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巻頭言

電波という共有財産
 2021年5月1日  巻頭言

 先日、20年ぶりにパソコンを自作しました。パソコンの場合、自作といってもパーツを集めて各パーツを接続してシステムやアプリケーションソフトをインストールするだけですから、慣れればプラモデルより簡単に作ることができます。そのパソコンにWi-Fiカードを装着して、ワイヤレスでインターネットに接続できるようにしました。Wi-Fiは、2.4GHzと5GHzの2バンドが使え、5GHzの方が回線速度は、高速です。

 このように、現代はテレビ、ラジオの電波をはじめとしてスマートフォン(携帯電話というよりモバイル・コンピュータですね)、無線LANなど様々な電波が身の回りを飛び回っています。おっと、我々のアマチュア無線の電波も忘れてはいけませんね。

 電波(正確には電磁波)は、偶然に発見されたものではなく、マックスウェルよって物理学で予想された存在を1888年にヘルツが確認するという形で世の中に知られるようになりました。発見からの発展は速く、無線通信は瞬く間に遠距離情報伝達の主流になっていきました。その過程で我々アマチュア無線家が電波の伝搬や装置、アンテナなどの発展に大いに貢献したことから、各バンドの電波の割り当てを受けていることは周知の事実です。

 昨今の科学技術の発展に伴い、長波、短波帯の電波の需要は減少しましたが、VUHFからマイクロ波は、今後ますます需要が高まっていくと思われます。電波は限られた資源です。ですから、我々アマチュアに割り当てられた特権に感謝しつつ、電波と言う共有財産を大事に使い、日々の交信を楽しませていただきたいと思います。

                          HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治