|
巻頭言・編集メモ
|
エジソンとモールス信号 |
2024年11月1日 編集メモ
先日、テレビのバラエティー番組を見ていたら、あの発明王として有名なトーマス・エジソンがモールス信号でプロポーズしたという話をした人がいました。
調べてみると、エジソンは若いころから耳が遠かったようです。最初の奥さんが亡くなった後、親しくなった娘さんにモールス符号を教えて、上達したころにモールス信号でプロポーズしたそうです。結婚後もモールス信号で会話を交わしていたようで、掌や膝を指でトントンと打ってモールス信号を送ったようです。
日ごろ電鍵でモールス符号を使ってCW交信をしている私としては、指先でモールス符号を打つときに長点と短点をどのように区別しているのかなー、などと考えてしまいました。長点は指先を少し長くつける、短点は短くちょんと打つのかな?
アメリカでの求婚の一般的な言葉は、「Will you marry me ?」
モールス符号で打つと
・ーー ・・ ・ー・・ ・ー・・ ー・ーー ーーー ・・ー ーー ・ー ・ー・ ・ー・ ー・ーー ーー ・ ・・ー・・
うーーん 長すぎませんかね
単純に「marry me ?」かな?
状況からすると、目線と口パクでも通じそうだと思ったりして
私は昔、手話を使う環境にいたことがあります。情報を伝えるのなら絶対手話の方が速いし内容も伝わりやすいです。エジソンの時代に手話があったかなかったか分かりませんが、モールス符号でのやりとりは、簡単な単語なら良いですが、長い文章は難しいのではないかなと思います。
歴史に難癖をつけるわけではないのですが、いろいろと考えさせられました。
ホームページ編集委員 JH7UBC 畠 惠治
|
|
|