2008年7月23日0010JST太陽面のの黒点番号と位置とその情報

   ●2002年6月26日から太陽裏面にある黒点群の表示を付加しました。この更新は
     1日1回を目処にします。図表にある時間はUTC(世界協調時)で書かれています。
     上の図は地球から見える面で、下の図はその反対側の裏面です。

   ●黒点に付けられる番号が9999迄達したので2002年6月15日から0001と表現され
   るように成りました。 これは10001と同じです。(region番号といいます)これ
   によって黒点番号をR421等と記述することがあります。

   ●黒点の丸の中の記号の説明です。夫々のアクティヴィティの数値を参照して見
    て下さい。扇形表示で黒点の状態を5つの分類とカラー表示で内容を段階毎に
    表現しています。最下部に翻訳文があります。
↑黒点群の記号の内容と詳細の図の英文翻訳説明

CME history--コロナ質量放射爆発 
緑色--過去48時間以内に爆発はなかった
赤色--48時間以内に爆発の可能性がある

Flare history--フレァの経歴
緑色--過去48時間中にC級以上のフレァはなかった
黄色--過去48時間中にC1からM5級のフレァがあった
橙色--過去48時間中にM1を越えX1級以下のフレァがあった
赤色--過去48時間中にX1以上のフレァがあった

Size--黒点群の大きさ(地球を1とする比較)
緑色--100 x 10E6以下
黄色--100 x 10E6以上 500 x 10E6以下
橙色--500 x 10E6以上 1000 x 10E6以下
赤色-1000 x 10E6以上

Growth history--成長の経歴
緑色--過去24時間中に25%以内の減少
黄色--過去24時間中に25%以内の減少から25%+までの間の成長
橙色--過去24時間中に25%以上から50%未満の成長
赤色--過去24時間中に50%以上の成長

Magnetic Configuration--磁気の形式
緑色--アルファ型(α)
黄色--ベーター型(β)
橙色--ベーター・ガンマ型(β-γ)
赤色--ベーター・ガンマ・デルタ型(β-γ-δ)

◎いずれも緑色は安定で,赤色に近づくほど活動的になります。
 このソフトはhttp://solar.spacew.com/swarm/から購入入手
 することが出来ます。
---------------------------------------2004.1.12.--------
日本の柿岡で測定するK値の日変化の図  2005年12月21日-2008年7月8日UTC日付(前日までの値) まで                            
↓2008年6月26日より--2008年7月8日まで (7月9日からこのWebのデータは壊れて受信できません!)7月17日現在

↓2008年5月30日より--2008年6月25日まで

↓2008年5月3日より--2008年5月29日まで

↓2008年4月6日より--2008年5月2日まで
↓2008年3月10日より--2008年4月5日まで

↓2008年2月12日より--2008年3月9日まで

↓2008年1月16日より--2008年2月11日まで

↓2007年12月20日より--2008年1月15日まで

↓2007年11月23日より--2007年12月19日まで

↓2007年10月27日より--2007年11月22日まで

↓2007年9月30日より--2007年10月26日まで

↓2007年9月3日より--2007年9月29日まで

↓2007年8月7日より--2007年9月2日まで

↓2007年7月11日より--2007年8月6日まで

↓2007年6月14日より--2007年7月10日まで

↓2007年5月18日より--2007年6月13日まで

↓2007年4月21日より--2007年5月17日まで

↓2007年3月25日より--2007年4月20日まで

↓2007年2月26日より--2007年3月24日まで

↓2007年1月30日より--2007年2月25日まで

↓2007年1月3日より--2007年1月29日まで

↓2006年12月7日より--2007年1月2日まで

↓2006年11月10日より--12月6日まで

↓2006年10月14日より--11月9日まで

↓2006年9月17日より--10月13日まで

↓2006年8月21日より--9月16日まで

↓2006年7月25日−2006年8月20日まで

↓2006年6月28日-2006年7月24日まで

↓2006年6月1日-2006年6月27日まで

↓2006年5月5日-2006年5月31日まで

↓2006年4月8日-2006年5月4日まで

↓2006年3月12日-2006年4月7日まで

↓2006年2月13日-2006年3月11日まで

↓2006年1月17日-2006年2月12日まで

↓2005年12月21日-2006年1月16日まで

日本の柿岡で観測したK値のグラフで日付は世界協調時(Z,GMT)で表示されています。赤いマークはK>5、薄茶はK>4,緑はK<3を表わしています。
左のY軸は1駒がK=1です。一つの帯の日付は太陽の自転周期で纏められています。
2006年12月6日のX級のフレァによって発生した衝撃波の写真 

X線フレァによって発生したD層減衰のグラフ
 このグラフは、大きなフレァに伴って発生したもので2004年11月6日1004JSTのものです。

2004年8月19日0240JSTにR649の発生したX2級のフレァの直後のループの映像
2004年2月25日までの黒点群564の成長のアニメーション画像↓
11月3日0300頃のアメリカのコロラド州でメィフィールドさんの撮影したR486のフレァ爆発の写真

10月28日2010JSTに今サィクル初のフレァ大爆発(X14)が発生     Oct. 28
●下のブルーの写真↓
 X17(リヒター・スケール)の爆発の時の太陽から発するプロトンの写真です。このプロトンの雲は2125km/sという猛
 烈な速度で通常の太陽風の5-600Km/sを追い越して地球に到達します。今日29日の18時のボゥルダー
 の観測値はK=9という数値を示しました。このX17という数値は観測史上3番目に大きなものだとい
 うことです。下にこの表をお目にかけます。

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 Ranking Day/Month/Year X-Ray Class
 ----------------------------------------------

  1             02/04/01              X20.0
  1             16/08/89              X20.0
  2          28/10/03             X17.2
  3             06/03/89              X15.0
  3             11/07/78              X15.0
  4             15/04/01              X14.4
  5             24/04/84              X13.0
  5             19/10/89              X13.0
  6             15/12/82              X12.9
  7             06/06/82              X12.0
  7             01/06/91              X12.0
  7             04/06/91              X12.0
  7             06/06/91              X12.0
  7             11/06/91              X12.0
  7             15/06/91              X12.0
  8             17/12/82              X10.1
  8             20/05/84              X10.1
  9             25/01/91              X10.0
 10             09/06/91              X10.0
 11             09/07/82              X 9.8
 11             29/09/89              X 9.8
 12             22/03/91              X 9.4
 12             06/11/97              X 9.4
 13             24/05/90              X 9.3
 14             06/11/80              X 9.0
 14             02/11/92              X 9.0
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↑の写真はSOHO衛星に搭載されているコロナグラフの写真で時間は28日の2020JSTに撮影されたものです。
 左下に伸びる黒い線(8時方向)はマスキングの指示棒の映像です。白く炎が映っているのがコロナの爆発
 した時に放射されたエネルギィです。この時黒点486は太陽面のやや左よりの赤道の下(南)にありまし
 た。ここで放出されたプロトン粒子(正の荷電粒子)が,29日の日本のお昼過ぎから地磁気擾乱を起こ
 しています。下の図は28日2211JSTのもので太陽に面した地球上のD層障害を受けている地域を示
 しているものです。                                de JA7SSB


これが10月29-31日の擾乱の元凶になった黒点群486の写真
上のブルーの円は地球の大きさです。フロリダ州のパーカーさんが10インチの反射望遠鏡にバーダーフィルターを掛けて
2500分の1秒のシャッター速度(F12)でとったものです。2003年10月30日0320JSTに撮影したもの。  NASA 

下のスケッチこそ私たちが学生時代に(1950年)望遠鏡の焦点に白紙を置いて書いたものです。これはア
メリカのニュージャージィ州に住むアマチュア天文家のビル・クックさんが自宅で観測したものとしてNASAが紹介したも
のです。科学は記録をとる事から始ります。そして継続して観測することだけです。そこから法則性を
見つけ出すのが科学を志すものの態度です。これは2003年10月29日0145JSTの太陽黒点R486です。
注意すべきは上の写真とは北の方向が違います。矢印がNを指しています。  de JA7SSB

2003年11月5日0450JSTに発生したX17の巨大フレァ爆発の連続写真--NASAによる

このフレァのレヴェルは11月6日になって等級がX28と訂正された。そうなると上の表にある過
去のどの爆発よりも大きかったことになり,1989年8月16日のX20が一番という記録を更新した事
になる。仔細にみると大きな磁力線のリングが写っている.これが地球に向いているときに起っ
たら29-30日の電波擾乱位では済まなかったのは確かである。きっと人工衛星のセンサーが壊れて今
頃は真っ暗闇の状態になったかもしれない。
2005年9月8日03時GOES衛星撮影のR806のフレァ写真

前回のR798が回帰して新しくR808と命名された黒点である。真東に出現した途端に大きなCMEを
(コロナ質量放出)起こした。9月8日の0240JSTである。この写真は0315JSTに撮影されているが、もし
太陽面の中央でこのスケールのCMEが発生したら記録的なブラックアゥトが経験できただろう。過去の大き
なCMEの記録表は此処をクリックすると見られる。
左の写真は9月7日にアメリカで撮影された
ものでR808が太陽面の東端に出現した
時に捕らえたもので大きなループ構造
の磁力線に沿ったフレァの結合が写っ
ている。黒点の規模はよくわからない
がおそらく9月15日にはもっと詳細が
わかるだろう。望遠鏡の角度によって
南北が上下になっていないけれど大き
な黒点を横から観測した貴重な1枚で
ある。
この写真は9月9日にスペィンのビルギット
・クレィマーさんが撮影したものです。活発な
フレァの模様が判ります。NASAのWebに
発表されたものから転載しました。
(2005年9月11日)
9月13日にパリ市でジェローム・グリニエール
さんが撮影したR808の黒点群です。この
写真でもわかるように幾つかの群をなし
ているのがわかります。中心の大きな黒
点から周辺の黒点に磁気結合を生じてい
て、フレァが発生します。
9月13日にSOHO衛星のコロナグラフで撮影した
R808のCMEの写真です。この時の22メガで
受信した太陽雑音を耳で聞くのには此処
をクリックして下さい。雑音が上昇するのが
ハッキリとわかるでしょう。これはNM州の
トーマス・アッシュクロフトさんが受信し
たものです。9月14日0524JST頃の衝撃波
の変化を捕らえています。
黒点808(回帰前はR798が9月7日に東端に
顔を出してから昨日まで太陽面を移動し
ていく姿をお見せします。NASA提供