2021年 巻頭言・編集メモ

FCWA CW QSO パーティを楽しもう
 2021年12月1日  巻頭言

 来る12月4日(土)、9:00〜21:00に第13回FCWA CW QSOパーティを開催いたします。本パーティは、2009年に第1回を開催し今回で13回を迎えます。規約はこちら

 電波を断続するだけで情報を伝えるCW交信は、無線通信の原点ですが、交信を行うためにはモールス符号を覚えなければならないというハードルがあります。そのため、多くのアマチュア局にとって、CW交信は敬遠されがちです。

 しかし、一旦符号を覚えれば、音声による交信とは異なる独特のCW交信の世界が待っています。世界共通のQ符号を使った交信で海外局とも簡単に交信することができます。また、最新のデジタル通信には及びませんが、弱い信号でもノイズがあっても交信ができます。CW交信をしている局は一般的に長い期間アマチュア無線を楽しむようです。

 普通のCW交信を始めるには思い切りと勇気が必要です。かといって、JCCサービスなどでの599BKばかりの交信では味気ないものです。そんな時、本QSOパーティをぜひ活用していただきたいと思います。本パーティの交換ナンバーは、RST+オペレータネームです。例えば、GM UR 599/KEI といいう具合に自分のペースでナンバーを交換することができます。また、通常交信でオペレータネームを交換できればそれでOKです。

 本パーティは交信局数で順位をつけますので、コンテストの要素もありますが、多くの局にCW交信を楽しんでいただくことが最大の目的です。各局の都合の良い時間に、自分がQRVできるバンドで、CW交信を楽しんでいたきたいと思います。

 では、お空でお会いしましょう。

            FCWA CW QSOパーティ マネージャー JH7UBC 畠 惠治 


アマチュア無線とは
 2021年11月1日  巻頭言

 先日、7月末に行われた全福島マラソンQSOの賞状がJARL福島県支部から送られてきました。(当局JH7UBCは、3.5MHzで1位でした。ただし、このバンドの参加局は当局のみでした。(笑))

 賞状に同封されてきたのが、総務省総合通信基盤局発行の
「社会貢献活動でのアマチュア無線の活用」
〜災害や地域イベントなどのボランティア活動で、アマチュア無線が利用できます〜
という小冊子でした。


 内容は、社会貢献活動としてアマチュア無線が利用できる例が具体的に記載されています。
また、アマチュア無線についての説明がされています。詳細は、総務省電波利用のホームページをご覧ください。

 災害等の時の非常通信は、アマチュア業務として位置づけられてきましたが、身近なくらしの中でのアマチュア無線が利用できるようにアマチュア無線の定義を明確化したものです。

 災害時のボランティア活動、例えば避難所の運営やがれきの撤去など、その他のボランティア活動や地域の活動、例えばマラソン大会やお祭りなど具体的に記載されており、それらでのアマチュア無線の利用を認めています。

 これまでは、こんな場合アマチュア無線を使っても良いのかな、という疑問を持つことが多かったのですが、今回の指針ではっきりしたことは良いことですし、アマチュア無線の活動が社会に大いに貢献できるようになったことは良いことだと思います。しかし、個人の興味により、より遠くの局と、より多くの局と交信するというアマチュア無線の原点を忘れてはならないと思います。そうでなければ、アマチュア無線が業務無線になってしまいますから。

                    HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治 


縦振電鍵(ストレートキー)
 2021年10月1日  巻頭言

 今月末31日(日)にA1クラブ主催の第6回ストレートキー・コンテストが開催されます。規約はこちら
 当局は今年も参加しようと思っています。ストレートキーとは縦振電鍵などの単一接点の電鍵のことで、私が知る限り、ストレートキーを使ったコンテストは、このコンテストと6mのエスカルゴ・コンテストくらいだと思います。
 エレキー全盛時代にあえてこのようなコンテストを開くのは、「CWの基本はストレートキーにあり」を皆さんに知って欲しいからなのでしょう。

 私の場合、3アマを取るずっと以前から、いつかはCW交信をしたいと思ってハイモンドのHK-702という電鍵を持っていました。受信が満足にできないのにモールス練習機に電鍵を接続して、「ツートツート ツーツートツー(CQ)」などと粋がって打っていたものです。
  HI-MOUND HK-702

 現在は、主にハイモンドのHK-808を使って、交信会やコンテストに参加しています。打ちごこちはやや固めですが、台の下にゴムシートを敷いて反動を少し柔らかくして使用しています。今のところこのキーが一番、私の手に馴染んでいます。
 HI-MOUND HK-808

 残念ながらこれらの電鍵は、今ではなかなか入手が難しくなってきたようです。

 秋の夜長、ローバンドでストレートキーを使用してCWでラグチューなどというのも乙なものですね。皆さんも基本に戻って、ストレートキーでの交信を楽しんでみてはいかがでしょうか。

                 HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治


Hamとスマホ
 2021年9月1日  巻頭言

 退職して10年が経ち、仕事もしていないことから携帯電話のいらない生活をしていますが、ここにきて13年間愛用してきた携帯電話(ガラケー)が故障してしまいました。ショップに行ってみましたが、直らないようなのでスマホに変えることにしました。はじめてスマホプランで今までの契約より料金が安くなるようです。ただし、データ通信は1GBまで。コロナ禍でこのところほとんど出かけないし、自宅ではインターネットもメールもパソコンで利用していますので、これでOKでしょう。スマホも自宅ではWiFi経由で利用しています。

 スマホに変えて良かったことは、孫たちとスマホを使ったテレビ電話(LINE)ができること、カメラを持参しなくとも出先で写真が撮れることなどでしょうか。他にも便利なアプリがたくさんあるようですが、これから徐々に使い方に慣れていきたいと思います。

 アマチュア無線では、以前からパソコンが利用されています。コンテストでの利用やログ、最近はデジタルモード通信などパソコンなしでは無線運用ができないほどになってきました。

 それでは、アマチュア無線でのスマホの利用はどうでしょう。スマホは、いわばモバイルコンピュータですから、パソコンと同じようにインターネットからの情報取得(クラスターなど)と情報発信を始め移動運用などでは非常に有効だと思います。また、モールス符号の聞き取り練習などのアプリもあるようです。

 スマホとリグを直接接続することはありませんが、アプリを使えば、ネットワーク経由(インターネットやWiFi)でリグをコントロールすることはできそうです。まだ勉強不足でどのようなアプリがあるのか分からないのですが、自分でもアプリを開発することもできそうです。これからは、パソコンに加えてスマホもアマチュア無線に活用する時代になりますね。

                 HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治


全福島マラソンQSO
 2021年8月1日  巻頭言

 7月25日(日)から31日(土)までJARL福島県支部主催の第52回全福島マラソンQSOが開催されました。
 マラソンQSOとなっていますが、れっきとしたコンテストです。コンテストとしていないのは、通常交信を行うこと、JARLのコンテストバンドプランに縛られないことなどによるものです。

 当局JH7UBCは3.5MHzシングルバンドで参加しました。コンテストですから、より多くの局と交信した局が勝ちということになります。最近のバンド状況から考えると、FT8でどんどん局数を伸ばすという選択肢もあったのですが、勝負に関係なく、7日間をCWだけで楽しむことにしました。

 毎晩20時過ぎからCQを出しました。CQの連続送出には、Digital Sound CWを使いましたが、その後の交信は、ストレートーキー(縦振電鍵 HK808)を使って、CW交信を楽しみました。

 世の中は東京オリンピックの真っただ中。果たして応答があるのかと心配しましたが、たくさんの局からコールいただきました。交信も599 BKだけで終わらないようにラバースタンプQSOに近い形で行いました。1st QSOの局も多く、久しぶりにCW QSOを存分に楽しむことできました。交信いただいた各局、ありがとうございました。

 CWっていいですねー

                 HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治


HF交信会
 2021年7月1日  巻頭言

 FCWAでは、毎週水曜日の21時から3.520MHz付近でCWによる交信会を行っています。この交信会は、2008年2月13日にスタートしてから、既に12年を越えて継続中です。

 交信会は、各局のCW技術の向上とFCWA会員の親睦を目的に開催していますが、最近は会員以外の参加局もあり、毎週数局の参加で和やかな交信会となっています。これまでの参加局の記録は、こちら

 最初の頃(2008年頃)は、キー局をJA1OQG/7 故松田さん、JA7SSB 故齋藤さん、JI7VBW 堀切さんが交代で務めていました。2009年から2015年までの7年間は、JA1OQG/7局がキー局を務め、2016年から現在までは、JH7UBC畠が務めています。

 ログを見るといろいろな思い出が蘇ります。既にサイレントキーされた各局、JA7SSB局齋藤さん、JM7TGV局八木さん、JA1HMK杉さん、JA1OQG/7松田さん。各局のキーイングの特徴が今でも思い出されます。

 一年を通しての交信会ですので、コンディションが季節によって変化していく様子も良く分かります。3.5MHz帯ですから、どの季節でも日本の各地と交信可能なのですが、冬至前後では、電波がローカルスキップして、県内の福島市や郡山市の電波がまったく入感しないこともあります。かすかな信号に耳を澄ませて交信することもあります。逆に全てのチェックイン局が599プラスで入感することもあります。この辺が交信会の面白いところでもあります。

 交信会は、基本的にオープンです。交信会に参加を希望される局は、交信方法を良く読んで、自分のコールを1回だけコールしてください。キー局からレポートとQRY番号(交信順番)を送ります。しばらくスタンバイの後、自分の番になった時にキー局からコールされますので、交信方法に従って、各局にレポートを送ってください。

 まずは、交信会をワッチされることをお勧めします。そして交信方法を頭に入れられてから参加していただけばありがたいです

 では、交信会でお待ちしております。

                 HP編集委員 HF交信会キー局 JH7UBC 畠 惠治


2021年度(令和3年度)FCWAスタート
 2021年6月1日  巻頭言

 昨年度に引き続き、コロナウィルス感染防止のため、FCWAの総会は書面開催となりました。そして、5月23日付けで今年度のスタートとなりました。

 今年のFCWAの活動は、コロナの状態を見ながらということになりますが、主な活動は例年と同じです。くわしくは活動計画をご覧いただきたいと思います。
 FCWA CW QSOパーティは例年通り12月の第1土曜日(12月4日)に開催予定です。規約を公開しましたので、多くの局の参加を期待しております。
 また、HFでのCW交信会(3.5MHz)とCW練習会(,7MHz)も、毎週継続しています。会員以外でも参加可能ですので、CWの技能向上にお役立てください。

 役員と役割分担が一部変わりました。主なところでは、事務局長がJN7PKC池田さんに、副事務局長がJA7SGJ草苅さんに変わりました。なお、役員と役割分担は、会員紹介のページをご覧ください。
 役割分担では、アイボールでの会議や講習会が難しい状態ですので、Web会議担当が、今年度から設けられました。今月テスト運用をしてうまくいけば、Web会議を開催する予定です。

 コロナウィルスは電波に乗って感染はしません。こんな時こそ、電波やインターネットを活用してコミュニケーションを取り合おうではありませんか。
 
                          HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治


電波という共有財産
 2021年5月1日  巻頭言

 先日、20年ぶりにパソコンを自作しました。パソコンの場合、自作といってもパーツを集めて各パーツを接続してシステムやアプリケーションソフトをインストールするだけですから、慣れればプラモデルより簡単に作ることができます。そのパソコンにWi-Fiカードを装着して、ワイヤレスでインターネットに接続できるようにしました。Wi-Fiは、2.4GHzと5GHzの2バンドが使え、5GHzの方が回線速度は、高速です。

 このように、現代はテレビ、ラジオの電波をはじめとしてスマートフォン(携帯電話というよりモバイル・コンピュータですね)、無線LANなど様々な電波が身の回りを飛び回っています。おっと、我々のアマチュア無線の電波も忘れてはいけませんね。

 電波(正確には電磁波)は、偶然に発見されたものではなく、マックスウェルよって物理学で予想された存在を1888年にヘルツが確認するという形で世の中に知られるようになりました。発見からの発展は速く、無線通信は瞬く間に遠距離情報伝達の主流になっていきました。その過程で我々アマチュア無線家が電波の伝搬や装置、アンテナなどの発展に大いに貢献したことから、各バンドの電波の割り当てを受けていることは周知の事実です。

 昨今の科学技術の発展に伴い、長波、短波帯の電波の需要は減少しましたが、VUHFからマイクロ波は、今後ますます需要が高まっていくと思われます。電波は限られた資源です。ですから、我々アマチュアに割り当てられた特権に感謝しつつ、電波と言う共有財産を大事に使い、日々の交信を楽しませていただきたいと思います。

                          HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治


フリーライセンス無線
 2021年4月1日  巻頭言

 かつて、CBと呼ばれる27MHz帯のフリーライセンス無線(免許のいらない無線)が日本で大流行したことがありました。トラック同志の交信、友達とのおしゃべりと大人も子供も熱中したものです。しかし、携帯電話の普及とともにCBはすたれていきました。

 それからずいぶん時間が経って、最近再びフリーライセンス無線に流行の兆しが見られます。現在フリーライセンス無線は、従来のCB(市民バンド) 27MHz 500mW AM帯に加え、特定小電力422MHz 10mW FM、デジタル簡易無線351MHz 5Wなどがあります。免許がいらず誰でも簡単に操作できることから様々な目的で利用されています。

 そんな中、単純に交信そのものを楽しむ目的でこれらの無線を使う人々が増えてきています。Eスポを利用したり、高い山に登ったりして、遠くの局との交信を楽しむのです。コールサインは、県名+アルファベット2文字+数字3桁で自分で設定しているようです。オペレーションもほとんどアマチュア無線と同じです。

 もう50年以上も前になりますが、私がアマチュア無線を始めたころ、50MHzのトリオの小さなトランシーバーもって山に登り、遠くの局と交信できたとき、すごくうれしかったことを喜びを思い出します。電波で見知らぬところの見知らぬ人と交信出来たときのワクワク感、これこそがアマチュア無線の原点なのではないでしょうか。交信を楽しむという意味では、アマチュア無線もフリーライセンス無線も同じですね。

 最近、アマチュア無線は無線機が高性能になり、コンディションさえよければ、しごく簡単に相手局と交信することができます。ですから、交信でいやな思いをしたり、リグやアンテナのトラブルなどで簡単にアマチュア無線をやめてしまう方も多いようです。残念なことです。

 無線を始めたころの気持ちに戻り、フリーライセンス無線楽しむのも面白いと思います。そういえば、20年以上前にCWを始めたころ、CWで交信できたことに大きな喜びを感じたものでした。そのころの気持ちに戻って、ゆっくりとCW交信を楽しんでみたくなりました。

                          HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治


会員自己紹介について
 2021年3月1日  巻頭言

 今月のFCWA会員の自己紹介は、JI7HIF局を紹介します。昨年6月のJH7DEZ局から始まり、JH7TCT局JN7PKC局JG7QKY局JN7CPW局JH7LUF局JA7BP局JG7QEN局JH7NTW局と続き、今回で10局目の紹介になります。

 昨年から始まったコロナ禍で総会やアイボール会が開催できず、会員間のコミュニケーションは、メーリングリストとこのホームページと毎週月曜日のCW練習会と毎週水曜日のHF交信会となりました。

 そんな中、会員間の相互理解を目的に、FCWA会員自己紹介をこのサイトで始めました。各局の無線やCWを始めたきっかけや、現在の運用状況、無線設備、今後の抱負などを自由な形式で毎月1局ずつ自己紹介していただいています。会員だけでなく、他の皆さんにも参考になることがあると思い公開しています。

 トップページからは、当該月の担当局の自己紹介を見ることができます。他の局の自己紹介は、「会員紹介のページ」で、コールサインをクリックすることで見ることができます。(全員ではありません)来月以降も会員自己紹介を続けますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

                          HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治


トップバンドコンテストとアンテナ
 2021年2月1日  巻頭言

 今月の13日(土)21:00〜14日(日)21:00にKCJ(全国CW愛好会)主催の「第37回KCJトップバンドコンテスト」が開催されます。規約は、こちら

 トップバンドとは、ご存じのとおり1.9MHz帯のことで、このバンドだけの国内コンテストは、このコンテストだけです。CW愛好家としては、ぜひ参加したいコンテストですね。私は、2019年から参加しています。狭いバンドに多くの局がひしめくこのコンテストですが、昨年4月21日から1.9MHzが拡張されましたので参加しやすくなると思います。

 ただ、このバンドにオンエアする場合の問題点は、長いアンテナが必要だということです。波長が160mにもなりますので、ダイポールなら80mの長さになります。この長さのアンテナを張れる局は、ほとんどないのではないでしょうか。私の場合は、3.5MHzのフルサイズダイポールに3.5MHzのトラップコイルを入れ、エレメントを数m延長して、短縮型ダイポールとしています。それでも全長は60mほどになってしまいます。

 3.5MHzのフルサイズのアンテナなんか張れるわけないだろうという声が聞こえてきます。そんな局に私の経験をお話します。14年前まで、私はアパマンハムでした。住まいは4階建ての3階にあり、ベランダから長さ13mのロングワイヤを地上に向けて張っていました。ICOMのアンテナンチューナーAH-4を使い、3.5MHzから50MHzにQRVしていました。AH-4は、1.9MHzでは、チューニングがとれないことになっていますが、ローディングコイルを入れるとチューニングができました。このアンテナで1年以上1.9MHzを運用した実績があります。

 確かに、長い本格的なアンテナに比べると受け、飛びとも劣りますが、十分楽しむことができました。要するに工夫次第で、トップバンドに出ることができるんです。各局もぜひチャレンジしてみてください。では、今年もトップバンドコンテストお会いしましょう。
 GL CONTEST!

                          HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治


基本に立ち返って無線を楽しもう
 2021年1月1日  巻頭言

 昨年12月5日(土)に開催した第12回FCWA CW QSOパーティには、多くの局に参加いただきありがとうございました。ログ提出局は137局(12月31日現在)とこれまでで最多になり、パーティは盛り上がりました。参加者の皆さんからもたいへん好評で、CW愛好家の皆さんに楽しんでいただいたようです。なお、パーティの集計結果は、当サイトに掲載します。集計ができるまで少々お待ちください。

 2020年を振り返って見ると、新型コロナウイルスのパンデミックにより、世界には暗雲が立ち込め未だに先が見えない状態が続いています。アマチュア無線の世界でも太陽活動の不活性化により、ハイバンドが聞こえない日が続いています。しかし、ここにきて太陽黒点も少しずつ増加し始めているようです。今年はサイクル25の立ち上がりの年になってくれるよう期待しております。

 コンディションが悪い時には、交信すること自体が難しくなります。しかし、交信できた時の喜びは倍増するものです。日頃からアンテナ・リグを整備し、丹念にワッチし、根気よくCQを出す。そんな地道な努力が結果に繋がります。昔からアマチュア無線の基本は、「ワッチに始まり、ワッチに終わる」と言われています。こんな時期だからこそ、基本に立ち返り「交信できた時の喜び」を求めて、今年も無線を大いに楽しみましょう。

では、今年もFB DX  FB CW

                     FQPマネージャー HP編集委員 JH7UBC 畠 惠治