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巻頭言

 2020年10月1日  編集メモ

沈没


 今から25年ほど前のことである。私が初めて長期に海外に行った地は、マレーシアの首都クアラルンプール(KL)である。当時、仕事で開発した製品(電子部品)を、マレーシアにある工場で生産展開するために、生産設備の設置や生産指導などで、約3カ月の出張となったのである。

 現地での住居は、現地に出向している数人の日本人スタッフが、マンションの数世帯分を借りていて、短期の出張者は、出向者の世帯の空いている部屋を借りて住むことになる。日本人出向者は共同でメイドを1人雇っていて、平日は朝夕の食事の賄いと洗濯と、時々ではあるがベッドメイキングをしてくれる。しかしこれは平日のみなので、休日は外食するなど自分で食事を手当てしなければならない。

 平日は家と会社または工場の往復となるのは、日本にいても海外にいても同じであり、むしろ休日は食事を求めて、KLの街を"探検"する楽しみがあり、出張期間が3カ月でも探検できる機会は12回しかないことを考えると、3カ月の出張期間は少しも長くは感じられなかった。

 マレーシアというイスラム教色の強い異国への出張で世界観が変わり、また丁度そのころバックパッカーが流行り出していて、私も若かったらバックパッカーをしてみたいと思ったものだった。

 出張から帰ってから、バックパッカー達の世界各地への旅行記などを読み漁り、「沈没」という言葉を知った。要は、世界の各地を巡っているうちに、食事がオイシイとか(決して豪華な食事という訳ではないのだろうが、自分の口に合うのだろう)、現地の人たちのとの交流が心地よいとかの理由で、理由はどうでもよいのだが、ある場所に長期に滞在してしまうのを、"沈没する"という。沈没しても溺死しないためには、毎日、なにか一つでもやるべき"仕事"を見つけることだという。

 さて当局も10月からは、時間的には何の制約もない「バックパッカー」と同じになる。無線三昧で
シャックと言えるほどのものではないが、シャックで沈没するのも自由である。しかしCONDXが回復
するのはもう少し先の事のようだ。隠居生活では溺死しないための「何か」を毎日見つけられるのだろうか。
サンデー毎日の諸先輩方は、どうしているのだろう。

                     HP編集員  JA7GND 渡辺 栄
 2020年10月1日  編集メモ


ストレートキーコンテスト

 今月25日(日)の15:00~21:00にA1クラブの第5回ストレートキーコンテストが開催されます。このコンテストは、縦振電鍵等の単一接点のキーを使って交信するユニークなコンテストです。規約は、こちら

 最大出力は、200W以下とされ、CQを出して交信した局は、1KHz以上QSYしなければならないというQSYルールがあり、ハイパワー局が有利というわけではありません。コンテストナンバーは、RST+キーの名称で、キー名の文字数で係数が決まります。とにかく、どれだけ真剣にコンテストに取り組むかが勝負を決めるコンテストです。

 当局は、第2回から参加し、総合で10位、4位、3位と順位を上げてきて、今年は・・・・
 と意気込んだのですが、ここにきてHFのアンテナが故障し、現在7Hzに出ることができなくなりました。コンテストまで何とか仮設でも7MHzに出られるようにしたいと思っていますが、今までどおりの成果は期待でないと思います。そんな訳で、今年は縦振電鍵でのコンテストを楽しむということになりそうです。

 さて、12月5には、我がFCWA主催の第12回FCWA CW QSOパーティを開催します。コンディションの悪いHF帯ですが、このようなコンテストに参加して、大いにCW交信を楽しみましょう。

                     HP編集員  JH7UBC 畠 惠治