2019年 巻頭言・編集メモ

第11回FCWA CW QSO パーティに参加しよう
2019年12月1日  巻頭言

 第11回FCWA CW QSOパーティを12月7日(土)9:00〜21:00に開催いたします。早いもので、このパーティは11回目を迎えます。(規約は当サイトのこちらをご覧ください。)FCWA(福島CW愛好会)という地方の小さなCW愛好会の主催ですが、毎年たくさんの局に参加していただいています。昨年は126局の参加をいただきました。ありがとうございました。

 師走は、1年の締めくくりの月で、仕事や忘年会などで何かと忙しい月ですが、CWファンの一年の締めくくりとして、多くのCWマンと交信してみてはいかがでしょうか。自分の好きなバンドで(1.9MHz〜28MHz)で、都合の良い時間(9:00〜21:00)での参加でかまいません。交換ナンバーは、RST+オペレータネームです。ぜひCW QSOパーティを楽しんでいただきたいと思います。

 そして、参加していただいたら、交信局数は何局でも結構ですので、ログの提出をお願いします。
 では、FB CW QSO!

              FCWA CW QSOパーティ・マネージャー JH7UBC 畠 惠治  
  
 2019年12月1日  編集メモ

悔しい思い

 先月のコラムでは「ストラックアウト」と題して、WAS(Worked All States:全米50州とのQSOにより得られるARRLのアワード)難所であるWY州とのQSOができて、残りはVT州だけとなった途中経過を書いた。そんな中、VT州が現れたのだ。

 彼の局はJAとのQSOを終えている。30分ほど声がかれるほど呼び続けたのだが、(FT8モードなので、実際は一言も声を発する必要はなく、ただPCのマウスの操作のみなのだが)切りの良い時刻だったためか、ついに彼の局はPCの画面から消えてしまった。気持ち的には、ジャングルや大海原などで遭難したときに、救援(かどうかは判らないが)のヘリコプターの音が聞こえたときに、大声を上げてこちらの存在をアピールしたが、こちらのアピールには気づかず、通り過ぎてしまったような感覚である。

 リグのパワー不足やプアなアンテナ設備のため、相手局の信号は聞こえるのに、こちらの波が届かないというなら半分は諦めがつくというものだが、彼の局はPSKRのリポート局も行っていて、こちらが発した電波は彼の局で受信されているのがリポートされている。これがまた悔しい思いを倍加するネタにもなっているようだ。

 人口の少ない州ランキング2位とはいえ、実信号を受信すると、「あぁ、やはりVT州にも住人はいた」となる。PSKRでの受信履歴を見てみると、件の局の行動パターンが見えてきた。どうやら夕食後のひとときの1時間ほどDXを楽しんでいるようだ。こちらでは出勤の時間帯となるので、こちらが休日の時で、その時間帯にパスが開けていれば、QSOのチャンスが巡ってくるかもしれない。

                     HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
  2019年12月1日  編集メモ

電子工作講習会を実施して

実施日  令和元年1123日(土) 午前10時〜午後3

・講 師   JA7UCA 石井 智

・材料費   1,500/1

・参加者   9名(会員8名・非会員1名)  協力:事務局1


会場は都合により、福島市清水学習センター分館「ゆうがく館」から、同市民会館に変更。今回のテーマは、「SDR(ソフトウエアー ラジオ)のフロントエンドの製作」です。講師は会員の石井さんです。製作の説明はプロジェクターを使用しました。
 製作風景 講師がパワーポイントで説明

製作には、時間短縮のため、ブレッドボードを使用しました。
 ブレッドボード

 ブレッドボードとはパンの生地をこねる台のことで、部品をパンの生地に例えてこの名前が付けられています。これには、直径0,5mmほどの部品を取り付ける穴が開いていて、部品の着脱が自由にでき、結線することができます。配線は縦方向がつながっていて、中央部を境に上下に分離されています。ICなど主要パーツは、中央部分に、周辺に他の部品とジャンパー線などを配線します。部品のリード線を長さに合わせて切って、ピンセットで挟み、ブレッドボードの穴に差し込み取付けます。特に、セラミックコンデンサーの小さな表示をルーペで読み取ることに苦労しました。


 アンテナを接続するM型端子、パソコンへ出力するピン端子、電源ボックスの接続端子へのリード線の半田付けは、時間短縮のため、講師が事前に行いました。当日、参加者が半田付けをしたのは、トロイダルコイルを基盤に取り付ける部分です。これは、直径10oほどのフェライトコアーに1次側2次側に分けエナメル線を巻き付けて、当日、参加者が製作しました。(回路の中央左側)
最後に回路の配線を確認したのち、乾電池(3V)ボックスに電池を入れ電源スイッチをON。LED2個がスイッチで切り替わり、点灯すれば出来上がりです

 ユニバーサル基板に部品を半田付けした回路の様子

 ユニバーサル基板回路を収納ケースに入れた様子

M型端子にアンテナ(今回は、3,5MHZ又は7MHZ)を、出力端子のプラグをパソコンのマイクジャックにつなぎます。パソコンには、ロッキーというSDRを作動させるソフトウエアーが事前にインストールしてあります。このソフトを開き音声が出ればHF受信機の完成です。

 会場は鉄骨鉄筋コンクリート構造で、安全管理のため窓も開けることもできず、アンテナを接続できなかったため、作動確認は各自持ち帰って行うことにしました。持ち帰ったブレッドボードの回路が正常に働いていることを確認後、ブレッドボードと同じ結線構造になっているユニバーサル基盤に半田付けをすれば全て完了です。


 収納ケースに入れた回路をパソコンとアンテナ端子につないだ様子

SDR(ソフトウエア― ラジオ)は、前段部分であるフロントエンドとパソコンのソフト江エアーを組み合わせた受信機です。ソフトの設定により、録音も可能です。このような、小さな回路でHF受信機が製作できることは素晴らしいことです。この製作を体験できたことは大変勉強になりました。


7MHzの電波を受信した状態のパソコンの画面。(緑色の山がCWとSSBの信号)

 講師の石井さんには、「回路の試作」、「PICへのソフトウエアーの書き込み」、「製作説明資料の作成」など、詳細な事前準備をして頂きまた。石井さんの尽力に感謝します。

 なお、途中、昼食をはさみ、参加者の自己紹介と活動状況など情報交換などをおこない有意義な時間を過ごしました。また、現在、この回路の製作を完成していない方の問題解決のため、参加者専用のメーリングリストを作成して情報交換を行っています。

                     FCWA事務局長 JA7SGJ 草苅 高雄

縦振電鍵
2019年11月1日  巻頭言

 10月27日(日)にA1クラブ主催のストレートキー コンテストに参加しました。このコンテストは、縦振電鍵などの単一接点のキーを使って行うCWコンテストです。日頃パドルやバグキーを使っている局もこの日ばかりは縦振電鍵を打ちまくります。

 当局は、愛用のHI-MOUND HK808を使って参加しました。

 このキーは、大理石ベースの人気のある電鍵です。打ちごこちは、やや硬めですが、高速の打鍵もでき、長く打っていても疲れません。私は実際に使用するときは、反動を少し柔らかくするために電鍵の下に5mm厚のゴムのシートを敷いて使っています。CWを始めた頃は、同じHI-MOUNDのHK-702を使っていましたし、GHDの縦振電鍵も持っていますが、毎週の交信会でもこのお気に入りのキーを使っています。

 縦振電鍵を使って、きれいで正確なモールス符号を送出するのは、簡単なようでけっこう難しいものです。縦振電鍵の打ち方については、当ホームページのCW入門のページに紹介していますが、上達には練習と実践を繰り返すことしかありません。

 正確な符号を送出するには、パドル+エレキーがベターだと思いますが、だれが打っても同じような符号になってしまいます。オペレータの個性(くせ)がでるのは、やはり縦振電鍵とバグキーだと思います。符号を聞いただけで、局やオペレータが分かったり、この人はせっかちだなとか、今日はのんびりしているななどとオペレータの心理状態まで推察できたりすることもあります。不思議なものです。

 縦振電鍵によるCW通信は、もはや伝統芸能の世界ですが、アマチュア無線にCWモードがなくならないかぎり、生き残っていくだろうと思います。最も単純なデジタル通信でもあるCW。古くて新しい通信モードです。あなたも時にはのんびりとCWを縦振電鍵で打って交信してみませんか。無線をやったという実感がもてますよ。Hi

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治    
 2019年11月1日  編集メモ

ストラックアウト

 ストラックアウトというゲームをご存じだろうか。名前は知らなくてもTV番組などで見たことのある方は多いはず。離れた場所からボールを投げて、的に当たると的が倒れる仕組みでポイントを得るという。要は、的当てピッチングゲームだ。ゲーム開始時は、的は沢山あるので、たとえ狙った的から離れた的に当たって、その的が倒れてもよいのでヒットする確率は高い。段々的が倒れだして、残りが少なくなってくるとヒットする確率が下がってくる。

 昨年4月からデジタルモードのFT8にQRVをしているが、4〜6月で、アメリカ全州の9割以上とのQSOが出来ていてた。そこでアメリカ全州とQSOするアワード「WAS (Worked All States)」にFT8シングルモード、20mシングルバンドで挑戦することを目標にしてみた。アメリカ全州の白地図にQSOが終了した州を色で塗りつぶしているのだが、この地図がどこかストラックアウトの的に見えてくるのだ。

 48州とのQSOを達成し、残りはWY(ワイオミング)、VT(バーモント)州だけとなったが、この2州は人口の少ない順ランキングの1位と2位の州なのだ。因みにWY州の面積は約25万平方キロに、人口は約50万人ほど。日本の国土面積の約7割の地域に、福島県の人口の約1/4ほどしか住んでいないため、人口密度では2人/平方キロとなってしまう。まあ住人はそれぞれ小さな町に集まっているので、町にいる限りでは、一人ぼっち感は無いかもしれない。

 挑戦の初期の頃には、FT8画面に現れるコールサインのエリア・コードを元に、QRZ.comで州を確認してQSOにつなげていた。以降ハイバンドのCondxは悪化し、WAS挑戦の夢はいつしか忘れられて1年以上が経った。WAS挑戦がストラックアウトと異なる点は、方やコントロールの上手下手はあっても、的を狙うことができることである。一方WASの方はといえば的を狙うことはできないことである。これができないのがもどかしい。なにしろ、的が見えないことには狙うこともできないのだ。

 そんな状況の中で、久々に「的」が現れた。WY州である。FT8では呼び出しの送信メッセージにグリッドロケーターが含まれる。効率よく識別できるように、WY州が含まれるグリッドロケータを調べ、付箋に記入してPCのディスプレーに貼り付けておいたので、直ぐに判った。

 

 ここに示したアメリカの地図は、WASというストラックアウトゲームの的である。「赤色」は未交信の州、「オリーブ色」は交信済みで、eQSLでコンファームされた州、「青色」は交信済みだが、eQSLではコンファームされていない州を示す。

 未交信のVT州や、eQSLでコンファームされていない4州とも東海岸であり、Condxが回復してこないとWASコンプリートは難しそうである。

                     HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
  2019年11月1日  編集メモ

2019「JARL福島県支部ハムの集い」

今年の「ハムの集い」は、10月14日(月)に伊達市ふるさと会館で開催されました。前日、13日に台風19号が通過し、各地に甚大な水害を及ぼし開催が危ぶまれましたが、当日は天候が回復し、無事実施することができました。

「集い」の概要は以下のとおりです。
・主催:一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(JARL)福島県支部
・共催:JARL福島県支部ハムの集い実行委員会
    {安達AMC、福島市役所AMC、JARL福島AMC}
・日程:
大ホール  10:00〜「D−STARの概要と防災運用の例」(アイコム梶j
        12:00〜 主催者あいさつ JARL福島県支部長 実行委員長
             来賓あいさつ JARL会長 高尾義則 氏(JG1KTC)
        13:00〜 講演会 ドローン入門(日本ドローン無線協会会長)
        14:00〜 表彰式「電波の日記記念移動公開運用クラブ表彰」
              「第50回全福島マラソンQSO結果表彰」等
        14:50〜 抽選会
屋外・テラス9:00〜 不用品交換ジャンク市、日本学校農業クラブ全国大会記念運用
第1研修室  9:30〜 CW交流コーナー(担当:郡山CW愛好会、福島CW愛好会)
1F/2Fロビー9:00〜 メーカ展示(ICOM/YAESU/COMET/KENWOOD大和 ほか)

 今回、JARL会長 高尾義則(JG7KTC)さんに来賓としてお出で頂きましたが、講話の中で、「近年、アマチュア無線人口の減少に伴い、JARL加入者も減少しており連盟の運用が大変であることや、今後の課題として経験者の発掘と、若者を対象にアマチュア無線に興味を持つ人々の育成が大切である」旨の話がありました。(写真1)

 当福島CW愛好会は郡山CW愛好会と協力して第1研修室において「CW交流コーナー」を開催し、CW送受信の体験、関係資料の展示、休息コーナーなどを設け講評を得ました。当愛好会からは、JA7BPJ梅津正美さんとJN7PKC池田稔さん、そして私、JA7SGJ草苅高雄が担当に当たり、途中、JARL高尾会長が立ち寄られ歓談頂きました。(写真2) 当愛好会では、「第11回FCWA CW QSOパーティへの参加」と「入会案内」のチラシを作成しPR活動を行いました。参加者はCW経験者およそ30名でした。

恒例の「不用品ジャンク市」(写真3・写真4)は、災害の影響があり例年より小規模開催となりましたが、話題となっている「D−STARの概要」や「ドローン入門」の「講演会」の開催、「電波の日記念移動公開運用クラブ表彰」や「第50回福島マラソンコンテスト結果発表表彰」などの「表彰式」の後、「集合写真撮影」、「抽選会」が行われ、好評の内に無事終了いたしました。

 この開催にあたり、尽力された実行委員会と協力頂いた方々に感謝申し上げるとともに、今後の「集い」の継続と発展を期待いたします。

 

   〇来賓あいさつ・講話(写真1)          CW交流コーナー(写真2)
     JARL会長 高尾義則さん            中央:JARL会長 高尾義則さん
                                 左: JARL福島県支部長 佐久間一郎さん

  

  〇不用品交換ジャンク市(写真3)        〇不用品交換ジャンク市(写真4)


    〇メーカー展示(写真5)

                     FCWA事務局長 JA7SGJ 草苅 高雄

 2019年10月1日  編集メモ

芋煮会を実施した「じょーもぴあ宮畑」について

 今回は、先月928日(土)に「福島CW愛好会・会員交流芋煮会、及び無線通信移動運用」を実施した、「じょーもぴあ宮畑」についてご紹介いたします。

 「じょーもぴあ宮畑」は福島市の北東の岡島地区に位置し、公式名称は「宮畑遺跡史跡公園」と呼ばれ、体験学習施設、露出展示棟、遺跡再現建物、ふれあい公園(遊園地、休憩棟、炊事棟)から構成されています。福島市内で芋煮会を開く場合、都市公園では火の使用ができず、不便な河原、又は郊外のキャンプ施設に行かなければなりませんでしたが、「じょーもぴあ宮畑」は、市の近郊で気軽に芋煮会などができる便利な施設として利用が期待されています。

 

  
      休憩棟                    炊事棟

 数十年以前から、この地区では土器や石器の破片が見つかっており、遺跡があるのではないかといわれていましたが、平成9年、福島工業団地造成に伴い、市が発掘調査を実施したところ、縄文時代の遺構が発見され、工業団地造成工事を一時中断し、翌年平成10年度より遺跡の範囲と内容確認を目的とした本格的調査が実施されました。この結果、縄文時代中期、後期、晩期の各時期の集落跡が確認され、大量の土器、石器のほかに土偶、石剣、石刀などの祭祀遺物が出土し、平成15年に国指定史跡になりました。

  
    掘立柱建物(晩期)                露出展示棟         遺跡露出展示

 宮畑遺跡は、縄文時代中期から晩期までの2,000年にわたる縄文時代の人々の生活を現在に伝える遺跡です。福島の地域性を培った先人の活動の足跡であるとともに、現在の私たちの生活につながる技術、文化、風習の原点です。この遺跡を一般市民の方々に理解してもらうため、体験型史跡公園として、「じょーもぴあ宮畑」が平成2788日に開園しました。

 宮畑に暮らした縄文人の四季の暮らし、まつりなどをわかりやすく解説している体験学習施設(愛称:じょいもん)があり、火おこしや、まが玉づくりなど、豊富な縄文体験メニューがあります。屋外には、復元建物や露出展示棟、休憩棟、炊飯棟、遊具、広い芝生の広場などがあり、縄文時代の暮らしを感じながら、様々な体験学習、園内の散策や子供の遊び場として利用できます。

  
 
体験学習施設(じょいもん)            映像展示           展示品コーナー


              事務局長 JA7SGJ 草苅高雄
2019年10月1日  編集メモ

7MHzのCWバンド

 6mEスポのシーズンが終わり、最近は家庭菜園の作業の合間に、シャックで7MHzをワッチすることが多くなりました。SSBを一通りワッチして伝搬状況を確認して、次にCWバンドをワッチします。

 7MHzのCWバンドでは、慣例的にその交信目標(ターゲット)によってON AIRする周波数が決まっています。7.003MHz付近はQRPの運用、7.010〜7.015MHz付近はJCC(JCG)サービスや移動運用局、7.020〜7.025MHzは、和文交信局といった具合です。 また、バンドの低い方はDX局が多く聞こえます。7MHz帯は国内QSOに最も良く使われますが、実は時間帯によってはDXと交信できるバンドなのです。

 太陽活動が不活発な時期ですので、これからの季節はローバンド中心のQSOになります。7MHzのCWバンドを良くワッチして相手局を探し、または積極的にCQを出してCW交信を楽しみましょう。

 では、FB DX!

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治   
 
 2019年10月1日  編集メモ

Vダイポールアンテナ回復

 「Vダイポールアンテナ回復」とタイトルにあるのは、実は、4月に設置したVダイポールアンテナが7月始めに不調になったからだ。不具合現象が発生したその日の朝にはヨルダンとQSOができており、仕事から帰宅後電波を出そうとしたら、SWRが高くなっていることに気がついて(ほぼ∞)あわてて停波した。出力を絞って、リグ内蔵のアンテナチューナーを再度チューニング試みるも状況は変わらずであった。

 リグから同軸ケーブルを外し、アンテナアナライザでSWRを測定すると、どのバンドのSWRも大きいままであった。アンテナアナライザのTDRモードで(注:TDRモードとは同軸ケーブルの片端よりステップパルスを入力すると、インピーダンスの変化点から反射波が戻ってくることを利用し、戻るまでの時間からケーブルの
故障点の位置を知る方法)確認をすると、同軸ケーブルの遠端=バランの接続部でインピーダンスが非常に大きな値となっていることが判った。また同軸ケーブル・コネクタのホット側とシールド側間の導通抵抗を確認すると1.3MΩであり「断線状態」と判断された。アンテナメーカにこちらでの確認状況について話し、バラン内部の断線が疑われる旨の相談をすると、代替えのバランを送付してくれた。

 バラン交換作業をお願いできる方の予定から、8月の始めにバランの交換作業をして頂くも、SWRの値は〜3程度で、また同軸ケーブルのホット側とシールド側間の導通抵抗も60Ωほどあり、異常は解消できていなかった。取り外したバランのM形コネクタ表面には、白い酸化物が付着していたため、バランに接続したL形の変換アダプタの界面にも、導通を阻害する不具合原因があると考えた。

 アンテナ本体に問題があるのか、同軸ケーブルなどの伝送系に問題があるのか、原因を切り分けるため、直接バランにアンテナアナライザを接続してSWRを測定したら問題はなく、また、L形のアダプタを除いて、TDRモードで同軸ケーブルの健全性(断線などによるインピーダンス異常)を確認したが問題は無かった。L形変換アダプタの入出力間の抵抗を測定すると26kΩと異常値を示したため、アダプタ内部の入出力ピン間の接続点に異常があることが判った。

 接続点の確認を行うため、フライス盤でアダプタの外筒を削り内部の確認を行った。変換アダプタの入出力ピンの接続は、コイルバネを介して行う構造のようで、確認の結果、ピン間のバネはバネ性を失い、また表面は黒色となっていた。(写真は変換アダプタ内部の様子。オスピンに通したバネの部分は金属光沢がありバネ性もある。その先のメスピンに接触する部分は黒色化していて、バネ性が失われていた。)



 状況から類推すると、バネの接触抵抗のためジュール熱でバネが発熱/冷却を繰り返し、「焼き鈍し」状態となりバネ性が段々失われ、更に接触抵抗が増大するという悪循環の結果、断線状態となったのだろう。L形変換アダプタは同軸ケーブル引き出し方向を変えるためだけの単純な部品で、一見すると特性の変化など起こしそうもないようなものだが、徐々にその特性を劣化させていった過程を見たような気がした。

 アンテナへの接続の同軸ケーブルはL形変換アダプタを介さず、直接バランに接続することにした。明確な不具合原因を除去し、無事Vダイポールアンテナは回復した。

                     HP編集員  JA7GND 渡辺 栄

 2019年9月1日  編集メモ

多才な発明者 (Prolific Inventors)

 先達てアメリカ・コロラドにお住いのAE0JM局 (Jhon L Melanson氏) とFT8でのQSOができた。FT8のQSOではシグナルレポートの交換のみであるため、いつものことであるがQRZ.comで相手局の情報を知るのが常である。今回もその習慣に従い、QRZ.comのBiographyを見たら、以下のような興味深い自己紹介と共にLink URLがあった。

<以下、QRZ.comより転載>
I'm a longterm engineer who discovered in 2018 that Morse code was no longer necessary (spent much of my childhood trying to learn) finally got my license. Now I have to learn about being a ham. I've made the "prolific inventors" wiki.
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_prolific_inventors

 私は2018年にモールス符号がもはや不要になったことを発見した永年のエンジニアです。私は子供時代にハムのことを学ぶため多くの時間を費やし、最終的に私はライセンスを得ました。今、私はハムであることについて学ばなければなりません。私は「多才な発明者」としてwikiに掲載されました。

 掲載されているリンクは特許件数の順位をリストしたものだが、wikiの冒頭には「トーマス・エジソンはアメリカで最も有名な発明家として広く知られている」とあった。まあ、我々の認識もその通りだろうと思い、wikiに掲載されているリストを眺めてみた。かのエジソンは発明件数1084件で順位は11番目であり、Melanson氏はなんと発明件数441件で、順位は80番目にリストされていた。これは全世界での順位なのだ。アメリカ人のみでの順位は58番目になる。氏を紹介した別記事によれば、ニコラ・テスラの特許件数より多くの特許を持っているそうである。

 こんな「多才」な人も、子供時代にはモールスの訓練をしてハムのライセンスを得たものの、昨今のFT8などデジタル通信全盛にあっては、改めてハムというものを勉強しているのだなと、感心させられた。ところで凡人の私は、生涯の特許取得件数はたった7件しか得られていない。

                     HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2019年9月1日  編集メモ

東洋一の高さの「原町無線塔」

 皆さん、1982年(昭和58年)に解体された「原町無線塔」のことを覚えていますか。私は直接見ていないのですが、解体当時の報道を覚えています。今回はこの「原町無線塔」の歴史をたどってみましょう。

 今から約100年前、通信技術が変化しラジオによる情報通信が重要になってきた20世紀初頭、「原町無線塔」が1921年(大正10年)南相馬市(旧原町市)原町区に、対アメリカ情報発信の拠点として建設されました。底面直径17.7m、突端直径1,18m、高さ201m、鉄筋コンクリート製の電波塔で、1928年に依佐美送信所(愛知県刈谷市)の鉄塔(250m)が完成するまで、東洋一高い建築物でした。当初、鉄塔にする予定でしたが、第一次世界大戦の影響で鉄の価格が高騰したため、鉄筋コンクリート製に変更したそうです。当初201mの主柱の他に、60mの木製の副柱18本が主柱から放射状に400m離れた場所に設置され、傘型の空中線(出力450kw)を有したそうです。その後1928年(昭和3年)には、木製の副柱に代わり、高さ200mの鉄製の副柱5本が主柱から500m離れた場所に設置され、出力も750kwに改善されたそうです。

 1923年(大正12年)91日に発生した関東大震災の第一報を海外に発したのがこの無線塔でした。いち早くアメリカがこの情報を受信し、日本支援のキャンペーンが起こったそうです。関東大震災によって「原町無線塔」が注目されて以後、日本各地にラジオが普及したそうです。1958年(昭和33年)に開業した東京タワーが「テレビ時代」の象徴であったのに対し、「原町無線塔」は「ラジオ時代」の到来の象徴でした。

 現在と変わらぬハイスピードの技術革新の中、ラジオ放送の主流が長波から短波に変わり、1931年(昭和6年)に原町送信所は廃局。「原町電波塔」の役割はわずか10年で終わりました。その後、1968年(昭和35年)に放置されていた「原町無線塔」を活用しようとNHKラジオ放送の電波中継局が設置されましたが、結局活用されませんでした。1973年(昭和48年)頃から無線塔のコンクリート壁の風化・劣化が進み危険度が増大、保存か撤去か問題になり、地元のシンボルとして人々に親しまれてきまましたが、結局1982年(昭和57年)に解体、撤去されました。しかし、撤去後、「原町無線塔」の在りし日の勇志を求める市民の声により、各方面からの協力、支援を受け、同年、縮尺10分の1スケールのミニチュア版、高さ20mの「憶・原町無線塔」(通称:憶無線塔)が建設されました。

   

壊された「原町無線塔」(高さ201m)              再建された「憶・原町無線塔」(高さ20m)


 その後、2011年(平成23年)311日、東北大震災による原発事故により、避難指示区域となり、住民は6年間この地を離れなければなりませんでしたが、避難指示解除後、住民が少しずつ戻り、「憶・原町無線塔」は災害復興の象徴的存在になっているそうです。

 現在、通信技術の進歩により、様々な電波塔が活躍していますが、その草分けとして、この「原町無線塔」を記憶に留めておきたいと思います。

              事務局長 JA7SGJ 草苅高雄

2019年9月1日  編集メモ

 そろそろ秋のコンディション

 FCWAでは毎週水曜日の21時から3.520MHz付近で、会員を中心としたCWによる交信会を行っています。
 当局JH7UBCは、そのキー局を担当しています。交信会の方法と記録は、当HPのHF交信会のページをご覧ください。

 チェックインした局は、順に各局あてにレポートを送るのですが、そのレポートによって電波の伝搬状況を知ることができます。コンディションが良いときは各局とも599で入感しますが、年に数回は非常にコンディションが悪く当局(喜多方市)と福島市との交信ができないこともあります。

 先日(8月28日)の交信会は、JI7VBW(福島市)、JN7KRH(郡山市)、JA7EXN(猪苗代町)、JE1PMQ(栃木県那須郡)、JA4EVH/5(香川県高松市)、JI7KRU(喜多方市)の6局がチェックインし、全ての局が599で入感しました。ノイズが少しあったものの電波の伝搬は、たいへん良かったようです。お空は一足先に秋のコンディションですね。

 交信会は、レポート交換の後に和文でのショートQSOを行っていますが、和文が得意でない方は、レポート交換だけでもけっこうです。交信会に参加してみませんか。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 
   

吾妻山火山警報レベル2からレベル1へ   星見の場、吾妻山浄土平に行くことができます!
 2019年8月1日  編集メモ

ようやく長い梅雨が明けました。皆様いかがお過ごしでしょうか。皆様ご存知のように吾妻山は再三噴火警戒レベルが2に上がり気象庁により入山が規制されていましたが、ようやく入山規制が解除されたので、先日7月26日久しぶりにマイカーで吾妻山の浄土平に行ってきました。(経緯:平成26年12月規制、平成28年10月解除、平成30年9月規制、令和元年4月解除、同年5月規制、同年6月解除。)

 以前の豪雨で磐梯吾妻スカイラインの高湯コースの路肩が崩れ、高湯からは上りのみの一方通行でしたが、工事が終了し両面通行が可能となりました。ただし、賽の河原(狐地獄付近)の火山性ガスの噴出が多いため、高湯コースの不動沢橋から浄土平までは、当面夜間通行止めとなります。夜間、浄土平に行くには、土湯ゲート(土湯峠)からのコースを利用しなければなりません。現在、一切経山の火口からは噴煙が出ておらず、静かな状態です。浄土平天文台や、ビジターセンターは開いていましが、レストハウスは内装工事中で、間もなく使用できるようになります。

 浄土平は周囲が暗く、空気が澄んでいるので、夏から秋にかけて、天の川や素晴らしい星空を見ることができます。私は、福島天文同好会に入っていますが、天文写真を撮影するため、浄土平に行っています。美しい星空を見るには、月齢により月の出、月の入りの時刻を調べ、月が出ていない時間帯に星空を見ることができます。ぜひ、いらして下さい。なお、浄土平天文台の情報はインターネットのホームページでご覧ください。

8月のペルセウス流星群の見どころ

 毎年8月12日から13日にかけて、秋の星座ペルセウス座を中心として全天にペルセウス座流星群が出現します。この流星群は、11月17日のしし座流星群、12月12日のふたご座流星群と並ぶ3大流星群の1つで、極大時、1時間当たり30〜60個出現し、毎年安定して多くの流星が流れます。この流星群は氷の塊であるスイフトタットル彗星が地球の通り道に残した砂粒ほどの星くずが、高度100km〜80kmの地球の薄い大気の層に、秒速100kmほどの高スピードで突入し、大気との摩擦熱で蒸発したイオン化したガスが一瞬輝くのです。

 今年は、月齢13の月が一晩中でており、月明かりで観測条件が良くありませんが、月が沈む13日午前2時30分ごろから明け方にかけての1時間が見どころです。写真は、入山規制中の平成28年8月13日午前2時35分頃、土湯峠より私が撮影しました。明るさがマイナス8等、満月ほどの明るさで輝き、一瞬周囲が明るくなりました。数分間流星痕と呼ばれる流星物質が蒸発したガスが見えていました。このような明るい流星は1シーズンに1回有るか無いかの非常に珍しいものです。

 なお、流星が流れたとき生じたイオンガスが電波を反射することから、流星を50MHZ帯(53.75MHZ/53.755MHZ等)のFM波で観測することができます。興味のある方はチャレンジしてみて下さい。




                   FCWA事務局長 JA7SGJ 草苅高雄

2019年8月1日  編集メモ

 メーリングリスト

 インターネット上で、このところ無料のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)サービスをやめる会社が相次いでいます。Yahooが無料ブログサービスを今年の12月に終了することやGMOがfreemlメーリングリストを同じく12月に終了することなどです。いずれも、広告媒体としてSNSを使っていたのですが、思うような収益が得られなかったのではないかと推察しています。

 我がFCWAはfreemlを利用して、各種の連絡事項や交信会の情報を流したり、会員相互の情報交換を行ってきました。しかし、上記のアナウンスを受け、8月からGoogleのグループメールに完全移行することにしました。このグループメールは、設定の仕方により、メーリングリストとして使うことができます。

 投稿先のメールアドレスは変わりますが、、従来通りの方法で、使用することができます。FCWA会員の皆さんには、新しいメーリングリストを十分活用していただきたいと思います。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 
2019年8月1日  編集メモ

PSKRで日食を見る

 日本時間で7月3日の早朝に南米・チリで皆既日食が見られた。TVの朝番組などでも皆既日食のライブ中継を放送していたので、中継映像で「その瞬間」を見られた方も多いのではないか。

 PSKRとは「PSK Reporter」の略であるが、世界中のモニター局が受信した信号をリアルタイムにサーバにアップロードし、PSKR利用者はそのサーバにアクセスすることで、電波伝搬状況を知ることができるWebアプリケーションのことである。

 私は日食があることは知らなかったが、40mバンドのFT8画面と、自局の電波の伝搬状況をPSKR画面でモニターしていたのだが、太平洋上にやや黒っぽい点があることに気がついた。

 最初はPSKR画面で使用するMap上に、日中ゾーンと夜間ゾーンを分けて表示するためのレイヤーに、
バグでもあるのかなという程度にしか考えていなかった。いつものごとく出勤前の準備をしながら、朝の情報番組を見るべくTVを点けてみると、「皆既日食」の情報が流れていた。それで、PSKR画面の黒点は日食による「月の陰」が反映されていることが判って、「へぇ〜」となった次第だ。

 現地(チリ)での感動の状況も伝わる皆既日食のライブ中継映像はすばらしく、それを伝える朝番組のキャスターからも感動の状況が伝わっていた。私は皆既日食ライブ映像への感動と、日食による「月の陰」がPSKR画像にも反映されていた事にも感動して、他の人より2倍の感動を得られて、得をしたような気がしている。

 添付の画像は、左側は日本時間で午前5時30分のPSKRモニター画面、右側は同午前5時40分のモニター画面である。(サイズの関係から、チリ周辺部にトリミングしています)




                     HP編集員  JA7GND 渡辺 栄

6m and down コンテスト
2019年7月1日  編集メモ

 7月6日(土)21:00〜7日(日)15:00に6m and down コンテストが開催されます。当局JH7UBCは、2005年から、ほぼ毎年このコンテストの参加しています。参加部門は50MHz CWです。

 この部門の面白いところは、グランドウェーブでけっこう交信できることとEスポにより広範囲と交信ができることです。グランドウェーブでは、私のQTH福島県喜多方市から3エリアまでは交信可能です。Eスポが発生すれば、当然全国と交信が可能になります。また、Eスポは日中だけでなく夜も発生することがあり、そのチャンスを逃さずに交信すれば、マルチを数多く獲得することができます。

 移動して、できるだけ高い場所で運用すれば、グランドウェーブでより多くの局と交信することができますが、固定からの運用でもけっこう楽しめます。皆さんも参加してみませんか。


                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 
2019年7月1日  編集メモ

DXCCカウントダウン

 4月後半40mバンドにQRVするべく、新しくVダイポールを上げFT8モードで運用を開始した。その結果、5月にはDXCCエンティティ数を3つ増やし、95とすることができた。更に6月にもエンティティを増やし99までeQSLでコンファームされている。いよいよDXCC100まで残り1つとなり、カウントダウンも大詰めである。そんな中、40mにQRVしていたら、ZF/ケイマン島とつながった。場所を調べてみたら、カリブ海キューバの南に位置しているようだ。

 ケイマン島と言えば、タックスヘイブン(租税回避地)として知られている。産業などの少ない小国や州(USA.DE)などが、外部からの資本を取り込むために税制で優遇しているものであり、タックスヘイブン自体は何も違法ではない。数年前、同じタックスヘイブンである、パナマの法律事務所から流出した「パナマ文書」が世界を震撼させたことは、未だ記憶にあることだろう。問題なのは、世界中の富裕層や政治家などが、パナマにペーパーカンパニーを設立し、税金逃れをしていたことだ。パナマ文書に名前がリストされていたことから、辞任においこまれた首相もいる。

 話は少し変わるが、昔、無人島だったケイマン島が発見された頃、周辺にはワニが沢山居たらしい。ワニの種類の中にメガネカイマンというのがいるが、ケイマン島の語源はこのワニのことらしい。ケイマンのスペルはCaymanであるから、その表記はケイマンでもカイマンでもどちらでも良い。

 小市民の代表みたいな”無銭家”の当局は、蓄財や租税回避などとは一切無縁である。ケイマン島との関わりはケイマン島とつながったことで、eQSLでコンファームがなされれば、Entity が1つ増え、CQゾーン8との初QSOとなることがウレシイ。

 下のQSLカードは、エンティティ99番目のカード 4K6MAR/Azelbaijanからのものである。名前は聞いたことのある国はどこにあると思いますか?  地図帳や地図ソフトで確かめてみましょう。さて、DXCC100番目のカードはどこから届くのか、待ち遠しいものである。


                     HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2019年7月1日  編集メモ

JARL 福島県支部主催CW交流会に参加して

 6月29日(土)、JARL福島県支部主催(実施:郡山CW愛好会)で郡山市西田ふれあいセンターを会場に行われたCW交流会に参加しましたので報告します。

 JN7PKC池田稔さん(副事務局長)からの声掛けで、JG7QEN堀切秀敏(会長)と私JA7SGJ草苅高雄(事務局長)の3人で車に同乗して会場に行きました。会場では、JA7UCA石井智さんとJH7NTW加藤義博さんとお会いし、当福島CW愛好会の参加者は合計5名となりました。参加者は主に県内のCW愛好会の方で20名前後、中にYLさんや新潟県から1名参加がありました。

  

 この交流会は毎年実施されている恒例事業です。今年の会場は、福島の松川地区のような自然環境の良いところにある郡山市西田ふれあいセンターで、梅雨空の中、程よい気温のもと開かれました。

 郡山CW愛好会の代表JA7FGR板垣さんの進行で始まり、JARL福島県支部長のJA7EFR佐久間一郎さんのあいさつ、参加者の自己紹介の後、CWの技術レベルにより模擬交信による欧文、和文の実技練習をしながら交流会をおこないました。CWの練習に使用した発信機は、郡山CW愛好会手作りのものです。1台に4回路が組込まれ、発信側と受信側を任意に切り替えることができ、4人がヘッドフォンで聞くことできる優れものです。この発信機が数台ほど準備されてあり、指導者と受講者に別れ、効率的に練習ができました。

  私に指導でついて下さった方はJA7FGR板垣さんでした。手持ちの電鍵を使用し、和文の送受信の練習をさせて頂きました。私の受信は、80〜90%程度の正解率、もう少しです。ベテランの板垣さんは毎日、CWの交信を行っているということで、メモも取らず送受信ができる私よりも若い方で大ベテランです。私ももっと練習して実践したいと思っております。

 最近のCW交信の傾向は、コールサインとRSTレポート、JCCの交換程度の簡単なものになっているそうです。また、ST8(パソコンソフトと変換器)を使用したCW交信も多くなっているそうです。 また、各会員自慢の、手作りの発信機などを使用させて頂きました。

 私どもの福島CW愛好会の中にも、技術レベルの高い方が大勢おられますが、郡山CW愛好会を見習いながら、個人レベルのCWの技術の技術研修をしながら、全体のレベル向上に努力していきたいと思います。最後に、記念写真を撮影し無事終了。大変有意義な体験でした。


                   FCWA事務局長 JA7SGJ 草苅高雄

ごあいさつ
 2019年6月1日  巻頭言

今年度より、事務局長を担当させて頂くことになった、JA7SGJ草苅高雄です。
 
私の本愛好会への入会は、平成25年度からです。昨年度から副事務局長を、今年度から事務局長を担当することになりました。私はCWについては初心者で現在勉強中ですが、皆様のご協力を賜りながら務めさせて頂く所存ですので、よろしくお願い申し上げます。

 さて、61日は、皆様ご周知のとおり「電波の日」です。電波を利用した近年の通信技術の発展は、TVや携帯電話など広い分野にわたり、目を見張るものがあります。この通信技術の草分けが19世紀末に発明されたCWです。CWは有線から無線(電波)に代わり、様々な分野で活用されてきました。しかし、技術革新により、現在はアマチュア無線など一部にのみ使用されています。私たちをこのCWに向かわせる魅力、欲求を動かすものとは如何なるものなのでしょうか。それは、通信技術のルーツをたどりながら、未知なる世界を求めようとする探求心とチャレンジ精神ではないでしょうか。

 中学生3年生の頃、「ラジオの製作」という月刊誌を読みながら、アマチュア無線をやりたいと夢見ていました。CWを始めたのは、この愛好会に入ってからで、チャレンジ精神を忘れず現在も勉強中です。CWを行うことにより、ハム仲間との交流をとおし、脳を活性し老化を防止できればと願っております。
 なお、今後の課題として、次代を担う青少年を対象とした無線技術の育成事業などを実施し、社会貢献ができればと願っております。最後に、会員の皆様方のご健勝と本会の活動の益々の充実と発展を祈念申し上げごあいさつといたします。

                       FCWA事務局長 JA7SGJ 草苅高雄

 2019年6月1日  編集メモ

タワーの下は花盛り

 当局JH7UBCのアンテナタワーの基礎部分には、花の鉢やプランターが並べてあります。5月に植えた苗が育ち、日日草、バーベナ、ペチュニア、ロベリア、ムラサキカタバミ、ビオラなどが花を咲かせています。

 毎日、夕方には水やりが欠かせませんが、その時に6mバンドをワッチすることが日課になっています。うまい具合に6mが開いている時には、水やりの前後に交信を楽しみます。これが夏のハムライフの一つの楽しみでもあります。



                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 
2019年6月1日  編集メモ

GW期間中のQSO

 今年のGWは新天皇即位を祝う祝日もあり、まだ会社勤めをしている身なので長期の10連休となった。サンデー毎日の身分では、「10連休でウレシイ」という気分を味わうことはできないだろう。

 政府指導による「働き方改革」によれば、「労働者がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する働き方改革を総合的に推進するため、長時間労働の是正、 多様で柔軟な働き方の実現、雇用形態にかかわらない公正な待遇の確保等のための措置を講ずる。」とされている。(首相官邸ホームページより)

 だいぶ以前より「日本人は休日が少ない」と言われてきているが、「世界28ケ国有給休暇・国際比較調査2016」によると、日本は「祝祭日」が先進国で最も多い。しかし、同じ調査によれば有給休暇の消化率は日本では50%と、かなり下位に位置するという。 まあ、自分の都合では休みにくいから、ルールを作ってみんなで一斉に休むことにしましょうと、制度で推奨しているのだろう。

 冒頭に書いたように、ご多分にもれず10連休となったワケであるが、今年は近年まれに見る大型連休により、行楽地は混雑が予想される。そのため今年のGWは「ひきこもり」を決め込み、アンテナ整備も済んでいることだし、その成果の確認もありQSO三昧にいそしんだ。

 GW期間である10日間の釣果であるが、約100局ほどとQSOができた。eQSLによるコンファームではDXCCエンティティも3つほど増え、その数は95となった。ひとつの区切りである100までは、あと5エンティティーとなったが、昨今のCONDXの中ではこの先が苦しい。それでも多少CONDXも良くなったのか、夕方のEU方面は開けていたように思う。

                     HP編集員  JA7GND 渡辺 栄

平成と共に去りぬ
 2019年5月1日  巻頭言

 令和元年、明けましておめでとうございます。歴史の証人として昨日、皇居宮殿で執り行われました【退位礼正殿の儀】を生放送で観る事が出来ました。厳かな雰囲気の中、平成天皇は三十余年にわたる日本国民の象徴としての役割に終止符をお打ちになり静かに式典を閉じられたのであります。

 言うまでもなく本日、皇太子殿下が新天皇への即位式に臨まれ新しい時代が始まろうとしています。今年はお正月が二回やって来たような心持ちを禁じ得る事が出来ません!昭和から平成に移行した30年前とは180度異なるような今回の元号切り替えであり、時期がゴールデンウィークとオーバーラップした事も重なり、祝福ムードは「千パーセント」と言っても過言ではないと思っているのは私だけなのかも知れませんがネhi

 昭和34年に生を受けた小生は昭和時代を29年、平成を30年、そして新たにやって来た令和時代は寿命にもよりますが人生百年などと叫ばれるようになった現在では90歳までのあと30年がどうやら残存余命と言えそうです。奇しくも昭和35年お生まれの新天皇と同学年なので生前退位を選択なされるとすれば、ソレこそ天皇に寄り添うような形で寿命を全うしたいと誓いも新たにしているところであります。

 さて、私事で恐縮なのですが2014年頃より携わってまいりました福島CW愛好会事務局の任を今月26日開催の定時総会をもちまして退任させて頂く運びになりました。コレまでお世話になりました歴代の会長さんはじめ、ホームページ、交信会、リクリェ―ション、クラブ局、FQPマネージャー、アワードマネージャー各担当の皆々様には心から深く感謝を申し上げます。本会は三年後の2022年に愛好会創立30周年を迎えます。思い起こせば東日本大震災に見舞われました直後、飯坂温泉において20周年記念祝賀会に参加出来ました事が一番の良い思い出になっております。どうか会員諸兄の皆さん三年後の30周年記念事業開催の日まで元気にアマチュア無線活動を楽しんでまいりましょう!

以上、簡単ではございますがこの場をお借りしまして退任のご挨拶に代えさせて頂きます。
    令和元年5月1日

               FCWA事務局長 JH7LUF 金沢勝則
 2019年5月1日  編集メモ

アンテナ整備

 先月、ローカルのOM氏2名の協力を得て、当局のアンテナ整備を行った。これまで当局のHF用メインアンテナは、車庫の柱に取り付けたグランドプレンアンテナである。このアンテナは、給電点の高さはたかだか3.5mであるが、打ち上げ角が低いバーチカルのため、14MHzでのDXCCは90エンティティを稼いでくれている。ただ、このGPアンテナは7MHzの調整がつかず、7MHzにはQRVできずにいたのだ。

 オートアンテナチューナの併用でどのバンドにもQRVできることから、一昨年の5月に10m長のFRPロッド2本を用いて、逆L型ロングワイヤを設置していた。しかし予想以上にFRPロッドがしなって、周辺への干渉が発生することがわかり、バーチカル型へ変更を検討していた。しかし昨年のGWはあいにくの天候にたたられて、ANT整備が出来ずじまいだった所に、昨年末の強風に煽られ、ロングワイヤを支えていたFRPロッドが折れてしまい、撤去を余儀なくされてしまっていたのだ。

 どこの家庭でも家の最高位置にはテレビ受信用のアンテナが設置されている。当家でもご多分にもれず、平屋の屋根の真ん中にはテレビ受信用アンテナが鎮座していたが、ステー線が錆びて切れてしまい、アンテナは倒れて壊れてしまった。これを機に、新調したテレビ用アンテナは場所を家の西側に移動し、平屋とはいえアンテナ設置ロケーションの最良位置である屋根の中央部を空けた。

 昨今のハイバンドのCONDXは悪く、サイクル25に入るまでは7MHzにもQRVできるようにし、Condxが回復してきたら14MHzにQRVする目論見で、寄せ棟屋根の中央位置に、高さ1mのルーフタワーを設置し、7/14/21/28MHzにQRVできるVダイポールを上げた。これが当局におけるHFのメインアンテナとなる(予定である)。



 今回のアンテナ整備には十分な準備期間と天候にも恵まれて、当局のアンテナは大分整理できた(ような気がしている)。今年のGWは新天皇の即位を祝う祝日もあり10連休となった。なんとかGW前にはアンテナ整備が完了したので、早くその実力を試してみたい。

                     HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2019年5月1日  編集メモ

 GW

 GWといえば、今はGolden Weekの真っ最中ですね。かつてない10連休です。無線の方も仕事が休みの局や移動局で賑わっています。

 ところで、アマチュア無線の世界でGWといえば、Grand Wave(地上波)のことで、地表を伝わっていく電波のことです。HF(短波)での交信は、主に電離層での反射を利用しますが、電離層を通過してしまうVUHF(超短波・極超短波)では、このグランドウェーブでの交信が普通になります。(VHFはEスポ層反射などでの交信も可能)

 当局JH7UBCは、毎週水曜日21時から3.5MHzで行っているFCWA交信会のキー局を務めています。その交信会の約1時間前にシャックに行き、144MHzや430MHz帯でCQを出してラグチューを毎週楽しんでいます。

 アンテナを南に向けて、CQを出すと栃木、埼玉、千葉、東京方面と福島県中通りと交信ができます。地図で見ると当局と各地の間には、那須連峰の山々が横たわっています。

 Yahooの地図より

 那須連峰などの山々での山岳回折、反射により関東地方と福島県中通り地方にも電波が飛んでくれるのだと思います。

 グランドウェーブによる電波伝搬は、回折、反射の他にもダクトやEスポ層反射、流星散乱伝搬などによる異常伝搬もあり、面白いものです。

 グランドウェーブは、季節や気温・湿度によっても伝搬の仕方が異なります。一般に季節では気温が高い夏に、一日では朝に良く電波が飛ぶと言われています。

 これからも毎週水曜日の20時〜21時に144MHzか430MHzでCQを出しますので、聞こえましたら交信よろしくお願いします。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治 

アナログからデジタルへ
 2019年4月1日  巻頭言

 オーディオの記録媒体が、レコードからCDに変わり、今やデジタル音源のダウンロードが主流となってきました。更に記憶に新しいところでは、アナログテレビが一気にデジタルテレビに変わりました。このように世の中はアナログからデジタルに急速に移行しています。理由はデジタルの方が情報をより確実に伝えることができるからです。
 我々のアマチュア無線の世界でも同じことが着実に進行しています。無線機はコンピュータを内蔵して、内部ではデジタル処理するのが当たり前の時代になりました。また、通信方法も様々なデジタル通信方式が使われる時代になりました。
 実はアマチュア無線の始まりは、デジタル通信でした。それは、トンとツーで符号を送るCW通信です。
通信速度は遅いのですが、雑音やQSBにも強く、確実に情報を伝えることのできるCWは、古くて新しい通信方法だと言えます。
 CW信号(モールス符号)の解読は、パソコンやモールス符号解読器などで行うことができます。しかし、信号が極端に弱いときや混信があるときは解読できないこともあります。そんな時でもCWに熟練したオペレータであれば、解読してしまいます。人間の脳みそというのはすばらしいものです。
 その脳ですが、記憶や判断、感情などを司る神経細胞(ニューロン)の集まりである生物コンピュータですから、その仕組みはやはりデジタルの世界なのでしょう。我々の世界は、突き詰めれば全てデジタルなんですね。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治
 2019年4月1日  編集メモ

計算尺

 このコラムを読んでおられる方々は、多分「計算尺」というものをご存じであると思う。知らない方のために少しだけ説明すると、アナログ計算機の一種で、特殊な目盛りが刻まれた竹製の物差しのようなものを相対して動かし、乗除算の概数を簡単に計算する道具である。写真は私が持っている「計算尺」を写したものである。


 私が大学の頃の物理学実験の教科書には、乗除算は計算尺、加減算はソロバンで行うと書かれてあったが、有効数字の桁数が大きくとれるため、乗除算は7桁対数表を用いて行うと最初に教えられた。
ちょうどその頃、カシオ計算機より四則演算の他、三角関数や対数関数など10関数が扱えるポケット電卓が発売され、便利なものが出てきたものだと感心させられた。

 我々の世代では、中学の数学で計算尺を少し習った。対数の話は高校生の数学になる。計算尺について私は思い出がある。それは昭和30年代の終わりの頃、小学生の友達が、彼の父から貰った計算尺を持っていて、その使い方を私に教えてくれた。「へぇ〜」こんなものがあるんだと感心したのだが、私は持っていない。それでは計算尺を作ってみようと、ボール紙を切って形ばかりの計算尺を自作した。それで、対数の概念も持たない小学生の私は、目盛りはどうしたかと言えば0,1,2,3...と、等間隔の目盛りを記入して試した。

 2x2の計算であるが、固定尺の2の目盛りに滑尺の0を合わせ、滑尺の2の位置の固定尺を読むと4の数字になってる。しかし2x3の計算を行うと答えは5になってしまった。2x2=4のつもりの計算を、実は2+2=4で計算していたのである。

 アナログ技術を使った計算尺と音楽が記録してある「レコード」とは少し似ているかもしれない。生い立ちも形状も全く異なるもの同士の計算尺とレコードであるが、最盛期は1970年代の同時期であったと思う。その最盛期には工業高校などで計算尺が教科に取り入れられ、全国規模での検定試験なども行われた。そして80年代初めにはポケット関数電卓と、音楽CDの出現により計算尺もレコード盤もデジタル技術を駆使した「キラー・アプリ」により同時期に姿を消すこととなった。高校の数学のカリキュラムから計算尺は消え、もう50歳より若い世代は計算尺を知らないようだ。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄


 2019年3月1日  編集メモ

アンテナ計画

 3月になれば、多少は外の作業ができるようになるかと、先月よりアンテナ構想を練っている。昨年末の強風でロングワイヤアンテナ用のFRPロッドが折れてしまって、止む無く撤収したら、お飾り程度に設置していた7MHz短縮VダイポールのSWRが、リグ内蔵のチューナで使えるまでには下がった。

 20mバンドのCondxは相変わらず悪く、その間は40mバンドにQRVしようかとCQを出すも、PSKReporterで自局の電波がどこまで飛んで行っているのかを確認すると、全く近場しかモニターされていなくて、DXは期待できそうも無いことが判ってがっかりした。

 このアンテナのエレメントはモービルホイップで使われているような、φ3mmのステンレスでできており、ベースの短縮のためのローディングコイルと相俟って、放射効率が悪いためかと思い、短縮率の低いVダイポールの検討を始めた。しかし具体的なアンテナが決まらないと、アンテナ計画も立てられないなと思い、オークションを眺めて未使用のVダイポール(クリエートデザイン、730V-1)を入手した。

 このアンテナは、7MHz/14MHz/21MHz/28MHzで使用できるため、ハイバンドのCondxがよろしくないときはローバンドにQRVし、Condxが回復したらハイバンドにQRVしようとの目論見である。八木とまではいかなくても、指向性も期待できるかと淡い期待も含めてである。

 趣味の費用は小遣いの範囲で賄うつもりでいたが、アンテナ入手と中古ではあるがローテータもオークションでゲットしたので、7万ほどのまとまった出費となってしまった。予め予定してる出費とは違い、受給している年金を考えると、月々の小遣いとしては大金である。

 今月は計画を進めるためには、いくつかの小間物も必要になる。(こちらは少額で済みそう)肝心の大物は揃ったので、次は設置方法の段取りをどうするか、構想を練るもまた楽し。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2019年3月1日  編集メモ

トップバンドコンテスト

 2月9日(土)10(日)に開催されたKCJトップバンドコンテストに初めて参加してみました。モードは当然CWです。トップバンドとは、160mバンド(1.8MHz〜1.9MHz帯)のことです。一番波長の長いバンドと言う意味でしたが、現在アマチュアには更に波長の長い475.5KHz帯と136.75KHz帯が許可されていて、現在ではトップバンドではないのですが、習慣で、160mバンドの事を相変わらずトップバンドと呼んでいます。

 トップバンドだけのコンテストは、国内では、このKCJトップバンドコンテストだけです。このコンテストでは、1.9MHz帯だけでなく、1.8MHz帯も使えます。一部の周波数は、海外局との交信に限られますが、ほとんどの交信は、国内局との交信になります。トップバンドの電波は、中波放送局より少しだけ周波数が高い程度で、中波の伝搬に似ています。つまり、日中はグランドウェーブによる近距離の伝搬で、夜になると遠くに飛びます。また、夕方または朝方にはDX交信が可能です。朝夕のいわゆるグレーゾーンの地域同志でDX交信ができるという独特の伝搬が楽しめるバンドでもあります。

 当局JH7UBCは、3.5MHzのフルサイズのインバーテッドVアンテナに3.5MHzの同軸トラップと延長エレメントをつけて1.9MHz帯にQRVしています。(1.8MHz帯はマッチングがとれません) このアンテナで、コンテストに参加しました。21時、コンテストスタート。1.9MHz帯は、1.908〜1.912MHzのわずか4KHzの間に隙間なくCQ KCJ TESTが出ています。IFフィルタの帯域幅を200〜300Hzにして混信を避けながら、まずは呼びまわりです。バンドの下から上まで一応スキャンしてから、次は空き周波数をなんとか見つけて、CQを出しました。CQランニングです。ロギングソフトは、愛用のCTESTWINです。CQの自動送信を行い、応答があったら、コールサインを入力して、ファンクションキーを押すと相手にコールとコンテストナンバーを自動送信してくれます。でも、これだけだと味気ないので、パドルでの送信も交えて運用を続けました。

 24時間のコンテスト中、約5時間のオペレーションで、目標の100局を超える局と交信することができました。狭いバンドの中で強烈なQRMの中でのコンテストでしたが、その分たいへんエキサイティングなコンテストを楽しむことができました。今回のコンテストを経験して、来年もまたアンテナを調整してまた参加してみようかなという気持ちになりました。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治


 2019年2月1日  編集メモ

『歳男の決心』 飲酒習慣からの脱皮


 亥年生まれの小生は12年前の48歳時に喫煙を絶った経緯があり、お陰様でそれ以降は只の1本も吸うことなく現在に至っている。そして還暦の60歳を迎える今年、昨年11月の健康診断で肝機能低下による要精密検査の結果通知を受け取ったのを機に断酒を決意したのであります。

 テレビや雑誌などの広告では【しじみ】のエキスを毎日服用したり、肝臓の機能をパワーアップするサプリメントも存在するようなのだが、薬剤を処方しながら飲酒を続ければ、いつかは必ず肝硬変や肝がんのリスクだって無視できないことは四十年以上にわたる飲酒歴からも明白なのである。従いまして誰からも止められたわけでもなく自ら禁酒を課すことにし、あえてこの場をお借りしまして宣言することで《揺るぎない》決意表明として書き記すものである。何を大げさな…と思われるかも知れませんが飲酒を封印する事による有形無形の恩恵は計り知れないものがあるように思わずにはいられないのであります。

 しかし、これまで仕事から帰るとまず缶ビールを500mL2缶、寝るまでの間芋焼酎をオンザロックかお湯割りでグラスに2杯は確実にやっつけていたのだからコレを一年365日絶え間なくアルコールを摂取していた経験から何かと口元が寂しくてしょうがない!そこで代替飲料として目を付けたのが緑茶である。ご案内の通り、お茶にはカテキンが含まれており動脈硬化の防止にも効能が期待出来るような予測もあります。まあ、断酒によってどれだけ肝臓の健康が保たれるのかは未知数ではありますが少なくとも今年の大晦日迄は頑張る覚悟なのであります。

                    FCWA事務局 JH7LUF 金澤勝則
 2019年2月1日  編集メモ

アンテナ撤収

いやぁ〜参りました。ウチのアンテナが1つ消えました。

伸張時の長さが10mとなるFRPロッド2本を建てて、逆L型ロングワイヤを設置していましたが、先日の強風でFRPロッド(写真の右側のロッド)が、軒下の固定部の先から折れてしまいました。なので止む無くロングワイヤアンテナは撤収を余儀なくされてしまいました。



 接地型アンテナには良好な接地が必要なのですが、アース棒を4.5mの深さまで打ち込んだ甲斐があり、接地抵抗は5.8Ωとかなり良い接地が実現出来ていたのです。しかしこれも無駄になってしまいました。

 ロングワイヤを撤収したら、3バンドVダイポールの7MHzのSWRが下がりました。どうやらロングワイヤアンテナが、3バンドVダイポールのSWRに影響を及ぼしていたようです。SWR最低の周波数は7.056MHzで1.25でしたが、短縮ダイポールなので帯域は狭く、FT8の7.074MHzだとSWRは2.5くらいになります。この程度ならリグ内蔵のアンテナチューナでマッチングが取れそうです。7MHzVダイポールとPow=50Wで、最初のWはN7XR局(USA.WA)にS/N -24dBで取ってもらいました。

今はハイバンドのCONDEXが悪く、またサイクル25が期待出るまでには数年待たなくてはならない様です。その間はローバンドにQRVできるようにして、CONDEXが回復するまで凌ごうかと思っています。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2019年2月1日  編集メモ

マイコン


 マイコン(マイクロコンピュータ)という言葉が死語になって久しい。世界で最初に作られたマイコンは、1971年のインテルの4004という4ビットマイクロプロセッサでした。それから間もなく半世紀が経とうとしています。このマイコンは進化を続け、パソコンやスマホを始め様々な電子機器、家庭電化製品に組み込まれています。我々のアマチュア無線のリグにも例外ではありません。この小さなコンピュータとソフトウェアと通信(インターネットを含む)が現代社会を支えていると言っても過言ではありません。

 私が大学を出るころにちょうど誕生したマイコンチップを卒業後購入して勉強を始めました。uPD751を使った4ビットマイコンを自作したり、,NECのTK80を購入してアセンブラプログラミングを楽しんでいました。その後は今でいうパソコンを購入し、BASICなどの言語で仕事やゲームのプログラムを組むようになりました。
 それから月日は流れ、退職後FCWAの仲間であるJA7UCAさんからPICの世界を教えられ再びマイコンの世界に戻ってきました。PICはPeripheral Interface Controller(汎用インターフェースコントロローラ)という1チップのマイコンです。小さなICチップのなのに昔のパソコンを上回るほどの機能と性能を有しています。

 家庭菜園ができない冬の期間は、家の中で過ごすことが多くなります。そこで最近はこのPICのプログラムを楽しむことが日課になっています。ネットで情報を調べたり、メーリングリストで情報を交換したりしながら、プログラミングをして、考えた通りにプログラムが動くと一人で喜んでいます。しかし、これらの情報はネット上に十分あるとは言えません。そこで、自分が知った情報や出来たプログラムを皆さんと共有できるようにJH7UBCブログやJH7UBCホームページで公開するようにしています。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治


サイクル25はいつ始まるの?
 2019年1月1日  巻頭言

 アマチュア無線家の最近の会話は、「コンディションが悪いですね」で始まります。この状態は、いつまで続くのでしょうか。またサイクル25は、いつ始まるのでしょうか。
 CQ誌1月号の記事によるとコンディションのボトムは今年2019年で、早ければ2020年からサイクル25が始まるようです。しかし、サイクル25のピークは、2025年前後でサイクル24より小さくなる予想です。ということは、しばらくはコンディションが低調な状態が続くことになります。

 コンディションが悪いときには悪いなりの無線の楽しみ方があります。まず、太陽活動や電離層の影響を受けないVUHFでの交信です。また、夏至を中心に発生するスポラディックE層を利用した50MHzでの交信も楽しいものです。DX交信を目指す人には、今流行りのデジタルモードもあります。更にリグやアンテナを自作するのもアマチュア無線家の楽しみでもあります。

 CWマンとしては、ノイズぎりぎりのスリリングな交信も無線の醍醐味でもあります。コンディションが悪い時こそ、微弱な信号を解読できるスキル鍛える好機と捉えて、耳を鍛えましょう。では、今年もCWでお空でお会いしましょう。

                      HP編集員 JH7UBC 畠 惠治
 2019年1月1日  編集メモ

新FT8


 現在HF帯のDX通信の半数は、デジタルモードのFT8と言われているようですが、当局もデジタルモードでDXを楽しんでいる一人です。最近のコンディションは極めて悪く、20mバンドは何も「聞こえない」状況です。(デジタル信号のデコードはPCで行なわれ、信号の有無は、ウォーターフォールで確認するので、何も「見えない」と表現するのが正しいかもしれません)

 昨今の悪コンディションの中、「信号は強いのにデコードされない局があるなぁ〜」とは思っていたのですが、そんな中、ローカルの後輩から新FT8の切り替えについて情報を頂きました。それまでFT8用ソフトウェアWSJT-Xのバージョンは、Ver1.9.0が最新だったのですが、2018年12月10日 新FT8用ソフトウェアWSJT-X Ver2.0.0 がリリースされたとのことです。

 K1JTによるWSJT公式のホームページでもVer2.0.0が、”標準のFT8”とアナウンスされ、2019年1月1日より(旧FT8)から完全移行とされました。それまでに旧ソフトはVer2.0.0にアップグレードしなさいともあります。旧FT8では1回の送信または受信を75ビットのデータをペイロードに載せていましたが、新FT8ではペイロードのデータは77ビットに拡張され、非標準コールサインのデコードエラーなどの改善が行われたようです。しかしプロトコルが変更されているため、旧FT8とは下位互換性がありません。なので、家にある2台のPCのソフトはVer2.0.0にバージョンアップをしました。

 関東総通局のWebサイトにも、「これまでに旧FT8を受けつけた局に関しては、モードの追加不要とみなす」との掲示があります。まだ旧FT8のソフト(WSJT-X Ver2.0.0 以前)しかお持ちでない方は、WSJT-X Ver2.0.0をダウンロードして、新FT8モードでDXQSOを楽しみましょう。

                      HP編集員  JA7GND 渡辺 栄