーティ・マネージャー JH7UBC 畠 惠治 |
2017年12月1日 編集メモ ハムカツ・デラックスのススメ 薄っぺらいハムに厚い衣をかぶせ、油でカラッと揚げたハムカツにウスターソースをつけていただくとおいしいハムカツは、冷たいビールのアテとして最適ですが、そのハムカツの話ではアリマセン。アマチュア無線の活動が「ハムカツ」です。 65歳を過ぎてから、会社は週4日の勤務(火曜〜金曜)に変更してもらって、まだ継続している。(モチロン給料はずっと下がったが、仕事に出ることである程度社会とのつながりが持てることと、少ない年金生活で老後不安が多少なりとも先延ばしにできることは良いかなと思っている) 当局のHFアンテナの一つはローカル局から譲り受けたHFのグランドプレン(GP)だが、店じまいの時、撤去が容易にできるようにと車庫の柱に取り付けている。(給電点の高さは3mほどにしかならない) DXの交信は、タワーに設置した八木アンテナにハイパワーを入れないと、「届かない・聞こえない」ものと思っていた。(確かにコレは間違っていない)しかし、新しいデジタルモードのひとつJT65を始めたら、なんとHF-GPアンテナでもDX交信が可能だったのだ。 当局は休日中心でのハムカツだが、この11月では、世界6大陸のうち4大陸(アジア、ヨーロッパ、オセアニア、北アメリカ)を制覇することができた。QSOできた30局までの距離合計は18万km以上となる。約地球4周半の距離を出力10W以下で交信ができたのだから、もうこれはハムカツ・デラックス(DX)と呼んでも良いかもしれません。勿論すべて地上高3mに設置したHF用GPアンテナでの実績である。 ハムの目的は「遠方にいる仲間と通信する」ことである。その手段として、通信方式の一つとしてCWで行ったり、より遠くへ電波をとばしたりするために、高いタワーと大型ビームアンテナの設置であったり、あるいはより高出力の電波を出すための上級資格取得だったりするのだ。 庶民ハムからすれば垂涎のタワーや大型ビームアンテナも、終活が視野に入れば厄介者にも見えてくる。もう一度ハムの目的を考えてみると、特別な設備でなくても「ハムカツ・デラックス」は楽しめるのだ。 HP編集員 JA7GND 渡辺 栄 |
芸能の秋ここに極まれり |
2017年11月1日 巻頭言 先月は立て続けに台風21,22号が日本列島に押し寄せて、我々アマチュア無線家にとりましては『マクラを高くして』オチオチ寝てもいられませんでした。hi 皆様の空中線のご機嫌はいかがだったでしょうか? 前置きが長くなりましたが、今月は【文化の日】にちなみまして福島市内で公演された狂言の夕べを家内と観賞してまいりました。昨年も同時期に同じ出演者の狂言を堪能して参ったのでございますが、その味を占めて二回目の舞台を楽しむ事になったと言う訳です。 室町時代から650年の時を隔てて今の世に伝わる狂言の世界はまるでその時代へとタイムスリップしたかのような錯覚を覚えさせてくれるには余りある説得力を醸し出してくれるのです。皆さんも狂言に限らず能、歌舞伎等【古典芸能】に触れる機会に巡り合いましたら是非、足をお運び頂きたいと存じます。 FCWA事務局長 JH7LUF 金沢勝則 |
2017年11月1日 編集メモ STRAIGHT KEY CONTESTに参加して 10月29日(日)に行われたA1クラブのストレートキーコンテストに参加しました。縦振電鍵などの単一接点のキーを使うユニークなコンテストで、呼ばれて交信したら1KHz以上QSYしなければならないというQSYルールがあります。一般のコンテストではハイパワー局が特定の周波数でCQを出し続け、高得点をあげますが、このルールでは、パワーの大小にかかわらず、CQを出す機会が均等に与えられます。ですから、どの局にも上位になるチャンスがあるわけです。面白いルールですね。 実際にコンテストに参加するとCQを出し、呼ばれたら交信しQSYする、またはCQ局をコールして交信し、同じ周波数でCQを出す。というパターンの繰り返しになりますが、いずれにせよ、頻繁にQSYを繰り返します。つまり、ダイヤルを回し続けることになります。面白いのですが、いささか疲れます。Hi 15時、7MHzのQSOから始め、途中休憩を挟んで3.5MHzに移り21時までの約6時間、コンテストを楽しみました。 さて、来月はいよいよ我がFCWA主催の第9回FCWA CW QSOパーティです。サイクル21が終わり、コンディションが悪いので、今回から開始時間を少し早め、7MHz、10MHzでの交信機会を増やしました。ぜひ気軽にCW交信を楽しんでいただきたいと思います。お待ちしております HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 |
2017年11月1日 編集メモ 台風一過で思い出したこと 今年は台風が多い年だった。季節外れの超大型台風21号が日本に上陸して通過したのは10月23日。この台風が寒気を引き込んで北海道では雪が降った。テレビのお天気カメラでも雪が舞っている映像が流されていた。 この地、福島では例年ならば降雪は12月の始め頃である。私が通っていた高校は、当時は「バンカラ」の 伝統があり、学生の殆どは下駄ばきで通学していた。因みに「バンカラ」とは、ハイカラ(西洋風の身なりや生活様式)をもじった語である。 明治期に、粗野や野蛮をハイカラに対するアンチテーゼとして創出されたものだそうだ。モチロン私も例にもれず、下駄ばきで自転車で通学していた訳だが、その年の11月30日の朝の空模様は怪しかったものの、下駄ばきにコートを羽織ったいでたちで、自転車で登校をした。 その日は10時頃から雪が降り始め、下校時刻を過ぎても雪は降りやまず、止む無く登校時のいでたちで(素足に下駄ばきという意味)自転車で下校した。自転車を漕ぐ素足にも容赦なく雪は降り、肌に付着した雪が融ける冷たさは、今でも鮮明に覚えている。 昨年は11月初旬〜下旬、中国の山東省にある子会社へ出張していた。11月22日の朝には前夜からの雨が雪に変わり、ホテルの前に駐車している車のウィンドーが、積雪で白化粧していたのにはビックリしたことを思い出した。なにせ例年経験する初降雪は12月初めなので2週間ほど早かったからである。 当局のLWアンテナは台風前に改造しよう思っていたのだが、夏休み中の長雨で延期していた。なんとか台風21号の直撃を受けずに済んだので、降雪を経験させ来春まで様子をみることにしよう。 HP編集員 JA7GND 渡辺 栄 |
ジャン測 |
2017年10月1日 巻頭言 ジャンク測定器のことを「ジャン測」と呼ぶらしい。インターネットオークションなどに、中古の測定器が多数出品されているが、その多くは古物商などが会社で破棄処分された測定器を仕入れて再販しているものだ。出品時の説明に「壊れていることの説明」がなされていなくて、瑕疵について後々のトラブルを避ける目的で、「ジャンク」として出品しているのだ。当局もそのようなジャン測を落札して、当局で第2の人生を歩んでもらおうと思っている、とは先々月の編集メモに書いた。 そんな中、当局のジャン測は更に2つ増えた。1つは低周波用のRCオシレータと、スペクトラムアナライザ(Advantest, 9kHz-3GHz)である。トラッキング・ジェネレータがついたものであれば、フィルターなどの伝送特性の測定ができてFBではあるが、TGオプション付きは値段が高くなるのと、中々出品されてなく手に入れるのが難しい。実は当局が参加したオークションの終了時刻の10分後に終了する、別のスペアナの出品があり、そちらの機種の人気が高くて、おかけで当局は別スペアナの半値ほどで落札できた。 モノクロ液晶画面のそのスペアナはR3131A という機種で、いかにもローコスト化しましたという感じである。メーカのカタログには、パーソナル・スペアナと謳っている -- スペアナは一家に一台の時代か? (笑)最近では波形のキャプチャ画像をUSBメモリにSaveできるものも多くなってきているが、3.5インチフロッピーでも利用できるなら、PCに波形を簡単に取り込めるので便利である。 今回スペアナを入手して色々試してみると、 フロッピードライブでエラーがでて、3.5インチFDドライブが 使用できなかった。ドライブのエラー内容は「CRCエラー」であることや、DiskのFormatをかけてみると、 はじめはFDドライブは動くものの、その後「Formatできません」とエラーを返してくることから、FDドライブに不具合があることが判った。 ウチには外付けのDFが1台あるのみなので、これを取り外して装換するわけにもいかず、スペアナ波形はデジカメで取り込むしかないかと、半ばあきらめていた。しかしダメもとで、Head Cleaningを掛けたら、 正常に動作するようになった。動作するようになった事と、予想より安価でスペアナが入手できたため、 ちょっぴり儲かったような気がしている。 SGから100MHzの信号をスペアナに入力し、レベルと周波数を調べてみた(下図)。測定された周波数は2ppm程度の差であり、レベルは1dB程度以内だ。どちらも校正していないジャン測機器同士の比較であるため、この程度の差を議論するのは、ジャン測同士で「目くそ鼻くそを嗤う」ようなものだ。アマチュア機器 ではヨシとしよう。またPanasonicの RC Oscillator からは約100kHzの正弦波をスペアナに入力し、高調波を 観察した。奇数次の高調波成分(歪成分)はほとんど無く、RC Oscillator は歪みが少ないことも確認できた。 HP編集員 JA7GND 渡辺 栄 |
2017年10月1日 編集メモ 「東北和文電信愛好者の集い」Forever!! 2009年頃に一旦最終開催となって以来、東北エリアを本拠地とした電信愛好者同士のミーティングは私が知る限りでは【休業】状態でありました。最後の大会を締めくくった時の『幹事県』は福島県内局が担当しました。 時は流れ…昨年、お隣り山形県にJP7AAV,OP新井さんが中心となって発足しました【山形CW愛好会】が主体となって来年9月の開催を目指し、表題の『東北和文電信愛好者の集い・2018』のプロジェクトがスタート致しました。 かつてこのミーティングに携わった郡山CW愛好会並びに福島CW愛好会のメンバーとして少なからず開催をサポートして行けたらと考え当然、参加する事を前提に電信愛好者の皆さんへのPR活動を行って行きたいと誓いも新たにしているところでございます。 詳しくは下記URLをご参照下さい http://www.jarl.com/yamagatacw/touhokuwabuntsudoi.html FCWA事務局長 JH7LUF 金沢勝則 |
2017年10月1日 編集メモ STRAIGHT KEY コンテスト 10月29日にA1クラブ主催のSTRAIGHT KEY コンテストが開催されます。(規約はこちら)このコンテストは、数少ない縦振電鍵などの単一接点のキーで競うコンテストです。以前は、Let's A1コンテストというコンテストでしたが、リニューアルされ、今回で2回目になります。 最近は、CW運用者のほとんどが、エレキーを使っており、縦振電鍵を打てないオペレータが増えていると思います。縦振電鍵の打ち方をマスターするには、少々時間が必要です。(当ホームページの「CW入門」のページにも縦振電鍵の打ち方を掲載しています。)私は、CWの運用を始めてから約1年間は、ハイモンドの縦振電鍵HK-702を使って運用しました。このお陰で、現在でも縦振電鍵を打つことができます。毎週水曜日の21時から行っているFCWA交信会のキー局も縦振電鍵を使用して担当しています。 縦振電鍵を使ったモールス信号は、なかなか味のあるもので、信号に気持ちを込めることができます。ただ、極度に個性的な信号は、かえって聞き取りにくくなりますので、注意が必要です。あくまでも、相手に聞き取りやすい信号の送出に心がけるべきです。 第1回のSTRAIT KEY コンテストは、都合が悪く参加できませんでしたが、今回は、参加するつもりでおります。皆さんもたまには、縦振電鍵でのコンテストを楽しんでみませんか。コンテストでお会いできることを楽しみにしています。 HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 |
ワッチに始まりワッチに終わる |
2017年9月1日 巻頭言 サイクル24が終わり、太陽は活動の極小期に向かっています。次の極大期(サイクル25)は、10年後の2027年頃でしょうか。ハイバンドは、しばらくの間ノイズだけを聞かされる状態が続きそうです。そんな中でも9月は、DXシーズンの始まりです。いつ、どこから、DXが入感するか、ワッチは欠かせません。 最近は、インターネットから電離層の状態や電波の伝搬状況の情報を簡単に得ることができます。また、各種のクラスターにより、リアルタイムで入感状況を知ることができます。しかし、電波は時として我々の予想できない伝搬をします。 受信機のダイヤルをゆっくり回し、各バンドの下から上まで、しっかり受信することがワッチです。モードにより、DXが良く聞こえる周波数(DXスポット)付近は、特に丁寧にワッチしましょう。時には、自分から積極的にCQを出すことも大切です。みんなワッチしていたら、交信になりませんからね。Hi 昔から、アマチュア無線の基本は、「ワッチに始まり、ワッチに終わる」と言われています。しっかりワッチして、誰よりも早くDX局を見つけることがDXハンティングのこつです。コンディションが悪い中でも、DX交信を楽しむチャンスはたくさんあると思います。 では、皆さんFB DX HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 |
2017年9月1日 編集メモ 断捨離が進まない 夏休みはアンテナの整備を計画していた。5月のGWに建設したHF用逆L型LongWireアンテナの修正をしようとしていたのだ。支柱に用いたFRPロッドが予想以上にしなって、強風の時にあちこちに干渉してしまうからだ。全長21.5mのワイヤを半分ほどに切断して、FRPロッドに巻き付けて垂直アンテナにしようとの目論見である。しかしこの夏は連日の雨空で、計画は延期せざるをえなくなってしまった。 それではと、終活の一環で本箱の中の不要本やら資料などの断捨離に充てることにした。まず、要るものと要らないものの分別から始まるのだが、なかなか進まない。多分に一度使用したものは「愛着」がでて、捨てるものに分類できないのだろう。とりわけ書物などにはその傾向が大きい。もう一つの理由が、アマチュア無銭家故のビンボー根性が、まだ使えるものへの処分に抵抗を働かせているのかもしれない。 雑誌トランジスタ技術や文献、古本などを処分した。トラ技はとじ込み付録のCDを外して紙だけにして束ねた。障碍者の役にたてるため、近所のNPO法人が新聞紙や段ボールなど古紙回収しているので、そちらに出すようにした。雑誌だけの平積みで高さ1.5m程になった。 収集に時間がかかった文献のコピーなど、これからはもう見ることはないであろうものも分別して断捨離にかけているが、所詮は紙なのでまとめるには時間がかかる。それにしても、なんと不用品が多く生産性の低い作業なことよ。 HP編集員 JA7GND 渡辺 栄 |
2017年9月1日 編集メモ 「今や入手困難!1990年版 CALL BOOK」 今年、日本アマチュア無線連盟の会員資格を十年振りぐらいに失ってしまいました。すでに8月6日の継続会員手続き期限に入金が間に合わず新規会員方式に切り換わっています。こうなってしまっては継続して払い込むメリットが無くなりましたので再びカード交換を頻繁に行う時期になるまで払い込みを留保する事としました。 さて、カード交換の手法としてはいささか古臭くなってしまいましたが【アマチュア無線局名録】(コレは現在ではJARL会員局名録となって非会員は掲載されません)をたよりにダイレクト交換しか思いつきません!幸いにも先日、古い友人より「捨てるんだがもらってくれるなら上げるよ」と言われ画像のような1990年版 国内アマチュア無線局名録を譲り受けて参ったと言う訳です。 1,2,3,6エリアはすでに再割り当てコールが付与されている関係で30年近くも前の住所録に送りつけるのは注意が必要ですが、幸いにも総務省の無線局検索サイトあるいはQRZ.comなどの電子データベースを併用する事によってかなり精度の高い検索が可能なのではないかと楽観視しているような次第です。 7エリアはJA7AAからJJ7BKUまでを網羅致しております。会員諸兄でJARL非会員局との交信においてどうしてもカード交換を要求された場合に相手のご住所が不明な際にどうぞJH7LUF金澤までご連絡を頂ければお気軽にメールにてお知らせ出来るかも知れません。(言うまでもありませんがカード交換以外の用途の為にはご利用になれませんので念の為) FCWA事務局長 金澤勝則 |
Hamフェアも近づく八十八夜 |
2017年8月1日 巻頭言 【暑中お見舞い申し上げます】ハガキの終わりの行には『盛夏』と言う文字が一番良く似合う季節と思うのですが梅雨明けが宣言されたのにもかかわらず東北の夏はいったいドコに行ってしまったんでしょうか?ヒョットすると今年は麦わら帽子のお世話にならなくてもひと夏が越せそうな予感も致します。実は家内とエアコンを新調する相談を交わしていたんですがこのままの天候が続くようであれば一年先延ばしと言う選択肢も視界に入ってまいりましたhi さて例年八月の第四土曜日、東京有明「ビッグサイト」で開催されておりましたハムフェアは月が変わって九月の第一土曜日に変更となったようです。(今後も継続的に九月開催となるかは未定ですが)私も当然、九月二日(土)に上京を計画しております。しかし、私事で恐縮ですが翌日(三日発)に8エリアへの観光旅行が控えている事情から普段はノンビリ一泊コースで楽しむハムフェアも何かとタイトなスケジュールになってしまいました。 ご案内の通り、来年は東北復興ハムフェアが仙台市を会場として開催が決定している事情から毎年、東京まで出張する見学ツアーも今年で最後となる可能性が高まってまいりました。(復興ハムフェアは恒常的開催を目指しているからです)それ故に今年こそは『見納め』となるかも知れない東京ハムフェアを時間の許す限り楽しんでまいりたいと思う今日この頃なのでございます。 FCWA事務局長 JH7LUF 金沢勝則 |
2017年8月1日 編集メモ コンテスト 今年も7月1日2日の6m&ダウン・コンテストに50MHzCWで参加しました。また、7月25日から31日までの全福島マラソンQSOにも50MHzで参加しました。 ある人から、「畠さんは、6mマンですよね」と言われたことがあります。「いや、そういう訳ではありませんよ」と答えましたが、確かにそう言われるのも分かります。夏のシーズンは、50MHzの運用が圧倒的に多いからです。Eスポシーズンの50MHzは面白いですからね。 私がコンテストの面白さを知ったきっかけは、FCWAのクラブ局JA7ZBFでフィールドデーコンテストに参加したことでした。何も考えず、ひたすら交信に集中する。1局でも多くの局との交信に挑戦する。もくもくと行う孤独な作業です。リグ、アンテナの設置やロケーションも含め事前の準備は重要ですが、いかに情熱をもってコンテストに臨むかが大切だということを学びました。その後、様々なコンテストに参加することによって、徐々にCWコンテストのスキルをアップすることができました。今年は、7月、6m&downコンテストと福島マラソンQSOに参加し、9月は430CQ大会、10月はA1クラブのストレイトキーコンテスト、12月のFCWA CWQSOパーティに参加する予定です。 長い間アマチュア無線をやっていますと、どうしてもマンネリ化してきます。また、飽きてしまうものです。そこで、ハムライフにメリハリをつけるものがコンテスト参加だと思います。日ごろの交信も含めコンテストに参加できるのは家庭環境や健康状況が良いからです。幸せなことです。この幸せを噛みしめながら、今年もコンテストを楽しみたいと思います。 HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 |
2017年8月1日 編集メモ セカンドライフ 自宅でも電子工作ができるようにと、机をひとつ専用に充てワーク・ベンチ「電子工作工房」を仕立てようと考えている。いままでも自宅で電子工作ができなかったわけではないのだが、自宅では工具類も少なく、ケースの穴開け加工などは会社の専用機器を利用させてもらっていた。 測定器は、過去にインターネットオークションを利用して、オシロスコープ(Tektronix,100MHz)を落札して所持していたが、最近これに、安定化電源(Kikusui,18V-3A)、マルチメータ(HP)、Signal Generator(HP, 0.1-990MHz)、温調器のついたはんだごてステーション(HAKKO)などが加わった。いずれもオークションでの購入なので当然中古機となるわけであるが、購入価格は定価の1-2割でプロ仕様の設備を導入できた。まだ十分使用できるものを潰してしまうには「もったいない」ものである。なので、当局の工房でセカンドライフを過ごしてもらおうと思っている。 さて編集子本人も会社は60歳の定年が過ぎ、毎年更新の雇用契約で仕事を継続するも、そろそろ年金支給が始まる時期を迎えようとしている。更に雇用契約して仕事を継続するか(雇ってくれるのか?)思い悩むところである。我が家の中古機器類は、まだまだ第二の人生を歩めそうであるが、当の本人は、体力的にちと難しくなっているように思う今日このごろである。 HP編集員 JA7GND 渡辺 栄 |
本格的なQRVに向けて |
2017年7月1日 巻頭言 長期のQRTからリハビリの一環で、当局のリグの一つであるIC-756Proで、暫くの間14MHzのJT-65モードを受信してみた。当局のプアなHF用GPでもDXを結構デコードしてくれることが分かった。しかしHFのメイン・アンテナとリグをJT-65モードで占拠してしまうと、他のバンドの受信(モニター)が出来無いのでサブ・アンテナとリグが欲しくなっ てきた。 ここ福島市にはもうハムショップは無くなってしまったので、ローカルOMに山形のハムショップに連れて行って貰った。IC-7600を見て良ければ購入しようと、予め軍資金を携えて出掛けてきたが、ウォーターフォールの綺麗さとコスパからIC-7300を購入してきた。 次は、サブ・アンテナだがMardolのVC-3という7/21/28MHzの、3バンドそれぞれ独立したエレメントをもつDipoleを譲り受けていて、現在HFでメインとなるGPでは7MHzのみ調整がつかずにいたので、それがVC-3で補間できれば良いかなと考え設置を始めた。4mの単管パイプを家の裏に建てて、とりあえず地上高1.5mに取り付けて、アンテナ・アナライザでエレメント長さの調整をしてから、単管パイプの最上部に移動しようと考えていたが、ここでも7MHzの調整がうまく行かない。SWRの最小値が4.0程度なのだ。共振周波数の調整はエレメントの長さで調整できるがSWRの調整はできない。これは建物の影響なのだろう。 (。-`ω-)ンー LWとアンテナチューナでQRVを考えようか... HP編集員 JA7GND 渡辺 栄 |
2017年7月1日 編集メモ 「新スプリアス基準」正式発効まであと数ヶ月 本日発行のWEBマガジン、「月刊FBニュース」から仕入れた情報によると国際的な無線通信規則の改正を受け、電波法の技術基準に定めるスプリアス規格が改正・施行されたのは平成17年12月のこと。これに伴って、平成19年11月30日以前に製造された旧スプリアス規格の無線機は、平成34年12月以降は使えなくなる。ただし、すでに免許を受けている無線機はスプリアスを実測するなどして新スプリアス規格に適合する事が証明できれば「スプリアス発射及び不要発射の強度確認届出書」を提出する事で、平成34年12月以降も使用を続ける事が出来る。アマチュア局の場合、この手続きの簡便な方法としてJARDが実施するスプリアス確認保証を受ける事による対応が認められている。 なお、ご自分がお使いの無線機が旧スプリアス規格対応なのか新スプリアス規格に適合しているかは https://www.jard.or.jp/gitekininsho/spurious_20121130.html にアクセスを頂き平成24年11月末日現在の新スプリアス規格対応機種リストにて簡単に確認出来ます。(表中に無い場合でも技適番号002KN625の内、下3桁の数字が625より大きければ無条件に新スプリアス規格対応です) また、すでに再免許申請の受け付け期間にさしかかっている(免許の満了日の1年前から受付開始)局の場合ですと平成29年12月1日以降に有効となる再免許を申請した免許人のもとには、すでに『無線設備規則の一部を改正する省令による改正後の無線設備規則第7条の基準(新スプリアス基準)に合致する事の確認が取れていない無線設備の使用は平成34年11月30日までに限る』の文言が免許状の備考欄に記載されます。よって皆さんの中で平成30年7月1日以前に免許の満了日を迎える場合には出来るだけ早く再免許申請手続きを行う事でご自分の無線設備が旧規格対応モデルであるかを事前に知る事が可能であります。 そして最も重要なポイントは開局申請、変更申請として送信機の増設や取り替えを行う場合、今年の12月1日以降は旧スプリアス規格対応の無線機では申請が受理されなくなりますので古い無線機で平成34年以降も使い続けたい未申請のリグをお持ちの方はこの機会に変更申請によって増設を行っておく事を強くお勧め致します。 FCWA事務局長 JH7LUF 金沢勝則 |
2017年7月1日 編集メモ オーディオ・アンプを作る 私は、高校生の頃、アマチュア無線を始めました。早いものでもう半世紀もやっています。同じようにJAZZを聞き始めてから半世紀です。大学生のころは、JAZZが聞きたくてオーディオ(ステレオ)に夢中になり、自分で真空管アンプを自作しました。就職してからは、トランジスタのアンプ(プリアンプとメインアンプ)を自作しました。この時製作したアンプは、それから40年も経つのですが、なんと今でも現役で私のメインアンプになっています。 アマチュア無線局JH7UBCを開局してからは、無線がメインになり、オーディオ・アンプを製作することはありませんでした。しかし、以前からインターネット上で話題になっていたアンプがあり、自作の虫が動き出しました。LM380というオーディオアンプICを使った「革命アンプ」または「非革命アンプ」です。名前は過激なのですが、回路を工夫して高性能のアンプにしたものです。 今回、ようやく部品をそろえて、LM380非革命アンプを製作しました。ほんとうにしばらくぶりのアンプの製作でした。(ケースも自作しました) 最大で2.5W程度の出力ですが、なかなか良い音のするアンプです。これでJAZZを聞きたいと思います。 しっとりとしたボーカルがいいかな。 HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 |
旬を楽しむ |
2017年6月1日 巻頭言 先日、親戚から目の前で掘ったりっぱなタケノコ(筍)をいただきました。正に旬の筍です。いろいろな料理にして、おいしくいただきました。 無線にも旬があります。春夏秋冬で電離層の状態が変化し、電波の伝搬状態が変わるからです。冬は、ローバンドの季節、春と秋はDXの季節です。そして、夏はハイバンドやEスポの季節です。 夏至を挟んだ約3か月間がEスポが発生しやすく、6mや2mでも、遠距離と交信できる季節です。ですから、6月の無線の旬はEスポ(スポラディックE層)での交信ということになりますね。 サイクル24が終わり、太陽活動は、黒点数が0の日が続くなど、不活発な状態が続いていますが、Eスポの発生は、それとはあまり関係なく今年も5月中旬ころからEスポが発生しています。Eスポが発生すると、6mバンド(50MHz帯)は、大賑わいになります。(特に土日)SSBの信号に交じって、CWの信号もたくさん聞こえます。SSBでは、呼んでもなかなかとってもらえないこともありますが、CWなら簡単に交信することができますよ。旬の6mバンドをCWで楽しんでみませんか。 HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 |
2017年6月1日 編集メモ 昨年5月、福島CW愛好会の総会で新入会員として参加させて頂いて以来、丸1年が過ぎました。この1年を振り返ってみると、アイボール可能な行事に参加できたのは電子工作教室のみでした。アウトドアの芋煮会は、運悪く会社が休みの日ではないのと、仕事がらみで忙しかったこともあり、参加できませんでした。また、毎週水曜日に3.5Mで行われているCW練習会は、まだCWQSOのスキルが無いのと、アンテナがPoorな所為もあり、タヌキ受信のみにとどまっていました。 |
2017年6月1日 編集メモ 「四字熟語」の怪 今日は、大相撲番付において先場所関脇で好成績を収めた高安の大関昇進を伝達する使者を迎える目出度い日でもありました。新大関に推挙された力士の「決意」の文言の中に必ずと言っていいほど「大関の名に恥じぬよう【四字熟語】精進致します」が定番になっているのではないでしょうか? この『四字熟語』なのですが意外に日本人でありながらも誤った引用がまかり通っているケースが無きにしも非ずなので一例としましてご紹介させて頂く事にします。その注目の四字熟語は他でも無く「閑話休題」なのであります。 「誤用」としてストーリーに影響の無い無駄話をすることではないとあります。閑話休題を「ココからは余談ですが」「ところで」「話しは変わって」と言う意味で使用する人が多くみられる。実際の使い方は、筋から脇道に入る為に使用する言葉ではなく、脇道から本筋に話題を戻す為に用いる接続詞的な言葉であるとあります。閑話は無駄な話、休題とは「それまでの話題を中止する事」が正しい引用法なのだそうです。 いつものように前置きが長くなりましたが、先月はわがFCWA定時総会に足をお運び下さいまして心より御礼を申し上げます。土湯温泉「サンスカイつちゆ」にお集まり頂いた会員諸兄の活発な意見交換の成果を会長のJG7QEN堀切会長を中心に新年度に極力繁栄させて頂く所存ですので一年間、お付き合いの程切にお願いを申し上げます。 さて、すでにご案内の通りJA7AIW山之内・前日本アマチュア無線連盟会長が実行委員長となって来春(2018年)、3月11日(日曜日)に仙台市におきまして【東北復興アマチュア無線フェスティバル】が開催される事が正式決定致しました。私自身、40年間に及ぶHamライフの中で7エリア主体の公式なイヴェントと言うのは過去に経験がございませんでした。山之内委員長はこのイヴェントの成功を足掛かりに単年度の開催に終わらせる事なく毎年、東京有明ビッグサイト開催のハムフェアと肩を並べるような恒常的な行事に結び付けたい方針のようです。東日本大震災からの復興をアピールするためにも東北のアマチュア無線家たちが一致団結をしまして第一回の東北ハムフェアを盛り上げようではありませんか。 FCWA 事務局長 JH7LUF 金沢勝則 |
アマチュア無線界の五要素より「Cで始まるキー・ポイントを語る」 |
2017年5月1日 巻頭言 人間が『生命維持活動』を続けて行く中で、エネルギーの源として欠かせない栄養素を三大栄養素と呼び、糖質(主に炭水化物)、脂質、タンパク質があります。さらに、ビタミンとミネラルを加えて「五大栄養素」と呼ばれています。私はふと無線活動を継続して行く原動力となる「モチベーション維持」のために不可欠なモノとは何かについて常に自問自答を重ねて来ました。そして最近になってようやくその糸口を掴み掛けつつあるような手応えを感じて来ました。それが今回のテーマ、アマチュア無線界の五大要素なのです。 我々、無線愛好家に繋がりの深そうなキーワードを色々と探ってみましたところ、ある一定の法則!?が関わっている事に注目してみました。それは勝手な思い込みであったり見当違いもはなはだしかったりするのかも知れませんが、頭文字が「C」で始まる英単語に着目してみたのです。まず初めに閃いたのが伝達、通信の意に使われるComunication(コミュニケーション)。ハムの免許を取得し電波を出す事によってこれはまず実現を致します。次に思い浮かぶのがアンテナを立てるとかこれに付属するコネクター類の加工などの工作をする力Creative(クリエイティヴ)であります。この創造しようとする力はエスカレートすると通信するための道具自体、すなわちトランシーバー本体の自作と言った分野にまで手を染めるようになるから不思議です。 そして3番目と4番目は一組セットとなって相乗効果に結びつきそうなChallenge(チャレンジ)挑戦とChange(チェインジ)変革です。無線技術はキャリアを積み上げる事によってやがて「現状維持」のままでは満足できず、新しい分野へのチャレンジや意識を変える事で楽しみの幅を広げる事にも繋がるのです。 上記に挙げた単語の意味を追求しつつ無理やり結論づける訳ではありませんが、すべての道はContinuous(コンティニュアス)Wave(ウェィヴ)連続的な波「CW」へと導かれるような気がしてなりません。いささか強引な展開となった部分は否めませんがFCWA会員の皆さん、又一年間CW(無線電信)を肴に大いに語ろうではありませんか? FCWA副事務局長 JH7LUF 金澤勝則 |
2017年5月1日 編集メモ 初 夏 もう早いもので5月になりました。来る2日は八十八夜です。暦の上では初夏になります。この前までは桜の花一杯であった樹々も今では緑一色で、季節の変わり目です。気候も、段々夏模様です。 目に青葉山ホトトギス初鰹 これからは、1年中で一番活気付き、山々、田園、人の動き、、等々目まぐるしく、周りの変化が感じられる時期ですが、周りをあまり気にせずに、日々生活したいと思っております。 FCWA事務局長 JH7NTW 加藤 義博 |
2017年5月1日 編集メモ 花でもてなす 今年は、雪が多く、4月も低温傾向が続いたため、桜の開花が遅れました。私が住む喜多方市熱塩加納町では、今、桜が満開です。 喜多方といえば、「ラーメン」で有名ですが、最近は「しだれ桜並木」の人気が急上昇しています。4月25日の日中線記念自転車歩行者道のしだれ桜並木の様子です。 約3kmに及ぶしだれ桜並木は、たくさんの花見客でにぎわっていました。 この他、喜多方市は1年を通して、様々な花で皆さんをおもてなししています。 3〜4月は、喜多方市山都町の沼の平の「福寿草」 4月は、しだれ桜をはじめとする「桜」や喜多方市高郷町の「かたくり」 5月は、喜多方市熱塩加納町の三の倉高原の「菜の花畑」 6月は、同じく喜多方市熱塩加納町の「ひめさゆり」と喜多方市塩川町御殿場公園の「花しょうぶ」 8月は、三の倉高原の「ひまわり」 10月は、同じく三の倉高原の「コスモス」 などなど。詳しくは、こちらのパンフ(pdf)をご覧ください。 花を見て、ラーメンを食べに喜多方に、「きてくなんしょ」 JH7UBC 畠 惠治 |
再免許申請 |
2017年4月1日 発行:福島CW愛好会
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2017年4月1日 編集メモ Keyワードは「FUKKO」 4月1日、JR磐越西線郡山駅と喜久田駅の中間地点に新駅「郡山富田駅」がOpenしました。私は昨日(4/2)開業した直後の同駅を訪ねて駅舎を中心に画像に収めたりして見学を楽しんで来ました。 周辺には大型のホームセンター、ショッピングモール、奥羽大学、県立郡山北工業高に郡山北警察署などがあり、まるでニュータウンが形成されたに等しいようなインフラ整備の最終施設が誕生したと言っても過言ではないでしょう。この事業がきっかけとなり、郡山市の「副都心」的な役割を担ってくれるような発展につながる事を期待せずにはいられません。 さて、2020年開催の東京五輪、野球・ソフトボール競技のサテライト会場として東北地方からは唯一、県営あづま球場が選定され、東日本大震災から見事に復興を果たした福島県の様子を世界中の人々にアピールする絶好の機会が巡って来たと言えましょう。これに関連しまして自治体が中心となってオリンピックムードを全面的に盛り上げようとする動きもすでにスタートしています。 「世界中の人々」へ手軽に情報を発信出来る手っ取り早い手段として我々アマチュア無線家には8J7や8N7のプリフィックスに代表される記念局運用が考えられます。サフィックスは、最大五文字までなので『8J7FUKKO』(仮称)のようなコールサインを申請する事で少なからず福島県での五輪開催成功を後押し出来ればと考えております。この場をお借りしまして特に福島市内にお住まいの皆様からのご意見や要望をお寄せ頂けますと幸いです FCWA副事務局長 JH7LUF 金沢 勝則 |
2017年4月1日 編集メモ 目的意識 さあ〜、いよいよ4月、春の到来です! 4月になれば、新年度のスタートです。毎年この時期になると思う事があります。それは新年度の一年間のスケジュールを立てることです。毎年お正月に立てるスケジュールとは少し違うスケジュールなのです。 |
3月、別れそして出会いの月 |
2017年3月1日 発行:福島CW愛好会 いよいよ3月になりました。今月は上旬から中旬にかけて各地で高校、中学校、小学校で卒業式が行われます。それぞれの卒業生には希望に満ち、生き生きとした様子が見られます。非常に頼もしい気分になりますが又、各卒業生の別れの場でもあるのです。 小中学生は新しい友達と出会い、高校生は上級学校への進学あるいは、実社会へと進みます。いずれも今までの生活とのギャップを心に感じると思います。人生最初の、試練を実感するのですが、それをカバーしてくれるのが新しい友達あるいは、人生豊かな大人なのです。すなわち、新しい出会いなのです。周りからは、ずっと見守り、新しい出発を祝いたいと思います。 FCWA事務局長 JH7NTW 加藤 義博 |
2017年3月1日 編集メモ 1.9MHz帯(160mバンド)を楽しむ |
2017年3月1日 編集メモ わが家的震災からの復興 毎年この時期が近づくと思い起こす「東日本大震災」の記憶…。あれから間もなく丸6年を迎えようとしております。巷での復興も『眼に見える化』が加速度的に進んで、新聞報道でも津波で消失した線路の復旧再開通、原発事故による帰宅困難区域からの帰還など、六年前の悲惨なニュースばかりだった当時とは打って変わって明るいニュースが誌面を賑わすようにようになりました。東北に住む人々にとりましては何よりの励みに結び付くのではないかと勇気をもらったような気持ちにさせてくれるのであります さて、我が家も少なからず震災時のダメージで傷んだ箇所がございましたが、ここに来ましてようやく修復がひと段落をしまして「3.11」を迎える事になりました。当初は大きな揺れで倒壊したお墓の修繕、また原発事故による放射線の除染など早急な対応に追われる事案が多ございましたが、昨年の暮れより着手しました自宅のリフォームが先ごろ完結しまして震災前よりも快適な住宅環境を取り戻す事が出来ました。部分改装ではございますがお近くまでお立ち寄りの際は是非、拙宅まで足をお運び下さいますと幸いです FCWA副事務局長 JH7LUF 金沢勝則 |
ハイブリッド一眼カメラで遊ぶ |
2017年2月1日 発行:福島CW愛好会 昨年の10月だったのですが、福島市へ狂言を観に出掛けた折りに「カメラのキタムラ」野田町店でNikon社のミラーレス一眼ディジカメを購入しました。今から35年ぐらい前にフィルムカメラ時代の一眼レフを月賦で購入して以来の久し振りに新品でのニコンになりました。 余談になりますが、ニコン社(旧社名は日本光学)は元々レンズメーカーとしてスタートし、カメラ本体の製造事業はドチラかと言えば後発組となるようです。それでも本年は創業百周年を迎える世界的にも著名な精密機器メーカーと言えるのではないでしょうか?その節目の年に再びニコンと付き合う事になったのは単なる偶然とは思えない部分もございます。 さて、クリスマスイブにAmazonの広告で購入したばかりのディジカメに旧ニコン時代のマニュアルフォーカスレンズを装着する「マウントアダプター」なるものがたったの2,000円で購入出来る事を発見し、すぐさま代金を振り込みました(典型的な衝動買いですhi) 商品が到着しましてからテスト撮影などを行った結果、同社純正品の1/10の価格でマニュアル操作ならなんら問題無く撮影出来る事が分かって大変お得な買い物が出来たと喜んでいる次第です。実は五年ほど前にどうしても銀塩フィルム撮影に回帰しようと市内のリサイクルshopを探し回ってニコンの一眼レフと交換レンズを入手してはみたものの今更、現像コストやフィルム一本ごと撮り終えないとプリント化出来ない上にネットにイメージ画像をUPするのにもダイレクトで取り込めないなどディジカメとは比べものにならないほど使い勝手の悪さに失望してしまいました。 そう言う訳で「宝の持ち腐れ」になりかけたマニュアル・フォーカスレンズが最新式のディジカメで再利用出来る事になってアナログとディジタルの融合、つまりハイブリッド・カメラの誕生であります。 FCWAホームページの過去の巻頭言バックナンバーにはディジカメで撮影したと思われる『福島の風景』のタイトルでカラー写真を紹介しています。私も及ばずながら編集長の畠さんにお願いしましてニコンで切り取った画像を使って頂こうかと考える今日この頃なのであります FCWA副事務局長 JH7LUF 金沢勝則 |
2017年2月1日 編集メモ 無線機器のメンテナンス 早いもので、もう2月。今月は、確定申告、地元の歴史勉強会、小さな旅、自分の体のメンテナンス、地元の自治活動等々、相変わらずカレンダーの2/3以上予定が詰まりました。 サンスッポットボトムの時期でもあり、2月、3月のこの時期に無線機器のメンテナンスの計画を立てました。特に電波の出入口であるアンテナは、この20年間一度も調整しておりません。最近周波数同調点が少しずつずれて来てましたので、思いっきり点検メンテナンスを、行う事にしました。その他無線機、タワーも一諸に(同時進行)行いと思ってます。 自分の体のメンテナンスも忘れては、何もならないのですが、この時期無線機器とアンテナのメンテナスをじっくり行いたいと思います。 FCWA事務局長 JH7NTW 加藤 義博 |
2017年2月1日 編集メモ 春を待つ 今年は、1月に入ってもあまり雪が降らず、今年も暖冬かな、などと思ったのですが、1月13日からの寒波で、その後毎日雪が降り続き、結局例年並みの積雪になりました。現在で60cm程度の積雪でしょうか。 雪が降ると除雪作業をします。我が家には除雪機なるものがありませんので、スノーダンプでせっせと除雪に汗を流すことになります。一晩に30cm以上降られると雪片づけに2時間はかかります。屋根の雪が落ちれば、更にかかります。おかげでメタボぎみのお腹も若干へこみました。HiHi この除雪作業は、大変なのですが、最近これをジョセササイズと称して運動としとらえる考え方が出てきました。確かに高いお金を払ってジムに通う必要がなくダイエットができる。良い考えかもしれませんね。 とは言え、豪雪地帯での除雪は命がけです。雪の下敷きになって老人が亡くなったというニュースが頻繁に聞かれます。これからの高齢化社会では除雪は大きな問題であることは間違いありません。 最近、除雪作業を終わってから、ちょっとシャックに寄ってHF帯と50MHzをワッチします。そろそろDXが聞こえてくる季節ですね。 間もなく節分立秋と着々と春が近づいてきます。 まだまだ雪は降りますが、雪国では、2月は春を待ちわびて過ごす月なのです。 JH7UBC 畠 惠治 |
コンディションが悪いときこそCWを |
2017年1月1日 発行:福島CW愛好会 昨年12月3日に開催した第8回FCWA CW QSOパーティには、今年も多くの局に参加いただき、ありがとうございました。89局からログの提出をいただきました。 参加局からは、コンディションが悪かったというコメントが多く寄せられました。確かに、このところHF帯のコンディションは良くありません。サイクル24が終わり、太陽黒点数が0という日が続くことも多くなりました。 毎週3.5MHzで行いっているFCWAのHF交信会でも、コンディションが悪い日が多くなりました。メンバー局の応答がまったく聞こえない時もあります。 ソーラーサイクルによると、東京オリンピックが開催される2020年ころが太陽活動の最小期のようですので、しばらくはこのようなコンディションが続くと予想されます。コンディションが悪ければ悪いなりに、何とか工夫して無線を楽しむのが私たちアマチュア無線家です。交信できるバンド、季節・時間を選んで交信したり、アンテナやリグを整備したり、自作したりなど十分楽しめると思います。 コンディションが悪いときほどその力を発揮するのがCW交信であることは、言うまでもありません。今年もCWでの交信を楽しみましょう。 JH7UBC 畠 惠治 |
2017年1月1日 編集メモ 今年こそ、FCWA CW 365 Award 一年の計は「元旦にあり」で昨年大晦日の夜、日付が変わった直後に東京町田市の故JA1HMK/杉さんと新年最初のCW QSOを行いまして早一年、結局表題の365アワード挑戦は足跡さえも残すことなく無期限休止状態となっていました。 そして、又しても明日から2017年の発射台に立たせて頂く事になります。再び気合を入れ直し、今夜から第一歩を踏み出したいと誓いも新たにしているところであります。 余談になりますが11月の初頭にJARLから転送されて来たカードの中にJA1HMKさんと元日の朝つながった時のQSLが含まれていましてすでに故人となられてはいましたがご生前中にビューローへ発送頂いたものと有り難く受け取る事が出来ました。そして、カードには手書きで「金沢さん、いつもありがとうございます」の一行のメッセージが…本当に悔やんでも悔やみきれませんが、杉さんが挑戦しようとして果たせなかった365アワード、天国の杉OMと二人三脚で頑張ってみようと思うこの頃なのであります。 FCWA副事務局長 JH7LUF 金沢勝則 |
2017年1月1日 編集メモ 2017年始動 |