2018年 巻頭言・編集メモ

第10回FCWA CW QSO パーティ
 2018年12月1日  巻頭言

今日、12月1日(土)9:00〜21:00に第10回FCWA CW QSO パーティ(以下FQP)が開催されます。FQPは、2008年に他界されたJA7SSB 故齋藤醇爾氏の功績を称えるとともに氏の望みでもあったCW交信の活性化を図るために開催しています。今回のFQPは、第10回となり、記念大会として開催します。多くのCW愛好家のご参加を期待しております。

 「CWを出せる免許は持っているものの・・・・」というアマチュア無線家は多いと思います。また、なかなかCW交信にデビューできないでいる局も多いのではないでしょうか。そのような局にもFQPはお勧めです。それは普通のコンテストとは違い、FQPは比較的フレンドリーなQSOパーティだからです。自分のできる範囲で自分のペースで交信ができると思います。

 一方、CWに熟練したOM局にもFQPは楽しんでいただけると思います。FQPの特徴の一つは、QSOパーティなので、JARLが制定したコンテストバンド・周波数に束縛されないことです。1.9MHz〜28MHzのCW周波数であれば、どのバンドでもOKです。また、QRP部門もありますので、5W以下の出力でCW交信を存分に楽しんでいただけると思います。

 どうぞ、自分の好みのスタイルでFQPを楽しんでいただきたいと思います。そしてログの提出をお願いします。では、お空でお会いできることを楽しみにしています。

                      FQPマネージャー JH7UBC 畠 惠治
 2018年12月1日  編集メモ

CQゾーン


 今月のコラムを書くにあたり、これまでのコラムのテーマを読み返してみた。そうしてみるとコラムを書くその時々で、主に身の回りで発生したトピックスをテーマにしていた。

 それでは最近のトピックスを思い出してみると、EA(Spain)とのパスが開けていることが思い出された。EAとは4月に1局とQSOができて以来ずっとつながってなく、スペインはつながらない地域との印象が強かった。しかし秋口になるとEAとのパスが開けて、合計7局とつながった。その中の一つにEA9CAD局がある。調べてみるとこのプリフィクスは、スペインとジブラルタル海峡を挟んで対岸の、アフリカ大陸・モロッコ王国内にある、スペインの飛び地に割り当てられていることが判った。

 全世界はCQゾーンという40の地域に分けられているが、EA9局とつながったことで、図らずもアフリカの33ゾーンとのQSOができてしまった。おまけにこれは、New Entityの追加にもなったのである。

 アフリカ大陸では南アフリカ共和国(CQゾーン38)とはよくつながっていて、12局とQSOが済んでおりWACは完成していたが、それ以外の地域はなかなかつながらなかった。それでも少し前にはアフリカ・ガボンTR8CA(CQゾーン36) もゲットできたので、WAZ(eQSL.ccではeZ40と呼んでいるらしいが)のQSO実績合計は35ゾーンとなった。

 未達成のゾーンは2(カナダ北東部)、8(カリブ海)、34(アフリカ北東部)、35(アフリカ西部)、37(アフリカ東部)である。なかなか繋がらない予感あり。(*´Д`*)

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄

 2018年11月1日  編集メモ

デジタルモードでの1年を振り返る

 昨年11月より開始した Digital Mode であるが、丁度丸1年が経過した。なので1年を振り返ってみることにする。昨年のCQ誌8月号にはJT65の特集が別冊で発行されるなど、「話題の」JT65を試してみたくて始めたのだが、およそDXが可能となるようなアンテナが設置できない当局の環境においても、思いのほかDXが楽に楽しめたように思う。

 JT65で特筆するQSOは、初めてArgentinaのLW7EDH局とQSOできたことと、AustriaのOE6GND局とのQSOである。DX通信はすべて電離層反射により通信が出来ていることは理解していたのだが、なにせArgentinaは日本からみたら地球の真裏の国であり、それは電離層反射の究極の仕業を体験できたのだから忘れるわけにはいかない。

 もうひとつの出来事であるOE6GND局とのQSOは、自分と同じSuffixを持つ局とのQSOは、生涯において1度あるかないかのことと思われる。相手も同じように思ったのか、QSLカードには「vy nice suffix hihi.. 73 de Gerhard」と書いてあった。

 その後「話題の」JT65は急激に衰退して、Digital Mode の主流はFT8となってしまった。現在ではグローバルなDX通信の半分はFT8モードらしい。当局も総通にモード追加の変更届を提出して、今年4月よりFT8に移行した。デコード率はJT65より劣るといわれるFT8で7カ月ほど運用して、南極大陸を含む世界6大陸とのQSOが完成した。

 1年間の Digital Mode でのQSO数は、約1450局ほど(うちJAとのQSOは7%)、eQSLで受領したカードは重複を含め約830枚、DigitalModeでのDXCCエンティティー数はeQSLでコンファームされた分で、87エンティティーを数えた。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2018年11月1日  編集メモ

渚にて

 無線電信やモールス符号が登場する映画やドラマは、時々見られます。グレゴリーペック主演の映画「渚にて」(1959年作品)もその一つです。私はこの映画のDVDを持っていて、先日久しぶりに見てみました。

 時は1964年、第3次世界大戦が勃発し、核爆弾で北半球の国が壊滅したという核戦争後の世界が描かれています。潜水中だったため生き残った原子力潜水艦(グレゴリーペックが艦長)が海上に浮上し、汚染の被害がまだ少ないオーストラリアに向かうというところから映画は始まります。

 全ての人が死に絶えたはずのアメリカ本土シアトルから解読不能なモールス符号でCWが送信されていることが分かり、艦は捜索に向かう。果たしてその正体は・・・・

 放射能の脅威におののく人々、最後が来ることが分かったとき、人はどんなことを考え、どう行動するのか。シリアスな内容にラブロマンスをからめたドラマが展開していきます。

 現代は、インターネットをはじめとして様々な情報通信手段であふれています。しかし、核戦争や大規模な災害などで、それらの通信手段が失われたとき、最後に生き残る通信方法は、もっとも原始的な通信手段であるCWなのではないでしょうか。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治

2018 東北和文電信愛好者の集い Forever(久々の再会に酔う)
 2018年10月1日  巻頭言

速報!つどい体験レポート

 昨年より着々と準備を重ねておりました《山形CW愛好会》開催のミーティングに9月29,30日の両日参加してまいりましたのでご報告がてら感じた事をダイレクトにリポートさせて頂きます。

 さて、福島からは郡山CW愛好会より私を含め5名、そして現地で集合となりましたFCWAメンバーのJH7NTW加藤さんの総勢6名の大所帯!?での参加となりましたhi。 福島県以外の東北エリアからは宮城6名、主催県の山形5名、そして今回最北の秋田より新メンバーの2名がつどい、東北全体では19名に加えゲスト参加の1エリア各局5名の下のとおり24人での集合写真となりました。



 午後6時の懇親会に先立ちまして天童ホテル421号室におきましてオリエンテーリングを兼ねました【3分間スピーチ】をメンバー全員で行いました。お一人ずつプリフィックスのアルファベット順に自己紹介をメインに語る訳ですが、私はもう二度と開かれる事はないだろうと諦めておりました東北和文の集いが一時的なものとは言え、復活を果たした喜びに感極まってしまい思わず取り乱してしまったほどです!

 そのスピーチ内容(抜粋)
『天童温泉は将棋駒の産地として余りにも有名な土地柄であります。私は将棋も大好きで一度対局しただけでも対戦相手の人柄であったり、性格的なものが将棋の指し方を通じて手に取るように分かるところが将棋の魅力だと感じております。そして和文モールス通信におきましても相手のモールス符号をひたすら聞き取る作業の合間にも人柄や性格のようなものが電波を通じてコチラへ伝わるような錯覚を覚える事があるのです。どうか皆さん、まだお空でお会いしていない方がございましたら是非、私が生きている間に一度だけでも結構ですので交信をお願い致します』と締めくくらせて頂きました。

 翌朝は8時30分より、かの421号室におきまして【ファイナル・ミーティング】が行われ次回以降の開催への意見交換を行いつつ写真配布と天童市のCWマンが営む天童ワイナリィ提供の白ワイン(720mL入り)をお土産として振る舞われ会場を後にして来ました。

                    FCWA事務局   JH7LUF 金沢勝則
 2018年10月1日  編集メモ

非常通信

 9月3日に発生した北海道胆振東部地震では、多くの犠牲者と大きな被害が出ました。 地震によりブラックアウトという現象が発生し北海道全域で停電になりました。また、携帯電話がつながりにくい状態になりました。

 マスコミでは、被害の状況が実況中継され、被害の大きさに驚いたところです。翌日、この地震に関する非常通信が行われているのかと思い、7MHzをワッチしました。普段より出ている局数が少ないとは思いましたが、特に非常通信らしいものは聞こえませんでした。停電で電波を出すことができなかったのかも知れませんが、行政、警察、自衛隊などの通信は確保されていたのだと思います。

 東日本大震災の時は、アマチュア無線で非常通信が行われ、被災地の状況把握に貢献したところですが、今回規模の地震、災害では非常通信の必要はなかったということでしょうか。

 しかし、今後いかなる災害が発生するか予想もつきません。我々アマチュアとしては、発電機の確保や無線機やアンテナの点検を行い、いつでも非常通信に対応できるよう心掛ける必要があると思います。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治
 2018年10月1日  編集メモ

アンテナ不調

 先日、家の庭の除草・植木の剪定を、シルバー人材センターに依頼して手入れをしてもらった。当局のメインのアンテナは、車庫の支柱に取り付けたHF用6バンドのグランドプレーンである。その支柱そばの立木の先端部分の剪定をしているときに、GPアンテナに接続している5D-FB同軸ケーブルを真っ二つに切断されてしまった。

 剪定時、同軸ケーブルの余長部が植木の陰に隠れていたので気がつかなかったという。悪気があってのことでもなく、幸い切断箇所が地上で修理できる高さだったことと、M型コネクタと接続用アダプタの手持ちがあったので、コネクタで接続することにした。「部品代を払います」との申し出もあったが、それは辞退して、同軸ケーブルをM型コネクタにはんだ付けで接続した後は、自己融着テープで防水加工をし、ビニルテープで保護テープを巻き付けて、とりあえず接続処置は完了させた。

 同軸ケーブルの付け替えとなると、アンテナを一度おろさないといけない。アンテナの接続コネクタは支柱に取り付けるパイプの中にあるからだ。なので、できることであればアンテナをおろさずに修復できればベストな解ということになる。

 その後2週間ほどは問題なく運用ができたが、数日前からSWRが悪化した。雨のせいかと思ったが
どうも違うようだ。メインリグ(IC-756Pro)内蔵のチューナでSWRは大きままで下がらない。しかしサブリグ(IC-7300)では問題なく使用可能であり、EU方面へのDX実績もある。うーむ、何が原因なのだろうか。原因が判らないことにはすっきりしない。アンテナが不調なのか、リグが不調なのかそれが問題だ。同軸ケーブルが古くて、シールドにうまくハンダが回っていなかったのかもしれない。アンテナ・アナライザで調べてみよう。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄

 2018年9月1日  編集メモ

6大陸QSO


 少し前に5大陸との交信ができたことを当コラムで紹介したが、今回は更に1大陸追加した話である。勿論その大陸とは南極大陸(Antarctica)である。相手はロシアから南極の基地に赴いている局のようである。少し前から時折りそのコールサインは目にしていたのだが、いつもパイルになっていて呼び負けていた。今回はCQを出したばかりであったのかまだ誰も応答しない。すぐさまオン・フレで応答を掛けた。しかし別のJAの局が呼ばれてしまったので、スプリットで続けて応答を掛けたら、直ぐに拾っていただけた。

 WACアワードには南極大陸は含まれていないので、今までの実績で6大州とのQSO要件は満たしている。QRZ.com の情報によれば、かの局はeQSLには対応していないとのこと。eQSLは「早い、安い、旨い」と三拍子揃っているので好きなのだが、やはりLoTWの登録をしないとダメか。

 これまでにもQSO相手局から「LoTWの認証もよろしくネ!」と書かれていることもあり、この夏休みにLoTWの登録方法をWebで調べてみた。登録手続きには無線局免許状のコピーと身分証明書のコピーを「郵送」で送らないとイケナイらしい(ここまでなら許容範囲内ではある)。日本国内ならば運転免許証が身分証の代わりになるのだが、漢字と数字しか書かれていない運転免許証が果たして身分証の代わりになるのか判らない。パスポートならば名前がアルファベットで書かれているが、1年前に期限が切れてしまっている。今のところは、渡航予定もないので再取得の予定もない。その他にもアプリケーション登録設定などが大変そうで、ちと挫けてしまった。

 今朝、eQSLのInBoxには、かのロシアからの局のQSLカードが届いていた。これも時代の趨勢を受けての対応かもしれない。これでDXCCのエンティティーが1つ増えて77となった。

TNX for RI1ANL from Antarctica.

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2018年9月1日  編集メモ

新URLをよろしく

 FCWAのホームページは、2010年8月からniftyのサーバーを利用してきましたが、前月からxdomainというサーバーに変更しました。サーバーは変わりましたが、ホームページの内容はまったく変わりません。今後ともよろしくお願いします。

 これに伴い、ホームページのURLが http://fcwa.html.xdomain.jp/ に変わりましたので、新しいURLをブラウザの「お気に入り」登録していただきますようお願いいたします。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治

 2018年8月1日  編集メモ

 JA1AN サイレントキー

 5月のFCWA総会の時にメンバーの一人から新聞記事のスクラップのコピーをいただきました。読売新聞に連載されたコラム「時代の証言者」で、元JARL会長のJA1AN 故原 昌三氏の記事です。連載記事は30回まであり、原氏が自分のハム人生を回顧する形で展開されています。それは、まさに我が国のアマチュア無線の歴史であり、JARLの歴史でもあり、大変興味深く読ませていただきました。

 その原氏が6月に亡くなられたことがアナウンスされ、いただいた記事を改めて読み直した次第です。原氏のご冥福をお祈り申し上げます。原氏は昭和45年から平成25年までの41年にわたりJARL会長を務められました。非常に長い期間会長を務められたことにより、JARLの運営については評価されることもあり、また批判されることもありました。アマチュア無線局とJARL会員の減少がこれほどまになるとは、予想ができなかったのかもしれません。

 原氏の引退、サイレントキーは、戦後から続いたアマチュア無線の一つの時代の終焉を意味するのではないでしょうか。それにしてもJARLの会費は高すぎます。今やインフラとなったインターネットの活用やQSLの電子化などを図れば、会費の値下げもできるのではないでしょうか。そうすれば、JARL会員数も増えるのではないかと思います。現会長には英断をもって、JARLの改革・改善に取り組まれることを期待しています。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治
 2018年8月1日  編集メモ

アナログQSL

 アメリカ・アリゾナからQSLカードが郵送されてきた。カムバック時にはQSLカードも作らなければとも思ったものであるが、いざQSLカードのデザインを検討するも、なかなかカードデザインに使用できるFBな写真が無いことや、発行方法をどうするかも予想が付かず、先延ばしにしていた。

 電子QSL交換システムとしてはeQSLやLoTWがある。ARRLのDXCC認証はLoTWが必須らしいが、これはサーバー上でQSLマッチングを行うだけで、QSLカード・イメージの交換がされる訳ではない。一方eQSLはQSLカード・イメージでの交換ができるが、現在のところLoTWとの互換性はない。

 やはりQSO後に送られる、美しくデザインされたQSLカードを見るのは楽しいものではある。ものは試しとeQSLに無料登録して実際使用してみると、QSL交換は「早い、安い、うまい」と、いいことづくめであることが判った。自分のカードデザインを用いるならば多少のドネーションが必要なのだが、カードデザインが多少チープなことに目をつぶれば、無料で利用できるカードでも十分使用できそうである。カード整理もeQSLならばイメージファイルなので、PC内の整理も容易ではある。

 重複もあるが当局へのeQSL経由での受領カードは600枚を超えている。QSLカードの内訳は国内が13%で、残りは海外からのものである。eQSLの統計分析ではDXCCエンティティーも70を超えている。島根のBureauに2ヶ月に一度の発送のため、まとめて印刷をするのも苦痛となりそうであり、リアル・カードの交換は挫折しそうである。

 eQSLで届いたカードを会社の若い同僚に披露したことがあった。冒頭にあるアメリカからのQSLカードを見せて、昔はBureau経由で紙カードのQSL交換していたことを話したら、「アナログQSLですね」と言われてしまった。日本のBureauもアナログQSLカードの転送業務しかやらないから公益性が問われ、一般社団法人に成り下がったのだろう。素人に指摘されるまでもなく時代遅れである。

 くだんのアメリカの局は、QRZ.comに登録してある当局の「QSL Infomation」情報「available eQSL only, Never Bureau」を見て、紙カードを送ってくれたものと思われる。相手がeQSLに登録していないと此方からのQSLは届かないので、1枚だけ手作りのQSLカードを作成し、”紙”対応をさせて頂いた。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄

 2018年7月1日  編集メモ

5大陸QSO


 南極大陸を除く世界の5大陸とのQSOが完成した。ユーラシア大陸、オーストラリア大陸、北アメリカ大陸は、まあお隣の大陸なので、比較的容易にQSOが可能だ。南アメリカとアフリカ大陸はQSOにちょっと手強い。当局の耳(アンテナ)は給電点が地上高3mと低背設置である事と、無指向性グランドプレンでは尚更である。

 実は南アメリカ大陸とは大分前にQSOができていて、残すはアフリカ大陸のみとなっていたPSKReporterを見ても、なかなかQSOができるとは思われずにいた。ところが電離層の気まぐれに助けられ、南アフリカとのQSOも達成できたが、その局のQSLのコンファームはLoTWによるため、なかなかQSLカードが得られていなかった。それでもようやくeQSL対応の局とのQSOができ、晴れて5大陸のQSLカードの入手と相成った。

 カムバックする以前にはアワードなど全く考えたことも無かったが、比較的容易にDXができるとアワードの条件も気になる。例えばDXCCアワードのルールではARRLが決めたエンティティーで100以上であるが、もう60以上のエンティティーでQSLのコンファームができている。(eQSLの集計であり、QSO相手がeQSLのメンバーになっていないとカウントされないため、実際は70以上のエンティティーとQSO済みである)

 またWAS(Worked All States=アメリカ全州とのQSO)も、数えてみれば5月末時点で8割以上の41州とQSOができている。オーストラリア全区分とのQSOでは、7区分とのQSOができている(残っているところは、遠い島なのでなかなか機会がないが、聞こえていたことはある)

 QSOの証としてのQSLカードの交換は従来からある手法であるが、Bureau経由は時間も手間も費用もかかる。最近の傾向はカード交換はあまり流行らないらしい。海外でもBureau離れがあるようで、コンファームはLoTWだけと宣言している局も多いようだ。やはりQSO後に送られてくる、手の込んだきれいなカードを手にするとうれしいものである。

 日本のBureauの使命は紙カード転送のみとなってしまった。日本の文化は紙と木でできているというが、紙QSLカード交換もその精神の現れかなのか。森羅万象に八百万はの神々が宿るというその精神文化に、まだデジタルは包摂されていないのだろう。QSL交換はBureauのみというのは、もう時代遅れであろう。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2018年7月1日  編集メモ

6m AND DOWN コンテスト

 7月7日(土)8日(日)にJARL主催の6m AND DOWN コンテストが行われます。私は2005年からほぼ毎年このコンテストに参加しています。参加部門は、50MHz帯のCW部門です。50MHz帯の面白いところは、Eスポが出るとバンド内が蜂の巣をつついたみたいに賑やかになり、エキサイティングなQSOが楽しめることです。
 CWによるコンテスト運用は、ほとんどの局が、リグにパソコンを接続して、CTESTWINなどのコンテスト専用のロギングソフトでCQやレポートを送出し、ログをとっています。ですから、ヘッドホンをかけて運用をしているとキーボードとパドルのカチャカチャという小さな音しか出ません。フォーンでのコンテスト参加とは違い、家族や他の方に迷惑をかけないでコンテストを楽しむことができます。

 この季節は移動局も多く、Eスポが発生しなくとも十分コンテストを楽しむことができます。あなたもCWによるコンテストを楽しんでみませんか。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治

 2018年6月1日  編集メモ

通話表とQ符号

 私は、今から50年前の高校の時に電話級の免許をとりました。

 免許をとって、まず覚えたのが欧文通話表(フォネティックコード)と和文通話表でした。
アルファ、ブラボー、チャーリー・・・・
朝日のア、いろはのイ、上野のウ・・・・
 コールサインや名前を相手に的確に伝えるための通信方法です。特に欧文通話表は世界共通ですから、海外の局と交信する場合はこれに従うことが重要です。

 次に覚えたのが、Q符号でした。これも確実に内容を相手に伝え、簡潔に交信する場合に効果的です。こちらのQTHは、福島市・・ QRZ どちらか当局を呼びましたか? QSLはJARL経由で・・・など通常の交信の中でも良く使われます。これらを覚えると、何だか一端のアマチュア無線家になったような気分になったものでした。

 さて、CW通信では通話表というものはありませんが、Q符号とCW略符号が大きな意味を持ってきます。
当ホームページでも「CW入門」のページで紹介しています。短い時間で相手に的確に内容を伝えるために必要不可欠な通信方法となっています。しかもQ符号、CW略符号とも世界共通ですから、これを使えば、ろくに英語が話せなくとも海外局との交信をバンバン行うことができます。

 Q符号、CW略符号は、デジタル通信(RTTYなどの文字通信)でも使えますから、ぜひ覚えたいものです。では、通話表とQ符号、CW符号をしっかり覚えてFBなハムライフを!

 
                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治
 2018年6月1日  編集メモ

FT8のジレンマ

 JT65 デジタルモードによるQRP DXing も人気のピークは過ぎたのか、20mバンド内は閑散としており、たまに見える信号も「QSO B4」と表示される。要するに、僅かばかりの”常連”がCQを出している状態なのだ。太陽黒点数も少なく、お空のアクティビティも低いせいもあるかもしれないが。

 世の趨勢は、短時間でQSOが可能なFT8に移っているようである。PSKReporterでモード別のアクティビティを見てみると、JT65と比較するとFT8はアクティブであり、人気の違いぶりがよくわかる。当局も3月末にようやくFT8の変更届の処理が完了し、4月からはFT8にもQRVしている。

 デコード可能最小レベルは、JT65:-25dB、FT8:-20dBと言われている。日本から見ると、東はアメリカ、西はロシア、中国が広大な領域を占めており、DXCCエンティティーを稼ぎたい向きにはチョイ不利な場所である。

 PSKReporterでは、EU地域でも自局の信号がデコードされている様子が判るが、-20dB以下でデコードされているのも多くある。JT65ならばQSO可能な信号レベルということになるが、FT8ではこちらの信号はデコードされていない可能性が大いにある。当局でデコードできた信号レベルでも、同等レベルで相手局に届いているわけではない。此方は無指向性GPアンテナに対し、彼方はタワーに大型ビームアンテナを使用している可能性もあるのだ。

相手局でのデコード率を上げるにはQROするか、またはアンテナのゲインを上げるしかないことになるが、それもまた本末転倒である。JT65で気長に待つか、FT8で取ってもらえる局とQSOするか、それが問題だ。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄

 2018年5月1日  編集メモ

プログラミング教育


 私が管理者をしている「福島マイコン愛好会」(略してFMCA なんだかFCWAと似ていますね Hi)で今、micro:bitというワンボードマイコンが話題になっています。

 このmicro:bitは、イギリスのBBCが開発し、プログラミング教育のために、イギリスでは11歳から12歳の小学生全員に配布されました。
 4cm×5cmほどのこの小さなコンピュータの能力は高く、LED表示器を持ち、衝撃センサーと磁気センサーを搭載しています。更にA,Bのスイッチも搭載されていて、このボードだけでも遊べますし、I/Oを介して様々なオプションを動かせば、ロボットなども簡単に作れます。
 プログラミングは、JavaScriptブロックエディタで行うことができ、直感的にプログラミングを学ぶことができます。小学生でも十分使いこなせそうです。

 わが国でも2020年から小学校にプログラミング教育が導入されます。文科省の説明では、プログラムやパソコンを教えることが目的ではなく、プログラミング的思考を子供たちに獲得させることが、目的とのこと。
 しかし、子供の能力をあなどってはいけません。かつてのミニ四駆ブームのように創意工夫で自分の世界を作っていく子供が多いはずです。
 この一見おもちゃと見えるワンボードマイコンを彼らは使いこなし、大人がオーッと驚くようなものを作り出してくれるのではないかと期待しています。

 昔、我々がアマチュア無線に心をときめかせたのと同じように、この小さなコンピュータが現在の青少年の心をつかむ教材になるような気がしています。
 
                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治
 2018年5月1日  編集メモ

ワールドワイドなコールブックに登録しよう

 DigitalModeで時折「CQ DX」を連呼している農協、いや「JA」のOMのコールサインを見かける。どこのお方かとQRZ.comで、そのコールサインを検索すると登録されていないことがある。おそらくは、QSOが済んだらQSLカードの転送作業はBureauに回して、会費のモトを取ろうと考えているJARLの就寝会員なのであろう。

 DigitalModeでは交信情報が極めて少ないため、補足情報はコールブックに依るところが大きい。国内相手ならば「カードはBureauで...」済むかもしれない。自局の素性は隠しておいて「CQ DX」を掛けるのは、外国の交信相手に失礼とは思わないのだろうか。

 QRZ.comはアメリカのサイトである。そのためここは政府のデータベースからデータを引っこ抜いてきてリストを作成しているので、アメリカの連中はdefaultで掲載されることになっている。アメリカ人にはプライバシーの概念はないと思ってよい。個人情報がどうのとくだらんことを言っているのは、日本の某政党支持者だけだ。そもそも市民派を名乗ってその陰で自分は責任を逃れようとする者のこのアンカバ精神ってのは、日本のアマチュア無線家の主体性の欠如と、どこか通じている。ブランドものの「高級ハム」ならどこへ出しても恥ずかしくないが、産地も素性も判らない「上級ハム」では、贈答相手に送るのは恥ずかしい。

 QRZ.comは、ワールドワイドなコールブックのデファクト・スタンダードと言って良い。ただ登録するには、最初にサポーターの助けを借りてデータベースにコールサインの登録をして貰う必要があることと、その後の登録編集作業は英語の説明に従い行う必要があるので、英語を母国語としない我々日本人たちには、多少敷居が高いものになっているのかもしれない。しかし多少なりとも英語教育を受けてきたならば、できない話ではない。当局もちょっとがんばって登録してみた。
皆さんもQRZ.comに登録してDXを楽しみましょう。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄

キレイな電波を出しましょう
 2018年4月1日   巻頭言

 当局は休日を中心に、JT65デジタル・モードでハムカツDXを楽しんでいる一人である。3月のある日、20mバンドのJT65を運用しようとしたら、通常のJT65の変調信号パターンとは異なる見慣れぬ信号が、JT65で使用される周波数帯に目一杯広がっていた。以前にもその変調信号パターンを見かけたことはあったが、明らかにJT65の変調信号とは異なっており、「新しいデジタルモードの変調方式か?」と思ったりもしたが、その変調信号の正体は「不明」のままであった。



 画像はその日のウォーターフォールのキャプチャである。赤枠で囲った部分が「不明」の信号である。その信号をよく見てみると、低い周波数側に見えるFT8の時系列送信パターン(黄色枠で囲った部分)と同期しており、周波数関係を調べてみると、元のFT8信号を基本波とすると、ちょうどその3倍周波数と5倍周波数に「不明」の変調信号が見えることに、はたと気が付いた。

 これで「不明信号元」は判った。フーリエ級数をご存じの方はもうおわかりと思うが、要は正弦波がクリップすると矩形波になり、奇数次の高調波成分が発生するのである。発生原因を類推すると、PCのオーディオ出力が大きすぎて波形がクリップし、そのままリグにつないで電波を発射しているため、FT8の信号とともにJT65の周波数帯に「不要輻射」をまき散らしていたのだ。さて原因は判ったものの外部要因のため、原因の除去は発生元に対策して頂くしかない。

 当局はアンテナの関係から、メインリグは20mバンドのJT65-HFをPCにつないでいる。サブリグでは40mバンドのFT8信号号をWSJT-Xを用いて、別PCでモニタしている。急遽、サブリグの40mバンド用のアンテナはそのまま、QRG周波数のみを20mに変更しFT8の信号をデコードしてみると、その「発信元」のコールサインが判った。

 QRZ.comで検索してみると、その「発信元」は韓国のExtraライセンスを持つOMのようで、写真ではリニアアンプを前にして映る姿は好々爺そのものであった。当のご本人に悪気は全くないものと思われるが、知らせてあげないことにはご本人は知らないままとなってしまう。意を決してアドバイスのメールをすることにした。スプリアスの写っているウォーターフォール画面を添付し、拙い英文で「PCのオーデ
ィオレベルが過大であるため高調波を発生させているので、オーディオレベルを減じるように」とのアドバイス・メールを作成し、QRZ.comに記載されたアドレス宛に発信した。

 翌日、件のOMからPCの出力レベルを減じたことと、感謝の意を込めたメールが届いた。 今までローカルからそのようなレポートを貰ったことはなく、当局のレポートが最初だとも伝えていた。 この原稿を書いている今日も、FT8モードの強力なスプリアスが見えている。こちらは中国の局のようだが、QRZ.comへの登録がないので知らせることもできない。自局では自分の変調信号を、なかなか確認できないものだが、やはりモニタすることが必要であることを感じた。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2018年4月1日  編集メモ

「オールド無線機」よもやま話

 春たけなわ、都内ではすでに葉桜状態でしょうか?朝の連続テレビ小説【わろてんか】も丁度区切りよく先月末で完結を迎えました。テレビドラマのワンクールって言いますのはおおよそ三ヶ月刻みなのだそうです。ですから、最近のお茶の間には新番組の番宣(番組予告コマーシャル)が流れ始めました。昨日何気にテレビの前に座っているとホイップアンテナを装着したいかにも30年前ぐらいのハンディトランシーバーが映りました。のちに判明しましたのは今月10日(火曜日)夜九時からスタートする『シグナル』と言う刑事ドラマだったのです。注目の小道具として番組で登場するのがアイコム社が1982年に発売したIC-3Nを改造したフォルムにソックリなのでオールドファンの皆さん、是非このドラマにご注目を頂きたいと存じます。

 さて、先月3月11日は震災から七年目の区切りとして仙台市におきまして【第一回東北復興ハムフェスティバル】が開催されましたのは記憶に新しいところで有ります。無論、私も前日から会場入りし東京のハムフェアと肩を並べる事は難しいにしても一人でも多くの来場者に足をお運び頂き、来年以降の第二回、第三回へと繋がるような大会になればと思いながら会場を後にしてまいりました。余談になりますがこの東北ハムフェアに参加した見返りと言う訳ではありませんが会場で40年前ぐらいのTRIO時代のHFトランシーバーを掘り起こしてまいりましたので画像付きでご紹介させて頂きます。TS-520の上級版TS-820Xなのですが中古品の相場としましては状態にもよりますが1万五千円前後でしょうか?ソレが、ナ、ナ、何と¥2,500で譲って頂く事が出来ました。どう考えましてもJUNK品レベルのお値段ですのでダメもとで持ち帰って520用の電源コードを付け替えてSWを入れてみましたら見事に受信出来ました。そう言う訳で最近はもっぱら7MHz電信をこの無線機でワッチを楽しむのが日課となっております。

                    FCWA事務局  JH7LUF 金沢勝則


 2018年4月1日  編集メモ

こぶし

 今年は、冬が厳しく、その後暖かかったせいか各地で桜が例年より早く開花しました。桜の名所は花見客でにぎわっているニュースが流れ、まさに春本番です。日本人は桜が好きですね。

 桜が咲く少し前に、こぶしの花が咲きます。
♪白樺 青空 南風  こぶし咲くあの丘 北国のああ北国の春♪
そうです。あの北国春に歌われているこぶしの花です。
モクレンに似た白い花。たくさんの花をつけたこぶしは、なかなか見事なものです。

 仕事のOB会の関係で、この数年、春になるとこぶしの花を探しては写真を撮っています。会津盆地内や周辺町村に車を走らせ、こぶしを見かけるとパチリ、パチリ。探してみると、こぶしの花ってけっこうあるものです。でも、こぶしが咲く時期を逃さぬように注意しなければなりません。さて、今年はいつ咲くのか。そろそろかな。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治

自作無線機でCWを楽しむ
 2018年3月1日   巻頭言

 昨年末、7MHz CWトランシーバーを自作しました。(下の写真)


 外見は、レトロなラジオ風に仕上げましたが、中身はけっこう現代的です。心臓部のVFOは、完全デジタルでマイクロコンピュータで制御しています。当然、表示も液晶のデジタル表示です。出力は0.5Wほどですが、国内ならこれで十分交信できます。メーカー製のリグも多数持っていますが、自分で作ったリグでの交信は、格別なものがあります。

 私が初めて短波の受信機を作ったのは、今から50年前の高校生の時です。小遣いやアルバイトのお金を貯めては、福島市内の電気屋さんに足しげく通って部品を集め、高1中2(高周波1段増幅中間周波増幅2段)の短波受信機を作りました。参考にしたのは、確か「初歩のラジオ」の記事だったと思います。懐かしいですね。AM受信機ですから、アマチュア無線(当時はA3が主流でした)や海外の短波放送を聞いていたのですが、7MHzバンドの上の方でモガモガと聞こえるその当時始まったSSBを受信してみたくなりました。検波回路にBFOを加えてSSBが復調できるようになると毎日7MHzのSSBをワッチするようになりました。

 あれから50年。相変わらず無線機を作って遊んでいる自分がいます。なんだか少しも進歩していないような気もしますが、自分で作った無線機から音が聞こえ、交信できるって楽しいんですよ。これもアマチュア無線の楽しみ方の一つの方法です。特にCWの送信機は、構造が単純で、自作も簡単です。送信機だけ自作しても十分交信を楽しめます。あなたも自作無線機でのCW交信を楽しんでみませんか。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治
 2018年3月1日  編集メモ

アンテナ・アナライザ


 インターネットオークションでアンテナアナライザを1万円台半ばで手に入れた。この程度の出費ならば清水の舞台から飛び降りる程大げさなものではなく、縁側から地面に飛び降りる程度と言えよう。ベクトル・インピーダンス・アナライザと呼ばれるその機器は、アンテナのSWL、インピーダンス、リアクタンスの測定をするものである。アンテナ・アナライザは頻繁に使用するものではないので、使用感はそれほどなく外観はきれいである。メーカーはAEA製である。

 かつてハム人御用達の測定器としては、テスターが定番であり(もちろんテスターではアンテナの調整はできないことはご承知の通り)良くて「グリッドディップメータ(GDM)」が挙げられる気がするが、これとて高価な機器だったので、所有している人も少なかったのではなかろうか。

 GDMとSWRブリッジを組み合わせると原理的にはアンテナのSWRが測定できるが、組み合わせて使用するため使い勝手は悪く、アンテナの調整は大変であった。いつ頃からか、GDMとSWRブリッジを合わせたSWRメータが出てきた。代表的なものは国産ではクラニシ、海外のものはMFJである。価格はハム機器の相場を勘案すると、安いとは言えずコスパの悪いものであった。

 オークションで入手したAEA社のVIA Analyzerは2006年製であるが、今から15年以上も前に開発されたVIAは、DDSで周波数範囲をスイープする機能を有し、結果はモノクロではあるもののLCDにグラフィック表示したり、また測定データをRS-232C経由で、PCに取り込んでグラフ表示することもできる同機は、当時としては最新の「スグレモノ」だったことが伺える。そのためかeHam.netなどの口コミサイトなどを見てみると、比較的最近の投稿にもかかわらずべた褒めである。

 オークションを覗いていると、GDMやSWRメータの出品が結構目に付く。往年のハム達が、昔は高価で買えなかった機器が、中古でもようやく経済的に買えるようになったので、手に入れて使ってみたいということなのか。それとも、最新のスグレモノのVIAの便利さを知らずにいるのか。いまさらGDMを買って、どうしたいのだろうか。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄


歳月人を待たず
 2018年2月1日   巻頭言

 大晦日を通り越して御歳神さまをお迎えしたと思いましたら、もう月が変わって二月です。お陰様で私も三回目の【成人式】と呼ばれる還暦(満六十歳)に王手が掛かって今年は前厄です。 新聞誌上のローカルトピックスのページで良く見かける「還暦同級会」の集合写真など自分には遥か遠い未来の話だとタカをくくっておりましたらあっと言う間に現実味を帯びて来てしまったと言う訳です。

 さて、皆さんの場合では小学校、中学校、高校のいずれの同窓の枠で開かれるケースが多いのでしょうか?私事で恐縮ですが高校卒業の際、クラス会の幹事を引き受けていましてこれまで同級会らしき集まりは一度しか(最初の成人式)行っていなかった関係で今回こそはと還暦に合わせ四十年振りの再会を目指したいと誓いも新たにしている今日この頃なのであります。この場をお借りしまして過去に還暦同級会の幹事を経験なさった方がいらっしゃいましたら何とぞアドバイスの程宜しくお願い致します。

                FCWA事務局長 JH7LUF 金沢勝則
 2018年2月1日  編集メモ

HF交信会

 FCWAでは、毎週水曜日の21時から、3.520MHz付近でCWによる交信会を行っています。2008年2月から始まったこの交信会は、間もなく10年を迎えます。交信会の記録は、本ホームページのHF交信会のページに記録されています。

 過去の記録を見ると、今はサイレントキーされた、JA7SSB 齋藤さん,JM7TGV 八木さん,JA1HMK 杉さんのコールも見えます。記録を見るたびに、懐かしさがこみ上げてきます。キー局は、この2年間は、当局JH7UBCが務めていますが、それ以前までは、JA1OQG/7松田さんが担当されていました。

 この交信会も最近は参加局が少なくなり、少し寂しい状況になっています。しかし、毎週FCWAのメンバーと交信できる機会は、私にとって大きな楽しみでもあります。そして、短いメッセージを和文で交換することは、和文CWの交信力を維持する大切な時間となっています。

 この交信会を今後どれだけ継続できるかは分かりませんが、しばらくの間は、同じスタイルで続けようと思っています。FCWAのメンバー、それ以外の局でもけっこうですし、欧文のレポート交換だけでもかまいません。ご参加をお待ちしております。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治
 2018年2月1日  編集メモ

後継者育成


 年金の支給が始まる齢となり、会社の退職を考えていたが、会社の上司からの慰留もあって出勤日を減らしてもらうことで、会社勤めをしばらく継続する事にした。慰留された理由の一つに技術高周波に対する技術・知識などの継承がある。高周波を扱う機会がないと実際の指導ができないためである。

 フレンチの超一流のシェフがレシピ本を出していて、「この通りに作れば、私の店の料理を再現できます」とうたっていたりしている。そのシェフに隠し事や秘密は一切なく、自分の知っている全てを曝け出しているのだが、一方で、「この通りに作っても、オレと同じ料理はできないだろうな」と思うそうである。文字で表せない微妙な「サジ加減」があるのだろう。

 当社製品の高周波伝送特性を測定するためのフィクスチャー(測定用ジグ)も手作りである。コネクタが製品により変わるので、フィクスチャーは一品ものにならざるを得ないのである。なので現物合わせで作成する。フィクスチャーの回路図は簡単であるが、そこには回路図では表せない「センス」が必要であり、「センス」というものはなかなか文字で表せるものではない。見て「美しい」ものは機能的にも良いものとなる。電子工作もしかりで、見て美しいものは機能的にも優れたものとなる。回路図というレシピを通して先人の知恵に沢山触れ、実践を通じてセンスのブラッシュアップを心掛けたいものである。

 FCWAというコミュニティーは個人局の集合体である。ハム活動は個人レベルでの活動だが得手、不得手が個人では異なり知識も技量も様々。なぜFCWAに集うのかを考えてみると、個々人で不足している技術・知識を、先達の知恵を借りて補いたいということなのだろう。後継者育成をどうするか...

                       HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
        

中華品質と日本品質
 2018年1月1日  巻頭言 

 最近よく利用しているインターネット・オークションで7MHz QRP CW トランシーバを落札した。今更な話題といわれるかもしれないが、「PIXIE」と呼ばれるそのトランシーバは、5cmx5cmほどの基板1枚にまとめられたもので、中華製のキットで供給されている。

 私が入手したものは、JA4のOMさんにより組み立て済みの「完成品」である。キットに添付されるのは回路図1枚、部品表1枚のみで、組立の詳細な説明書はない。秋月電子のキットも似たようなものだが、こちらは多少の説明はあるので良心的と言えよう。最初は部品の確認に手間取るかもしれないが、2台目を組み立てるなら1時間もかからずに組み立てることができるほどのものである。



 もともとPIXIEはドイツの「 GM3OXX /George Burt」によってデザインされた「Foxx」に、改良が加えられ現在に至っているようだ。入手したPIXIEは中華製のパクリとも言えるわけだが、基板はガラスエポキシ両面基板だし、コネクタやジャックなどは、もう中華製の独壇場であり「本家」と言ってもよいものである。これは長年外部からの指導で技術を蓄え、中華品質が良くなってきた証左であろう。

 「ジャパン・クオリティー(日本品質)」という言葉は、高品質な日本製品の優位性を世界に誇るものとして使われていた。しかしこれからは「品質が疑われる製品」を表す言葉として世界中に浸透していくことになるかもしれない。大手鉄鋼メーカの検査データ偽装問題が国内のみならず世界中で波紋を呼んでいるのだ。同社の製品は、自動車、鉄道、航空、防衛、重電等に及び、大規模なリコールとなれば自業自得であるが、同社の経営も怪しくなるのではないだろうか。

 また自動車分野でも、完成車両検査が未資格の社員によって行われたことが明らかになり、安全を脅かす不祥事と言えよう。不正が常態化してしまっていたのは、人手不足問題の解を海外、とりわけ世界の工場と呼ばれる、お隣の中国に求めたためである。もの作り技術移転で中華品質は向上し、一方国内のもの作りの人手不足は解消しないまま、データ改ざんという不正で逃げようとしたのだ。

 一握りの企業、一握りの部署による不祥事と信じたいが、このような事態が繰り返されるようでは「ジャパン・クオリティー=低品質」という代名詞になるかもしれない。もう「中華品質」と揶揄できるだろうか。

                       HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2018年1月1日  編集メモ

 FQPログ提出局、過去最多

 12月2日に開催した第9回 FCWA CW QSOパーティのログ提出が昨日締め切られました。(郵送分を除く)12月31日現在で、116局からログ提出があり、これまで最多のログ提出局となりました。多くの局に参加をいただき、ありがとうございました。

 今年から、パーティ開催時刻を3時間繰り上げ、午前9時からとしました。太陽活動の低迷とともにコンディションが悪く、14MHz帯以上のバンドでのQSOは難しく、10MHz,7MHz帯も午後3時ころからスキップが始まります。ローバンドにQRVできない局にもパーティを楽しんでいただきたく、開催時刻を繰り上げた次第です。その成果もあって、多くの局にご参加をいただき、ログ提出も最多になったのかと思います。郵送分のログ提出を待ってから集計し、なるべく早く結果をこのサイトに掲載しますので、しばらくお待ちください。

 FQPは、来年第10回を迎えますので、第10回記念大会として企画をしたいと考えています。来年もぜひFQPにご参加いただき、CW QSOを存分に楽しんでいただきたいと思います。それでは、CUAGN 73

           FCWA CW QSO パーティ・マネージャー JH7UBC 畠 惠治